イヤホンズの家族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/05 14:36 UTC 版)
双葉の弟 上京などせず、夢を諦め見ることなどせず、親と同居し地元で日常を頑張って、きちんとした会社に就職して毎日残業している、しっかり者の立派な弟。双葉が帰省した時に「親も齢だし楽をさせてやりたい」「社会人としてキャリアを重ねたい」「両親なんか自分たちの年齢の頃にはきちんと結婚してた」と双葉の精神的な部分をゴリゴリ削ぎ落とし心をグサグサ刺しまくる言葉を連発した(本人にしてみれば無自覚な世間話上の軽口であり、意図的にも双葉や父に良かれという純粋な善意で言っている)。 双葉のお父さん 双葉の選択に対して(本当はいろいろ言いたいはずだが)何も言わず、ただ娘の今後を案じて「東京でも体に気をつけろよ」と労りの言葉をかける父。10年以上、同じジャンパーのみを着続け、その背中も双葉の記憶よりも、とても小さく弱々しくなっている。最近は日々に飲む薬の量も増えたらしい。それでも双葉には何も言わずに大丈夫だからと寂しそうに笑う人物。 いちごのお父さん 声 - 伊藤健太郎 苦しい生活の中、男手ひとつでいちごを育ててきた立派な父。少女時代、娘にフリルのひとつも買って(その意味を分かって)あげられなかったことを悔やみつつ、優しくいちごの行く末を見守り応援する。時にいちごを応援するため自身に何らかの苦しみを背負い続け、無理がたたり倒れることもある。いちごの夢を応援し理解しようとしているが、いかんせんド田舎のオッサンである部分は否めず(CDなどでのいちごのセリフには軽トラを常用しているかのような表現がある)いちごのやっていることへの理解が足りず逆に無自覚に娘の足を引っ張ることが多い。原作同人誌版8巻では、なんと親族および職場の面々全員にイヤホンズ単独ライブのチケットを売りさばいた上で、貸切バスをチャーターしてチケット購入者を香川県から引きつれてイヤホンズのライブに赴き、同行者たちに舞台上のいちごを指して「あれがウチの娘なんですよ!」と必死にアピールしている。アニメ版では、いちごの回想にて初登場し、第12話ではイヤホンズ初の単独ライブに足を運んでいる(アニメ版では原作に存在したバスをチャーターし周囲の人物を引きつれてくる描写は無い)。 いちごの親戚たち 一族総出でいちごのツイッターをフォローして彼女を応援してくれる快い親戚たち。だが、良くも悪くも田舎在住の善意の人々であるため、いちごの「キャラ設定」には全く理解が無く、中にはそれに苦い顔をして苦言を呈する女性もいたりする。そのため、時に善意でそれを崩してしまうかのような描写(ツイッターや自身のフェイスブックに「まさに田舎のビンボーでわんぱくな子ども」だった頃のいちごの画像を載せたりする)がある。 小花 円美(こはな まるみ) 鈴の姉。25歳。鈴とは10歳年が離れている。Web版第141話で鈴によって存在が明かされ142話で本格的に登場する。社会的身分としては家事手伝いということになっているが、鈴いわく「家事は全部お母さんがやっている」ので、実質的にはニート同然の身の上のようである。声優として仕事をしている妹のことは誇らしく思っているが、その妹からは多少厳しい言葉を投げかけられている。同人誌版『2015 WINTER』にて就職するが、実はその職業は樹ヒナタファンクラブの事務職(早い話が広義における鈴の商売敵)であり、ヒナタの人気から職業に対しては職種も含めて守秘義務が課せられているため、家族である鈴に対しても、そのことを言うことができないでいる。 ヒナタファンクラブでは主に事務とライブ時における写真素材の作成を担当しており、その立場から(今まで妹の活動を見てきた事もあり)ヒナタの異変にいち早く気付いているが、一方で新入りであるがゆえに立場が弱く口出しが出来ずにいる。自身なりに必死にヒナタを気遣うが、酷使され続けていくヒナタの姿に手出しできずにもどかしい思いをし続ける。ヒナタの事は仕事に対する姿勢や考え方が「妹(鈴)に似てる」と考えており、それが負担にならないようにと、あるアドバイスをして、それが彼女の背中を押すことになる。 鈴のお母さん 声 - 佐藤聡美 引っ込み思案な鈴の将来を案じて(家が商売をしているため、家業を継がせるにしても商売が立ち行かなくなる)その矯正のために児童劇団に彼女を放り込んだ。基本的にそれ以外では鈴の意思を尊重してくれる優しい母親。
※この「イヤホンズの家族」の解説は、「それが声優!」の解説の一部です。
「イヤホンズの家族」を含む「それが声優!」の記事については、「それが声優!」の概要を参照ください。
- イヤホンズの家族のページへのリンク