イギリス隊の崩壊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/03/31 08:10 UTC 版)
「プリンストンの戦い」の記事における「イギリス隊の崩壊」の解説
大陸軍の右手ではヒッチコックのニューイングランド連隊が一斉射撃を放って再度前進し、イギリス軍の側面に回ろうと脅かしていた。ライフル隊は緩りとイギリス兵を狙い撃ちしており、一方大陸軍砲兵隊はイギリス軍前線にブドウ弾を放っていた。この時点でヒッチコックが部隊兵に突撃を命じ、イギリス兵が逃げ始めた。イギリス隊はその大砲を救おうとしたが、民兵隊が突撃してきたので、モーフードは退却命令を出した。イギリス隊が郵便道路の方に逃亡し、大陸軍とワシントンがその後を追った。ワシントンは「すばらしい狐狩りだ、兵士達よ!」と叫んだ。大陸軍兵の幾らかが橋を越えて逃げるイギリス兵を遮るために郵便道路に群がったが、モーフードが銃剣突撃を命じ、大陸軍の前線を突破して橋を渡って逃亡した。大陸軍兵の幾らか、中でもハンドのライフル銃兵がイギリス兵の追撃を続行し、モーフードは竜騎兵にいくらか撤退のための時間を稼ぐよう命令した。しかしその竜騎兵も押し返された。大陸軍兵は夜が来るまでイギリス兵の追撃を続け、ある者は殺し、ある者は捕虜にした。幾らか経つとワシントンは馬を返してプリンストンに戻った。 町の外れでは、第55連隊がモーフードから退却して第40連隊と町で合流するよう命令を受けた。第40連隊は町の直ぐ外の谷の北側に陣地を構えた。第55連隊は第40連隊の左手に陣を布いた。第55連隊は進行して来る大陸軍の側面を衝くために小隊を派遣したが、それは粉々に打ち砕かれた。サリバンが数個連隊を送って谷を一掃させると、イギリス隊は胸壁のところまで後退した。イギリス隊は幾らか抵抗した後で再度後退し、ある者はプリンストンを離れ、ある者はナッソーホールに逃げ込んだ。アレクサンダー・ハミルトンが大砲を数門運んできてその建物を吹き飛ばさせた。続いて大陸軍兵が玄関に突入してドアを壊したので、イギリス兵は窓から白旗を掲げた。イギリス兵が建物か歩いて出てきて、その武器を置いた。
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