おまきと正眼寺とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > おまきと正眼寺の意味・解説 

おまきと正眼寺

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/01 04:12 UTC 版)

正眼寺 (南魚沼市)」の記事における「おまきと正眼寺」の解説

正眼寺当初大槇(おまき)と呼ばれる大樹のもとに開創された。地域シンボルとして愛され明治22年1889年)に発足した大巻村地名の由来になったといい、現在[いつ?]においても地区名として残っている。 大正12年1923年駒形繁継編纂の「大巻霊木大神由来」には次のように語られている。 寺尾村黒澤の原、正眼寺前に大樹があった。周囲が5丈(約15m)余り大木で、この木の下村人たち集会所使っていたという。いつの頃か、ある村人夢告一人美し婦人あらわれて、「我は黒澤の原にある大樹おまきと申す。」と告げたところで、夢は醒めてしまったといい、それ以後、その大樹を「おまき」の木と呼ぶようになった伝えられる。この大樹は実に不思議なであって郡内でも稀代霊木であった承和2年835年)に、このは霊女となって伊勢参宮をしたという。この時は、四十日の「おなし」、大杉の「おすぎ」と三人連れであったといわれ、「三才女お伊勢参り」として語り伝えられている。伊勢参って御師越後国魚沼郡寺尾村に住む「まき」であると名のっておいたので、御師一志太夫によって毎年大祓の礼が行われ、の西に穴を掘って納めるられることが明治になるまで続けられたという。 長元7戌年1034年8月大風によって大きな被害を被る。 建久4年1193年)、源頼朝公が冨士のまき狩りをした際、大巻組として人夫その他を仰せつけられたいう。 明治20年1887年1月15日、同郡今町某氏夢告があり、「我は、寺尾正眼寺地内住する大まき霊木大神である。2月15日注連持って参詣せよ。然らば福を授けよう。その福とは、まきのにかかる黄色狩衣と、東の方へのびた三又である。これらを以て諸病を呪えば、あらたかな感応があるであろう。あた、我を大巻大神として祭るべし。」と。故に宮を建てて祭ったという。 大正元年1912年駒形繁継算士ら3人が大槇調査した結果長さ13間2尺6寸 (約24m)、周囲3丈8尺 (約12m)、葉数9億44005513だった。 大正7年1918年1月3日未明雪嵐のため、西方大枝およそ半分が折落、さらに大正11年1922年12月28日のため、東南方の全てが折落、老木にて危険となったので翌年伐採した年輪から樹齢約2675年だった。 なお、伐採した大槇その後正眼寺山門鐘楼建材として使われ山門には大巻大神の宮を建立し山門地域鎮護している。 説話出てくる四十日の「おなし」は、昭和34年1959年9月26日伊勢湾台風倒木したという。大杉の「おすぎ」は時期不明ながら伐採されたという。伝説では大同年間(806〜810年)に京都から買主来て「おすぎ」を切り倒そうとしたが、一旦切って翌日には元に戻ってしまっていた。何回切って元に戻るので夜こっそり見ていたら「おまき」と「おなし」が切りくず貼り合わせ元に戻していた。そこで木こり達は相談し切った切りくずその日のうちに燃やしてしまうことにした。「おまき」も「おなし」も切りくずが灰になってしまって元に貼り合わせることができず、とうとう「おすぎ」は切り倒されてしまった。魚野川まで運んでいかだを組み川を下ったが、堀之内町和南津まで下ったところで渦巻き巻き込まれ買主人夫共々沈んでしまったという。現在[いつ?]2代目がある。 明治20年夢告には後日談があり、「おまき」に行ってみるとわらびの新芽三つ又に古銭1枚乗っており、そこを掘ったところ古銭が12kgと金比羅様の像が出土したという。

※この「おまきと正眼寺」の解説は、「正眼寺 (南魚沼市)」の解説の一部です。
「おまきと正眼寺」を含む「正眼寺 (南魚沼市)」の記事については、「正眼寺 (南魚沼市)」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「おまきと正眼寺」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「おまきと正眼寺」の関連用語

1
8% |||||

おまきと正眼寺のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



おまきと正眼寺のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの正眼寺 (南魚沼市) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS