平和主義
「平和主義」とは、「平和を理想として追求する立場」および「暴力や武力を用いることをよしとせず、あくまでも平和的に物事を進めようとする考え方や取り組み方」を意味する語。
利害の対立する相手に対しても暴力に訴えることはなく、恫喝や脅迫などの手段を用いることもなく、協議や交渉などの非暴力的かつできるだけ穏便な方法で解決を図ろうとする姿勢、これが平和主義である。
日本国憲法では「恒久の平和を念願し」(憲法前文)、「正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し」(憲法第9条)、戦争と武力とを永久に放棄して国の交戦権を認めない(同)としている。この立場を指して平和主義と呼ぶことも多い。
平和主義(へいわしゅぎ)
憲法9条は、日本は対外戦争を行わないという条項だ。これに基づき、日本は戦力を持たない。憲法の三大原則のひとつ「平和主義」を定める。
戦前の日本には徴兵制という制度があった。これは、満20歳に達したすべての男子に兵役の義務を課すものだ。そして、この軍を使い、中国や朝鮮半島で、日本は侵略政策を採った。また、1941年12月8日には、日本海軍が真珠湾を攻撃し太平洋戦争がはじまった。
これは非常に悲惨な戦争で、1945年8月15日の敗戦までに多くの犠牲者を出した。それで、この事実を反省し、第二次大戦後、日本は戦争を一切やめようと決めたのだ。これが「戦争放棄」だ。
(参考)憲法第9条戦争放棄、軍備及び交戦権否認
(1)日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇叉は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
(2)前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
(2000.11.08掲載)
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