くのいち忍軍
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/03 23:11 UTC 版)
代々続いた忍者たちは現代においては仕える主君を持たず、自主独立の組織として裏社会で暗躍している。特にくのいち達は高められた魅了能力で政財界のVIP達を籠絡し、意のままに操ることを主な任務としている。中でも特に優秀なくのいちは黄道十二星座になぞらえた最上級階位である「十二宮」のメンバーになる。此花一族は忍者の御三家のひとつでもあり、恋華と咲耶姫の母親(故人)は「処女宮(おとめ座)」のくのいちであったが、正式な後継がなされていないため現在は空位となっている。また、相互の連絡と交流は秘密の専用コミュニティ『忍.net』を利用するなど、現代的な情報効率化もなされている。 此花 恋華(このはな れんげ) 本作のヒロインであるくのいち見習いの少女。年齢はおよそ9~10歳。頭領から幼年学校卒業の追試課題として、思春期の少年の自慰行為の実態を調査中。妹くのいちとしてあらゆる策と忍法を弄して薫を虜にしようとするも、せっかちで強引な毒舌はツンデレの魅惑に至らずデレツンになり、また薫の性癖にも対応しきれず膠着状態のまま、単純に妹扱いしかされないため悪戦苦闘している。 此花一族の女子が代々にわたって有する天性の魅了能力「華気(かき)」が受け継がれなかったため、不遇の落ちこぼれ忍者であることにコンプレックスを持ち続けているが、根は気丈でひたむきな性格。弟の咲耶姫には嫉妬からやや冷たく接しているが、本心から嫌ってはおらず、また弟のM気質ゆえに懐かれている(本人は気づいていない様子)。 此花 咲耶姫(このはな さくや) 内閣総理大臣をはじめ、数々のVIP男性を籠絡するS級くのいちで「処女宮」襲名の有力候補だが、実は恋華の双子の弟。 幼少の頃に死別した母の「華気(かき)」を受け継いでおり、男の娘ながらも見る者全てを無条件に虜にする天性の魅了能力を持つも、殆ど無意識のうちに相手を魅了しているため、本人の思考や言動はあまり打算的ではなく、性格は純粋なほうである。また、常に周囲からチヤホヤされているために自分に冷たい態度を取る者に惹かれてしまう隠れM気質でもある。並外れた女体観察力で性別を見破り、なおかつ自分になびかぬ態度を取る薫を慕っている。 黒百合 鎌之介(くろゆり かまのすけ) くのいち忍軍の頭領。美形だが女装趣味の30代男性。そして少年をこよなく愛する。かなりのナルシストでもあり、やたらセクシーポージングにこだわる癖がある。そのためか多少脇が甘く、統率力にやや微妙な隙が生じる場合がある。 空位である「処女宮」の後継者に咲耶姫を推薦している。 百地 ポン太夫(ももち ぽんだゆう) くのいち忍軍の監査役リーダー。タヌキの姿をしているが、コスプレをした人間である。役職ゆえに冷静な性格で、頭領へのツッコミやいじりも的確にこなす。 腕利きのマッドサイエンティストでもあり、忍者専用SNS『忍.net』を設立する他、脳改造を施して知能を上げた動物を監査役忍獣にしている。 サルトビ 恋華御付の監査役忍者。冷静な観察力とサポートで恋華を補佐する。忍者らしく忍装束を着ており、頭巾の下の素顔は不明。第2話からデフォルメ化忍法で等身が縮み、頭巾の形がコンドーム型に変わる。 百地 ニャン太夫(ももち にゃんだゆう) 咲耶姫御付の監査役忍猫。改造手術によって小学生程度の知能を得ている。咲耶姫を高く評価するゆえに恋華には嫌味を連発するも、咲耶姫のM気にはまだ気づいてない様子。
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