さだまさしとの関係
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「鶴瓶の家族に乾杯」の記事における「さだまさしとの関係」の解説
もともと本番組は、さだまさしにNHK側から「さだと、さだがコンサートで行く地域の人々とふれあう姿をテレビにしたら面白いのでは」という発想のもと番組化され、さだの友人である笑福亭鶴瓶との二人旅という形で始まった。1995年8月に特別番組『素晴らしきニッポン さだ・鶴瓶のぶっつけ本番二人旅』として放送。当初はさだがメイン、鶴瓶はさだの旅のパートナーとして番組にかかわっていた。第1回は、さだが村の歌を頼まれて作ったが村自体への訪問はないという岐阜県谷汲村を訪ねるというものだった。『さだ&鶴瓶』では3回(谷汲村、三重県美杉村、熊本県湯前町)放送した。さだが作った谷汲村の歌「風の谷から」の歌詞は「終着駅を降りたら」で始まるが、『さだ&鶴瓶』の行き先は、いずれも鉄道の終着駅があるという条件で選ばれていた(なお、第1回の名鉄谷汲線は2001年に廃止されている)。 1995年8月16日「素晴らしきニッポン さだ・鶴瓶のぶっつけ本番二人旅」岐阜県谷汲村 1995年11月23日「素晴らしきニッポン さだ・鶴瓶のぶっつけ本番二人旅」三重県美杉村 1996年2月22日「素晴らしきニッポン さだ・鶴瓶のぶっつけ本番二人旅」熊本県湯前町 さらに、鶴瓶と内海好江、大島智子の3人旅で特番「鶴瓶のにっぽん家族に乾杯」を放送。舞台は岡山県牛窓町。その後、現タイトルで1997年3月から月1回レギュラー化、4月には『土曜特集』枠内での放送が始まった。 1996年9月16日(月)「鶴瓶のにっぽん家族に乾杯」岡山県牛窓町(内海好江、大島智子)特番 1997年3月1日(土)『鶴瓶の家族に乾杯』西之表市種子島(前川清)このタイトルでの第1回目、月1レギュラー 1997年4月26日(土)『鶴瓶の家族に乾杯』広島県上下町(さだまさし)土曜特集枠にて以後月末 『土曜特集』での第1回は、特番時代メインのさだと鶴瓶の二人旅だった(その後も『土曜特集』時代初年度は合計3回はさだと鶴瓶の二人旅)。しかし、さだのスケジュールの都合で定期的な出演が困難になり、さらにはさだが出演そのものを固辞したため、鶴瓶とゲストとの旅という今の形に落ち着くこととなる(さだはその後2000年、2003年、2005年、2021年にゲスト出演している)。さだは、以後も番組の主題歌「Birthday」を歌っている。 『NHK年鑑』には番組の開始は1997年と書かれている。2005年7月15日の鹿児島県喜入町の回では、鶴瓶がさだそっくりな一般人を見つけて、以後の旅にずっと連れて歩いた。 なお、さだは現在、NHK総合でほぼ月1回深夜に放送されている『今夜も生でさだまさし』のメインパーソナリティーを務めているが、同番組は『家族に乾杯』の構成作家である井上知幸が構成作家兼アシスタントを担当しているほか、小野文惠もコントVTRなどに不定期で出演している。2008年元日の放送では、オープニングで『第58回NHK紅白歌合戦』の白組司会を終えた鶴瓶が出演した。鶴瓶は自分が紅白の司会に決まると真っ先にさだに「Birthday」を歌うように頼んだといい、紅白では「Birthday」に合わせて画面には『家族に乾杯』(『さだ&鶴瓶』時代と思われる)でのさだと鶴瓶の映像が放送された。2009年秋の放送ではさだが画面から「(正月の番組は)小野さんのスケジュール待ちです」と呼びかけ、2010年元日の番組に小野は、実家へ帰省する切符をキャンセルして出演した。2012年元日は、小野は帰省中にもかかわらずこの番組のために大阪へ往復した。 2011年5月23日と30日の放送では、再会編として東日本大震災で被災した宮城県石巻市を再訪。この時、パートナーとしてさだまさしが同行し、6年ぶりに「さだ+鶴瓶」による家族に乾杯が実現した。 2015年7月6日と13日の放送では、さだの青年時代を描いたドラマ『ちゃんぽん食べたか』でさだの役を演じた菅田将暉がパートナーとしてさだの出身地を巡り、さだがVTR出演した。 2021年5月24日と6月7日の放送では、千葉県を訪れ、「ゴールデンコンビ復活SP さだまさしと千葉で春探し」と題し、久々のさだ・鶴瓶のコンビ復活が実現した。
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