イギリス陸軍と海兵隊の動きとは? わかりやすく解説

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イギリス陸軍と海兵隊の動き

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/25 06:29 UTC 版)

レキシントン・コンコードの戦い」の記事における「イギリス陸軍と海兵隊の動き」の解説

夕暮れ頃、ゲイジ将軍庁舎上級士官会合召集した。この場でゲイジダートマス伯爵命令届き植民地に対して行動すべきと言っていることを伝えたゲイジはさらに、その連隊の上佐官スミス中佐指揮執りジョン・ピトケアン少佐副官となることを伝えた会合午後8時半散会となったその後パーシー伯が植民地人の扮装をしてボストンコモン町の人々の中に紛れ込んだ。ある者の証言によれば、町ではイギリス軍兵士ただものではない動き議論向けられていた。パーシー伯がある人物にさらに発言促すと、彼は「イギリス軍目標を外すだろう」と答えた。「何の目標だ?」とパーシー伯は尋ねた。「コンコード大砲でなくてなんだろう」というのが答えだった。これを聞いたパーシー伯はすぐに庁舎帰ってゲイジ将軍に今聞いたかりのことを伝えたゲイジはこれを聞くと、第1旅団全員武装させ朝4時出発できる準備整えるよう命令した。 フランシス・スミス中佐率いられるイギリス軍正規700名は、ゲイジ占領軍13連隊の中の11連隊から選ばれていた。ピトケアン精鋭10軽装歩兵中隊を、ベンジャミン・バーナード中佐11擲弾兵中隊率いていた。その中隊の中から、スミスは第4、第5、第10、第18、第23、第38、第43、第47、第52、第59歩兵連隊ら抜き出した擲弾兵中隊特別攻撃部隊)および第1海兵隊大隊の約350名を率いた。この部隊を守る役目は約320名の軽装中隊素早く動け側面守り狙撃し偵察を行う部隊であった。これは、第4、第5、第10、第23、第38、第43、第47、第52、第59歩兵連隊および第1海兵隊大隊ら抜き出されていた。中隊にはそれぞれの中尉がいたが、多数大尉最後の瞬間に付け加えられた者であり、ボストン駐留軍の全連隊から集められた者達だった。 イギリス軍4月18日の夜9時に兵士起こし10時ボストン広場西端水辺集合させた。イギリス軍コンコード進軍しまた帰還した過程初めから最後まで恐ろしい経験となった渡し船には海軍バージ使われたが、座ることもできないくらい一杯詰め込まれた。現在のケンブリッジにあったフィップス農園上陸した時は真夜中で、腰の辺りまで浸かった装備陸揚げするための長い休止の後、約700名の正規兵は午前2時頃、コンコード向けた17マイル (27 km)の行軍始めた。この待っている間に、兵士達には予備弾薬、冷たい塩漬け豚肉堅い乾パン配られた。兵士達宿営予定無かったので重い背嚢背負っていなかった。食料入れ雑嚢水筒マスケット銃携行品など装備抱え、それに濡れて履き心地悪くなった靴にびしょぬれの服を着ていた。メノトミー(今日アーリントン)を通り過ぎるときに、田園地帯全体から警告物音聞こえたので、士官達は急襲機会失われたことを感じ取った午前3時スミス中佐ピトケアン少佐軽装歩兵10個中隊を連れてコンコード先乗りするよう命じた4時頃、スミス賢明ではあるが、少し遅きに過ぎた増援要請伝令ボストン送った

※この「イギリス陸軍と海兵隊の動き」の解説は、「レキシントン・コンコードの戦い」の解説の一部です。
「イギリス陸軍と海兵隊の動き」を含む「レキシントン・コンコードの戦い」の記事については、「レキシントン・コンコードの戦い」の概要を参照ください。

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