みずとんぼとは? わかりやすく解説

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みず‐とんぼ〔みづ‐〕【水蜻蛉】

読み方:みずとんぼ

ラン科多年草湿地生え、高さ3050センチ線形2、3つく。9月ごろ、緑白色の花を総状につける唇弁三つ裂けて十字状をし、長い距(きょ)が下に垂れる。


特定非営利活動法人 みずとんぼ

行政入力情報

団体名 特定非営利活動法人 みずとんぼ
所轄 川崎市
主たる事務所所在地 川崎市高津区溝口5丁目1番7号
従たる事務所所在地
代表者氏名 三瓶 憲一
法人設立認証年月日 2022/02/09 
定款記載され目的
 この法人は、地域子育てをする家庭中心とした広く一般市民に対して保育園運営子育てに関する支援保育教育関係者連帯支援に関する事業行い、子どもの健全な育成社会福祉増進ゆとりのある子育て環境づくり寄与することを目的とする。 
活動分野
保健・医療福祉     社会教育     まちづくり    
観光     農山漁村中山間地域     学術・文化芸術スポーツ    
環境保全     災害救援     地域安全    
人権・平和     国際協力     男女共同参画社会    
子どもの健全育成     情報化社会     科学技術振興    
経済活動活性化     職業能力雇用機会     消費者保護    
連絡助言援助     条例指定    
認定
認定・仮認定
認定   認定   旧制度国税庁)による認定   認定更新中  
PST基準
相対値基準     絶対値基準     条例指定()    
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ミズトンボ

(みずとんぼ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/07/27 05:35 UTC 版)

ミズトンボ
ミズトンボの花序
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 単子葉類 Monocots
: キジカクシ目 Asparagales
: ラン科 Orchidaceae
: ミズトンボ属 Habenaria
: ミズトンボ H. sagittifera
学名
Habenaria sagittifera
和名
ミズトンボ(水蜻蛉)

ミズトンボ(水蜻蛉、Habenaria sagittifera)とは、ラン科ミズトンボ属(Habenaria)に属する球根性の多年草。北海道南端から九州の日当たりの良い湿地に生える。和名は「水気のある場所に生え、花の形状がトンボを連想させる草」の意であろうが、命名の由来については詳細不明。

特徴

7月から9月頃に緑白色の総状に多数つける。花期になると茎は単立して高く伸び、40cmから時には80cmにも達する。花期は産地によって異なり、栽培下で同一条件で栽培した場合でも南方のものほど遅く咲く。本種以外でも分布が南北に広がるハバナリア近縁属(サギソウダイサギソウ、その他の外国種などでも)は、早咲き系統と遅咲き系統で2ヶ月程度は開花時期が異なることがしばしばあり、自生地と栽培地の気候が著しく異なる場合は自然気候で管理すると正常な生育・開花は困難になる。花径は15mm前後、萼片は後ろにねじれて背部で接する。唇弁は緑色で、十字架型の特異な形をしている。は長さ15mm前後で下に下がり、先端が丸くふくらむ。形は面白いが、全体に緑っぽいので目立つ花ではない。

は線型で、サギソウよりも細くて長い。地下には線状のが少数ある。また短い地下茎を伸ばし、その先端に新球根をつくる。新球根は通常は1個だが、栄養状態が良い場合には2本目の地下茎が出て小球根を作ることもある。秋になると地上部は枯れ、球根だけで年を越す。落葉時期も産地が北のものほど早く、南方のものほど遅くなる。

栽培

花が珍奇なので山野草として栽培対象にされることがあり、専門業者の通信販売リストにしばしば載る。しかしサギソウと異なり栄養繁殖は難しく、かといって高価な植物ではないので実生増殖してもコスト的に見合わない。そのため絶滅危惧種であるにもかかわらず、野生採集個体が販売されている。自然保護の観点からは本種の入手・栽培は望ましいことではない。

ウチョウランエビネも野生型は増殖しても採算がとれないが、それらの場合は個体変異が激しい植物であったため、高い価格で販売できる希少個体・優良個体を増殖することで商業化が可能となった。ところが本種では変異個体がまったくと言ってよいほど見つかっておらず、営利的な増殖事業は今後も成立しないと思われる。

北方系の個体は暑さに弱く、高温過湿の環境では根元から腐って倒れる。生育サイクルも寒冷地に適応しているため、暖地では変な時期に芽を出して枯れてしまうことがある。南方系の系統でも、増殖率が低くウイルス耐性も高くないうえ、後述のように実生更新も容易ではないので長期維持は難しい。

保護

自生地の開発と園芸採集のため野生個体は減少しつつあり、保護が試みられている場所もある。 しかし本種は近親交配が進むと近交弱勢がおこり、稔性も著しく低下するため、ある程度の個体数が維持されなければ継続した繁殖はできない。無菌播種は可能であるが、特定個体のみを増殖すれば遺伝子多様性は減少する。人工増殖個体の自生地への植え戻しなどをすれば、結果的に絶滅を早める可能性もある。 そのため現実的には、まだ野生個体数が保たれているうちに自生地を保全していく以外に対応策が無い。

なお近年、個体数が著しく減少した野生生物では全個体の遺伝子型を解析し、遺伝子型の異なる個体同士を選んで交配することにより、人為的に遺伝子多様性を高めていくことが「技術的には」可能になっている。[1]しかしながらミズトンボ類では栽培自体がそれほど容易ではなく、現時点では(特殊な栽培技術を有する、ごく一部の民間生産業者を除いて)安定して人工増殖できる施設というものが存在しない。そのため遺伝的要素を確認しつつ増殖を進められる知見と、机上の計画ではなく実用レベルで栽培増殖できる技術、その両条件を同時に満たしうる圃場は今のところ用意されていない。

Status

絶滅危惧II類(VU)環境省レッドリスト

類似種

花が白色で大型のオオミズトンボ(H.linearifolia絶滅危惧IA類(CR)環境省レッドリスト)が朝鮮半島、中国の中・北部、沿海州などに分布し、日本でも関東、石川県以北で自生がみられるが、希少すぎて事実上採集が不可能のようで、野生採集個体が流通することはほとんど無い。ミズトンボを小型化したような亜種ヒメミズトンボ(H.l.var. brachycentra絶滅危惧II類(VU)環境省レッドリスト)が北海道、ヒメミズトンボより距が長いオゼノサワトンボ(ヒメミズトンボと同種とされることも多い)が北海道と尾瀬で見られる。こちらは小型で地味なので園芸価値に乏しく、やはり販売されない。

これらのミズトンボ類はサギソウと交配可能だが、交雑種はほぼ不稔に近い状態になる。サギソウとミズトンボの交雑種は、野生ラン趣味家として著名であった鈴木吉五郎氏が大正時代末に人工交配(鉢蒔き実生)で作出、英国王立園芸協会のラン科植物交配種登録(サンダーズリスト)に1956年に登録され(現在の登録名はPectabenaria Yokohama)、その後、前川文夫「原色日本のラン・日本ラン科植物図譜」(1971年)においてスズキサギソウ(当時の記載はHabenaria Yokohama)と名づけられた。またスズキサギソウには野生下で発見されたとされる個体もあり、栽培品として現存(2016年現在)するが、(一般基準では)栽培がそれほど容易でないため増殖普及していない。

外部リンク

  1. ^ 絶滅危惧植物の全個体ジェノタイピングに基づく生物多様性保全に関する研究


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