いすらえるとは? わかりやすく解説

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イスラエル【Israel】

読み方:いすらえる

ヘブライ語で、神が支配する意》

[一]アジア南西部地中海東岸にある共和国正称、イスラエル国。首都エルサレムとするが、国際的に未承認で、実質的にテルアビブ政治・経済中心都市言語ヘブライ語アラビア語宗教ユダヤ教国土大半砂漠地帯であるが、緑化事業進められ工業発達シオニズムによって19世紀末からユダヤ人入植増大英国パレスチナ委任統治終了後1948年独立アラブ諸国囲まれ対立・抗争絶えない人口6352006)。

[二]旧約聖書で、神ヤーウェ選ばれ契約の民であるヤコブその子孫12部族総称アラビア砂漠興ったセム系遊牧民で、後にエジプト居住。前13世紀モーセ導かれてエジプト脱出しカナーン定住。前11世紀終わりごろサウル王として統一王権成立し、ダビデ・ソロモン両王の時に最も栄えた。前928年、北のイスラエル王国と南のユダ王国の2王国分裂。前721年イスラエルアッシリアに、前586年ユダ新バビロニア滅ぼされた。バビロン捕囚など逆境のうちにユダヤ教成立。前63年ローマの支配下に入ったが、のち滅ぼされユダヤ人世界各地離散した


イスラエル(いすらえる)

古代パレスチナ
およそ2000年前パレスチナにはユダヤ人住んでいた。ところが、紀元2世紀頃、当時強国だったローマ帝国が、パレスチナ進出してきた。このためユダヤ人パレスチナから追い出されてしまった。

その後ユダヤ人は家なき民としてヨーロッパ転々とした。一方ユダヤ人がいなくなったパレスチナには、アラブ人入ってきた。その後2000年わたってパレスチナにはアラブ民族居住しつづけた

訪れた転機
パレスチナ転機訪れるのが、20世紀はじめころだ。アラブ人かいなかったパレスチナに、イギリスアメリカ進出してく。これによってパレスチナ勢力地図大きく変わることになった

まず、イギリスユダヤ人利用思いついた。ユダヤ人中にはロスチャイルド家のような大金持ちがった。イギリスは、ユダヤ資本利用したい考えたのだ。

イギリスは、そのころ大英帝国として力をふるっていた。しかし第一次世界大戦などの戦争のため、戦争費用かさんでいた。ユダヤ資本利用すれば第一次世界大戦有利に進めることができる。

第一次世界大戦のさなか、イギリスは、ロスチャイルド家あての手紙の中でひそかに約束をした。これは、「戦争協力してほしい。そのかわり戦後ユダヤ人国家建設してあげる」という内容だった。

イスラエル建国
第二次世界大戦後イギリスユダヤとの約束実行したイギリスアメリカ相談してユダヤ人の国イスラエルを建国することにしたのだ。イギリス・アメリカアラブ社会介入し強制的に土地一部分割した

その後、イスラエルには、ぞくぞくユダヤ人入植した。イスラエルはユダヤ人土地となったのだ。

しかし、イスラエルは、アラブ人からはこころよく思われなかった。アラブ人にとってみれば、成立の過程からして大事な聖地がイスラエルに奪われた」という思いが強いのだ。このため、イスラエル対アラブ諸国のあいだで、何回戦争起きている。

(2000.10.24掲載



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