ではとは?

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で‐は【出端】

《「でば」とも》外へ出るきっかけ

跳ね返されて、—を失って、ごうと吼(ほ)えている」〈漱石坑夫

《「でば」とも》外出する手段交通の便。

「わざわざこんな—の悪い処へ引込んで」〈荷風腕くらべ

能で、神・鬼精・霊などの後ジテツレ登場するときに用い囃子(はやし)。

歌舞伎で、主役などの登場また、その際所作下座音楽

舞踊的な芸能で、登場するとき、また、退場するときの舞踊・音楽など。出羽。⇔入端(いりは)。

《「でば」とも》ちょうど出るおり。出しな出ばな

あれあれ、いま月の—ぢゃ」〈和泉流狂・吹取り〉


て‐は

連語接続助詞「て」+係助詞「は」。上に付く語によっては「では」とも》

危惧不都合などの感情もたらす条件仮定して示す。…たら。「けが人が出ては大変だ」「死んではなんにもならない

反駁(はんぱく)・感心などの強い感情もたらす原因となる条件を示す。…たからには。「そこまで言われては黙っていられない」「これだけやっつけられては反論する気も起きない」

二つ動作作用などが対になって繰り返される意を表す。「幼い頃は電車見て喜んでいた」「姉はいつも洋服を脱いでは着て楽しんでいる」

その条件のもとでは必ず、または常に同じ結果になる場合の、その条件を示す。「慢心していては勝てない」「せいては事を仕損じる」「遊んではよい成果が得られない」

(「…てはみる」の形で)よい結果期待できない、あるいは自信がもてない状況のもとで、あることを行う意を表す。「考えてはみるよ」「修理してはみるけれど完全に直るかどうか

多く「…てはどうか」の形で)ある事柄をするよう勧める意を表す。「書いてみてはどうだろう

[補説] うちとけ会話では「ちゃ」「じゃ」「ちゃあ」「じゃあ」となることもある。


で‐は

連語

【一】断定の助動詞「だ」の連用形係助詞「は」》判断前提を表す。…であるとすれば。…だと。「では中止になる」「彼ではだれも承知しないだろう」

【二】格助詞「で」+係助詞「は」》…で。…においては。…を用いては。「今日では問題にされない」

【三】接続助詞「で」+係助詞「は」》未然形に付く。

㋐…ずには。…ないでは。…なくては

「さぶらは—あしかりぬべかりけるを」〈源・行幸

㋑(「ならでは」の形で)…のほかには。…以外には。

「かかる世の古事(ふるごと)なら—、げに何を紛ることなきつれづれ慰めまし」〈源・

【四】⇒ては連語


で‐は

[接]《「それでは」の略》

前述事柄を受けて、それをふまえて次の事柄を導くときに用いる。それなら。「では、そうします」

区切りをつけて、物事始めたり終えたりすることを示す。「では始めよう」「ではこれまで」「ではさようなら」


で‐は

1

[一] 打消の意を含む接続助詞「で」に、係助詞「は」の付いたもの。…なくては

*竹取(9C末‐10C初)「深き心ざしを知らでは、あひがたしとなむ思ふ

[二] 断定の助動詞連用形「で」に、係助詞「は」の付いたもの。…であっては。…だと。じゃ(あ)。

平家13C前)九「平家の侍どもといくさして死なんとこそおもひつれ共、此御きそくではそれもせんなし

[三] 格助詞「で」に、係助詞「は」の付いたもの。…においては。…によっては。じゃ(あ)。

平家13C前)七「我等はさすが東国では皆、人にしられて名ある者でこそあれ

2接続〕 (「それでは」の略)

前の事柄を受け、その事ふまえた上で後の事柄が生ずることを示す。それなら。

浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉三「遂に下宿決心して宿所を出た。ではお勢の事は既にすっぱり思切ってゐるか、といふに」

別れ際あいさつのことばなどの冒頭用いる語。前の事柄と直接の関係はない。それでは。

三四郎(1908)〈夏目漱石〉一「では御大事にと、女に挨拶をして元気よく出て行った」

話題転換するときに用いる語。前の事に対して区切りをつけて、挨拶切り出したり、新たな話題切り換えたりする。

河童(1927)〈芥川龍之介〉一四「しかしそれ以上の説明あなたに不必要に違ひありません。では五番目の龕の中を御覧下さい

[補注](一)用法で、(二)(三)との境界は必ずしも明らかにし難い


で‐は【出端】

〔名〕

出かけるとたん。出ばな。出ぎわ。出しな

俳諧崑山集(1651)五「一せいははやしのてはか郭公(ほととぎす)〈定房〉」

② (「でば」とも) 出るてがかりきっかけ。出るのによいおり、また場所。

歌舞伎芽出柳緑翠松前(1883)大詰夜廻りをなす中間共に見咎められて出端(デハ)を失ひ」

③ (「でば」とも) 出るための便。地の利

都会(1908)〈生田葵山〉不安「万世橋際がいい。何処へ往くにも出端(デハ)がいいから

④ 能で、後シテ、または後ツレ登場する際に奏する囃子(はやし)。大鼓小鼓・笛と太鼓演奏する。神(「高砂」「春日龍神」など)・鬼(「殺生石」など)・精(「老松」など)・霊(「融(とおる)」「砧」など)等の登場広く用いるが、人間化身登場には用いない。

申楽談儀(1430)能の色どり「後のではの、はしがかり、さしごゑ、一せいよりうつる所は、わきのしてのもの也」

(5) 歌舞伎で、主役登場また、その際舞踊。あるいは、伴奏囃子浄瑠璃

評判記役者評判蚰蜒(1674)今村久米之助「ことさらはしがかり出はなどの、あっぱれ見事さ」


では

大阪弁 訳語 解説
では では、じゃ 「で」+「は」。後に可能の打ち消しを伴う。工場このままではあかんわ、月収5万円ではやっていかれへんわ、仕送りなんかもしてたらなおさらやっていけるわけあれへんやろ。次項の「や」と使い分ける




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