アルメレ・シティFCとは? わかりやすく解説

アルメレ・シティFC

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/08 06:20 UTC 版)

アルメレ・シティFC
原語表記 Almere City Football Club
愛称 De Zwarte Schapen (The Black Sheep)
クラブカラー    
創設年 1972年
所属リーグ エールステ・ディヴィジ
ホームタウン フレヴォラント州アルメレ
ホームスタジアム
ヤンマー・スタディオン
収容人数 4,501
代表者 レスレイ・バンベルハー
監督 イェルーン・ライスダイク
公式サイト 公式サイト
ホームカラー
アウェイカラー
サードカラー
テンプレート(ノート)サッカークラブPJ

アルメレ・シティFCAlmere City Football Club)は、オランダの中部、フレヴォラント州の都市アルメレを本拠地とするサッカークラブである。2025-26シーズンはエールステ・ディヴィジに登録されている。旧名「FCオムニワールド」。

歴史

1900年代

1972年創立。この年、DWSBlauw-Witが合併してFCアムステルダムとなった。 その後、1980年に本拠地をアムステルダムからアルメレに移すことになり、それに伴いクラブ名を「Sporting Flevoland」に変更した。

1997年、名称を「FCオムニワールド」に変更。2005年、ようやくFCオムニワールドのプロ化が承認され、エールステ・ディヴィジへと参入することになった。初の公式戦は2005年8月12日のBVフェーンダムとの試合になるはずであったが、キックオフ前に大雨のせいで試合は延期となってしまった。

アルメレ・シティFC

2010年3月、名称を現在の「アルメレ・シティFC」に変更[1]。11月16日、クラブの株を「Kroonenberg Groep」が100%購入し、アルメレ・シティのスタジアムも同グループの保有物となった。

2010-11シーズン、アルメレ・シティはリーグ戦を18位で終了し、リーグ最下位となってしまった。FCオストゥヴェーデ・ディヴィジからの昇格を要求したため、アルメレ・シティの降格が決まりかけたが、2011年6月8日にRBCローゼンダールが破産し、3部降格処分となったことでアルメレ・シティの降格は消滅した。

2017-18シーズン、昇格プレーオフで第一ラウンドでMVVマーストリヒトを準決勝でローダJCに競り勝ち、勝てば史上初のエールディヴィジ参入というデ・フラーフスハップとのプレーオフ決勝に臨んだアルメレ・シティだったが、89分まで1-0とリードしていたのにもかかわらず、痛恨のPKを献上し、延長戦で逆転された。これにより、アルメレ・シティ史上初の1部参戦はなくなった。

2018-19シーズンからスタジアムの芝を13年間使用した人工芝からより品質の高い天然芝に変更した。[要出典]

アルメレという土地柄、クラブの歴史は他のオランダのクラブに比べて浅いが、アヤックス・アムステルダム所属のユルヘン・エケレンカンプや元オランダ代表のフィンチェント・ヤンセンなど、多くの有望選手を輩出している。

アヤックスの提携クラブということもあり、指導者の多くはアヤックスから派遣されている。[要出典] 

2022-23シーズン、エールステ・ディヴィジのレギュラーシーズンを3位で終え、プレーオフを制してエールディヴィジ初昇格を達成した。

2024-25シーズンはエールディヴィジ最下位でエールステ・ディヴィジ降格となった。

2025年7月7日、本拠地アルメレ・シティ・スタディオンの施設命名権を取得しているヤンマーがアルメレ・シティFCを買収することが発表された。不動産デベロッパーのクローネンベルフグループ (Kroonenberg Groep) との間でクラブの全株式とスタジアムの買収に関する契約を締結しており、王立オランダサッカー協会 (KNVB) のプロサッカーライセンス委員会の承認を経て、正式に買収が成立する見込みである[2]

獲得タイトル

国内タイトル

なし

国際タイトル

なし

過去の成績

Eerste Divisie
シーズン ディビジョン KNVBカップ
リーグ 順位
2005-06 エールステ・ディヴィジ 38 7 8 23 50 87 29 19位 2回戦敗退
2006-07 エールステ・ディヴィジ 38 11 8 19 55 82 41 16位 1回戦敗退
2007-08 エールステ・ディヴィジ 38 11 14 13 56 55 47 13位 3回戦敗退
2008-09 エールステ・ディヴィジ 38 8 6 24 50 65 30 20位 3回戦敗退
2009-10 エールステ・ディヴィジ 36 11 7 18 40 65 40 14位 2回戦敗退
2010-11 エールステ・ディヴィジ 34 8 7 19 46 84 25 18位 3回戦敗退
2011-12 エールステ・ディヴィジ 34 11 7 16 52 62 40 13位 3回戦敗退
2012-13 エールステ・ディヴィジ 30 10 1 19 41 67 31 13位 2回戦敗退
2013-14 エールステ・ディヴィジ 38 11 8 19 49 65 41 18位 2回戦敗退
2014-15 エールステ・ディヴィジ 38 13 9 16 64 63 48 10位 3回戦敗退
2015-16 エールステ・ディヴィジ 36 14 8 14 68 66 50 8位 3回戦敗退
2016-17 エールステ・ディヴィジ 38 17 8 13 74 66 59 8位 2回戦敗退
2017-18 エールステ・ディヴィジ 38 15 7 16 70 76 52 9位 2回戦敗退
2018-19 エールステ・ディヴィジ 38 19 5 14 60 63 62 7位 2回戦敗退
2019-20 エールステ・ディヴィジ 29 13 5 11 44 42 44 9位 1回戦敗退
2020-21 エールステ・ディヴィジ 38 22 9 7 75 48 75 4位
2021-22 エールステ・ディヴィジ 38 11 8 19 57 69 41 14位
2022-23 エールステ・ディヴィジ 38 21 7 10 58 41 70 3位
2023-24 エールディヴィジ 34 4 10 20 23 64 22 18位

現所属メンバー

2023年12月29日[3]現在 注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
1 GK ノルディン・バッカー英語版
2 DF シェレル・フロラヌス ()
3 DF ジョーイ・ヤーコプス英語版
4 DF ダミアン・ファン・ブルッヘン英語版
5 DF ロイク・エンベ・ソー ()
6 MF アルヴァロ・ペーニャ英語版
8 MF ダニー・ポスト ()
9 FW トーマス・ロビネ英語版
10 MF ランス・ダイフェスタインオランダ語版
11 FW ヤン・キタラ英語版 ()
14 MF パスク
15 MF ペール・コープマイネルス
17 FW コルネリウス・ノルマン・ハンスン英語版
18 GK サミュエル・ラドリンガー英語版
No. Pos. 選手名
19 FW ヨアン・キャサリン英語版
20 DF ハムディ・アクジョビ英語版
21 MF ミラン・コリン英語版
22 DF テオ・バーベット英語版
23 DF マネル・ロジョ英語版
24 FW フェズ・マティオル英語版 ()
25 DF クリストファー・マメンギ英語版 ()
26 GK スタイン・ケラーオランダ語版 ()
27 FW ラジーヴ・ファン・ラ・パラ ()
28 MF スタイェ・レシンクオランダ語版
29 FW ブラッドリー・ファン・フーフェン英語版
36 MF マルセレンシオ・エサヤス英語版 ()
39 MF ヨヘム・リトメーステル・ファン・デ・カンプ英語版

現監督

  • イェルーン・ライスダイク

ローン移籍

  • in

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
5 DF ロイク・エンベ・ソー (ノッティンガム・フォレストFC) ()
11 FW ヤン・キタラ英語版 (ル・アーヴルAC) ()
15 MF ペール・コープマイネルス (AZアルクマール)
No. Pos. 選手名
18 GK サミュエル・ラドリンガー英語版 (FKアウストリア・ウィーン)
19 FW ヨアン・キャサリン英語版 (FCロリアン)
  • out

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
-- FW ジェレディ・ヒルターマン英語版 (ヴィレムII) ()
No. Pos. 選手名
-- DF トーマス・ポール英語版 (SCカンブール)

歴代監督

  • ヨニー・レップ 1996-2001
  • ペーター・ブーフェ 2007-2009
  • ヘンク・ウィスマン 2009-2011
  • ディック・デ・ブール 2011-2012
  • エドウィン・ファン・アンケレン 2012
  • フレッド・グリム 2021-2015
  • マールテン・ステケレンブルフ 2015
  • マルコ・ヘーリング 2015
  • ジャック・デ・ヒーア 2016-2018
  • ミチェレ・サントーニ 2018-2019
  • オーレ・トビアセン 2019
  • ロバート・モレナー 2019
  • オーレ・トビアセン 2019-2021
  • イェルーン・ライスダイク 2021
  • ヘルトヤン・フェルベーク 2021
  • アレックス・パストール 2022-2024
  • ヘドヴィヘス・マドゥロ 2024
  • イェルーン・ライスダイク 2025-

歴代所属選手

GK

DF

MF

FW

脚注

  1. ^ Omniworld wordt Almere City” (オランダ語). telegraaf.nl (2010年3月15日). 2020年6月13日閲覧。
  2. ^ Yanmar tekent overeenkomst voor overname Almere City FC』(プレスリリース)アルメレ・シティFC、2025年7月7日https://almerecity.nl/business/yanmar-tekent-overeenkomst-voor-overname-almere-city-fc/2025年7月7日閲覧 
  3. ^ Spelerslijst 2023-2024” (オランダ語). Almere City FC. 2023年12月29日閲覧。

外部リンク


アルメレ・シティFC

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 21:30 UTC 版)

「アルメレ・シティFC」の記事における「アルメレ・シティFC」の解説

2010年3月、名称を現在の「アルメレ・シティFC」に変更11月16日クラブを「Kroonenberg Groep」が100%購入し、アルメレ・シティのスタジアムも同グループ保有となった2010-11シーズン、アルメレ・シティはリーグ戦18位で終了しリーグ最下位となってしまった。FCオストゥヴェーデ・ディヴィジからの昇格要求したため、アルメレ・シティの降格決まりかけたが、2011年6月8日RBCローゼンダール破産し3部降格処分となったことでアルメレ・シティの降格消滅した2017-18シーズン昇格プレーオフ第一ラウンドMVVマーストリヒト準決勝ローダJC競り勝ち、勝てば史上初のエールディヴィジ参入というデ・フラーフスハップとのプレーオフ決勝臨んだアルメレ・シティだったが、89分まで1-0リードしていたのにもかかわらず痛恨PK献上し延長戦逆転された。これにより、アルメレ・シティ史上初の1部参戦なくなったしまった。 2018-19シーズンからスタジアム13年間使用した人工芝からより品質の高い天然芝変更したアルメレという土地柄クラブの歴史は他のオランダクラブ比べて浅いが、アヤックス・アムステルダム所属ユルヘン・エケレンカンプや元オランダ代表のフィンチェント・ヤンセンなど、多くの有望選手排出している。 アヤックス提携クラブということもあり、指導者多くアヤックスから派遣されている。

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