れんせい‐ブラックホール【連星ブラックホール】
連星ブラックホール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/08/03 00:25 UTC 版)
「4C 37.11」の記事における「連星ブラックホール」の解説
4C 37.11は、他の多くの銀河と同じく、中心部に超大質量ブラックホールを持つが、そのブラックホールは連星関係にある。4C 37.11の連星ブラックホールは、合計の質量が太陽の約1500万倍もあり、銀河系の中心部にあるブラックホールの3.5倍の質量を持つが、ブラックホール同士の距離はわずか24光年しか離れていない。これは、確実に連星系であると判明している超大質量ブラックホールの中では、最も近い距離にある連星ブラックホールである。4C 37.11の場合は、非常に接近した2つの強力な電波源として分離して観測された。ブラックホールは、互いの重心を15万年かけて公転していると考えられている。 4C 37.11のような超大質量ブラックホールの連星は、銀河同士の合体によって生じると考えられている。
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