じゅうりょくはとは? わかりやすく解説

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重力波

読み方:じゅうりょくは
英語:gravitational wave

物体加速度運動を行う時に重力はたらきで発せられる波動一種。「時空の波」あるいは「時空の音」と比喩されることがある

重力波は、物理学者アルベルト・アインシュタイン一般相対性理論の中で予言したが、これまで直接検出された例はなく、その存在裏付ける証拠十分に得られていない。光を含む全ての電磁波は「光子フォトン)」という粒子により媒介されるが、重力波はそれと異なる「重力子グラビトン)」によって媒介されているといわれている。2014年現在重力子存在実験的に明らかにされていない

重力波は極めて小さいことから、地球上で人工的に作り出したり、地球上現象から検出することは不可能とされている。仮に、天体のような巨大な物体が、光速に近い速度加速度運動行ったとしても、重力波の振幅はごく小さいと予想されている。レーザー干渉計などを用いて天体現象由来する重力波を検出する試み世界各地行われている。日本では岐阜県飛騨市大型低温重力波望遠鏡LCGT)が建設されており、「かぐら(KAGRA)」の愛称つけられている。

重力波を検出する戦略一つとして宇宙の誕生に伴う急激なインフレーション伴って発生したとされる原始重力波」の検出目指されている。2014年3月米国スタンフォード大学ハーバード大学などの研究グループが、原始重力波存在を示す証拠発見した発表した具体的には、南極BICEP2望遠鏡用いて宇宙マイクロ波背景放射CMB)の偏光に「Bモード」と呼ばれる渦状パターン見られることを確認したことにより、重力波の作用およびインフレーション観測的証拠示されたとされた。

関連サイト
KAGRA 大型低温重力波望遠鏡

じゅうりょく‐は〔ヂユウリヨク‐〕【重力波】


重力波(じゅうりょくは)gravity wave

重力復元力とする水面を伝わる波をいう。周期短くなり、0.1程度になると表面張力効果無視できなくなり逆に長くなって慣性周期を越すと地球の自転効果コリオリの力無視できなくなる。重力波の性質は、波長水深の比により深水波浅水波中間波に分けられる有限振幅の非線型波はアーセル数Uにより分類でき、U≫1でストークス波、U≒1でクノイド波・孤立波、U≪1では周期的な波は無く段波ボアー)だけが波形変えない波となる。


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