アルメリア公爵家の関係者
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「公爵令嬢の嗜み」の記事における「アルメリア公爵家の関係者」の解説
ルイ・ド・アルメリア アルメリア公爵家の当主にしてタスメリア国の宰相。アイリスの父。タスメリア国では筆頭公爵にあたる。ゲーム内ではアイリスに修道院への幽閉を命じていたが、アイリスとの会談により考えを変え、アイリスを名目は謹慎と称し、領主と同等の権限を与えた領主代行として領地へ移ることを命じる。アイリスの領地改革そしてアズータ商会で振るう手腕を評価しており、また信頼を置いている。 メルリス・レゼ・アルメリア アルメリア公爵夫人。アイリスの母。社交界の顔であり、メルリスが出席したパーティーを主宰した貴族は格が上がり、出席しなかったかすぐに帰宅されてしまうとその貴族の評判が下がるほどの影響力を持つ。スピンオフ小説『武家の嗜み』及び単行本第6巻では主人公を務める。実家は武門のアンダーソン侯爵家であり、幼少時には家風からか社交マナーなどより野山を駆けまわる事を好み、その出自による天稟ととある理由から研鑽を積んだ類い希なる武をも持っていたが、紆余曲折を経て社交界を自分の戦場と見定めた。 婚約破棄の事件においてはアイリスに同情的で、アイリスに不利益を起こした貴族のパーティーなどに出席しないという報復を行っている。また、自分の立場をわきまえずユーリとエドワードに加担しアイリスを断罪した息子のベルンには激怒しており、「馬鹿息子」と呼んでいる。王太后に可愛がられており、共に現王の側室であるエルリア妃を酷く嫌っており、本人がいないところでは「あの女」呼ばわりしている。 ベルン・ターシ・アルメリア アルメリア公爵家の長男。アイリスの弟。アイリスとは年子であったため学園には同じ学年で通っていた。成績は非常に優秀で学年一位の座に君臨しており、ゲームの設定ではクール属性として攻略対象の1人であった。 ユーリに夢中になっており、取巻きの一人と化している。第二王子のエドワードとは距離をおけという父の命を無視し、アイリスを学園追放する際も無碍に扱うなど公爵家としての責務も疎かになっていた。そのため、両親からは酷く呆れられており廃嫡寸前となっているほどであるが、その自覚すらない。しかし、姉が領主代行として働く様子を目の当たりにし、ユーリが語っていることが実の無い浪費に過ぎず、彼女に対して得ていた感情が自身の甘えに過ぎないと気づいたことから襟を正して父に教えを乞うようになる。 ガゼル・ダズ・アンダーソン タスメリア国の将軍にしてアンダーソン家の前当主。30年前のトワイル国との戦役においての英雄で、息子に当主を譲っていても国内への影響力は大きい。メルリスの父でアイリスの祖父にあたる。時折アルメリア領を訪れている。大の酒好きである。 セバス アルメリア公爵家の家令で筆頭執事。宰相を務め王都から離れられない公爵に代わり領政を行っていた。 レーメ アルメリア公爵家の領地にある図書館を管理する女性司書。元は孤児でありアイリスに拾われた一人。読書が好きなためか趣味が高じて司書となっている。 モネダ アルメリア公爵家の領地の商業ギルドに勤めていた副会計士。アイリスとの面談を経てアイリスの志に思うところがありギルドを辞めアルメリア公爵家に勤めることになる。元は孤児でアイリスに拾われた一人であり公爵家に勤めていたが、アイリスが学園に移る際にギルドへ移籍した。そのような事情もあり、当初はアイリスに恩義は感じていたものの、公私混同はせず話を聞くまでは無条件に協力することを良しとしなかった。 メリダ アルメリア公爵家の料理人で領地の館に勤めている。アイリスに拾われたうちの1人で、アイリスが立ち上げた商会『アズータ商会』の喫茶部門が立ち上がるとそちらに配属された。 セイ アルメリア公爵家の家令で執事見習い。執事をしていたセバスの補助を行っていたが、セバスによって執事への昇格が決まった。アイリスが学園に行った後にさらに努力を重ね仕事への能力が上がったという。アイリスに拾われた一人でもある。 ディーン アルメリア公爵家の領地の商業ギルドから臨時にアルメリア公爵家に雇い入れられた。綿密かつ正確明瞭な資料が手元に届いたことでアイリスからその手腕が注目されていたが、横領の報告書が上がってきたため、アイリスと直に相対することとなった。その後、アイリスから常勤として契約して欲しいと望まれたが、一身上の都合により断り、短期契約でアルメリア公爵家に勤めることになった。
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