あ・れ・か・ら
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/06 15:25 UTC 版)
「あ・れ・か・ら」 | ||||
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ヒロスケ(文田博資) の シングル | ||||
初出アルバム『風来坊(Who Lie Bow)〜Song for stranger〜』 | ||||
B面 | I'M A HOBO,風来坊 | |||
リリース | ||||
規格 | 7インチレコード 7K-9[1] |
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時間 | ||||
レーベル | フォーライフ・レコード | |||
作詞・作曲 | 文田博資 | |||
ヒロスケ(文田博資) シングル 年表 | ||||
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「あ・れ・か・ら」は、ヒロスケ(文田博資)の3枚目のシングル。1980年12月5日にフォーライフ・レコードから発売された。
解説
- 朝日放送系テレビドラマ「ザ・ハングマン」のエンディングテーマとして使われた。
- ジャケットはモノクロの本人の顔アップのものと、上半身全体が写り「ザ・ハングマン」の出演者が左下に写るカラーの二種類存在する。
収録曲
- 作詩・作曲:文田博資
- A面
- あ・れ・か・ら(4分15秒)
- 編曲:市川秀男
- B面
- I'M A HOBO,風来坊(3分12秒)
- 編曲:ヒロスケ
制作スタッフ
- ディレクター:中村たつひこ
- レコーディング・エンジニア:石塚良一
収録アルバム
- 風来坊(Who Lie Bow)〜Song for stranger〜 -「あ・れ・か・ら」「I'M A HOBO,風来坊」収録。
- オリジナル・サウンドトラック ザ・ハングマン(1987年)-「あ・れ・か・ら」収録。
- オリジナル・サウンドトラック ザ・ハングマン VOL.2(1987年)-「あ・れ・か・ら」(Inst.)収録。
- ザ・ハングマン 燃える音楽簿(1998年2月4日)- 「あ・れ・か・ら」に加え、「あ・れ・か・ら」バリエーション版も収録。
- 原宿フォーク・グラフィティ 40(2007年10月24日)- 「あ・れ・か・ら」収録。
- FORLIFE CLASSICS(2010年12月8日)- 「あ・れ・か・ら」収録。
関連項目
脚注
出典
- ^ あ・れ・か・ら _ FOR LIFE MUSIC ENTERTAINMENT,INC.2025年5月4日閲覧。
あれから
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/12 08:29 UTC 版)
「あれから」 | ||||||||
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美空ひばり(AI)の楽曲 | ||||||||
リリース | 2019年9月29日 | |||||||
規格 | 地上デジタルテレビ放送 | |||||||
ジャンル | 歌謡曲・VOCALOID | |||||||
レーベル | NHKスペシャル | |||||||
作詞者 | 秋元康 | |||||||
作曲者 | 佐藤嘉風 | |||||||
言語 | 日本語 | |||||||
プロデュース | 秋元康 | |||||||
その他収録アルバム | ||||||||
代表例(その他「#楽曲収録」参照)
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「あれから」は、音声合成技術による「AI美空ひばり」歌唱の歌謡曲およびシングル。2019年9月29日、日本のドキュメンタリー番組「NHKスペシャル」(NHK)にて、企画・放送されたのち、同年12月18日にシングルを発売した。
また、歌唱担当の「AI美空ひばり」とは、昭和期に歌手として活躍した故・美空ひばりのメディア資料をサンプル元とした「VOCALOID:AI」である。人工知能を用いた故人の歌手の新規書下ろし楽曲の流通は、本楽曲が世界初の試みとなった。
概要
本楽曲は、NHKにて、2019年9月29日に放送された『NHKスペシャル AIでよみがえる美空ひばり』の企画によって制作され、同番組内でも初公開となった。同番組内では、1989年の死去から30年が経過する美空ひばりの膨大な映像・音源を元として、ひばりのライブを再現するまでの試みを特集した[1]。
本楽曲の制作に際して、人工知能に学習させた音源を元に、ディープラーニングで歌声を再現する歌声合成技術「VOCALOID:AI」(ヤマハ)を用いて「AI美空ひばり」が制作される[2]。作詞を手掛けた秋元康は、ひばりの生前最後のシングルである『川の流れのように』の作詞も行っていた。
番組の本放送後の反響は大きく、視聴者やファンからの要望が多かったことから、当初は予定のなかった本楽曲をシングル化。故人の歌手の歌声を人工知能で甦らせ、新規書下ろしのCDが発売されたのは、本楽曲のシングルが世界初であった。収録曲として、番組の本放送時にも公開された「NHKスペシャル・バージョン」、新たに制作された「シングル・バージョン」が収録された。また、カセットテープも同時発売された。本CDの発売に先立ち、11月27日には「NHKスペシャル・バージョン」が配信開始された[3]。
また、同年12月31日に放送される第70回NHK紅白歌合戦にてAI美空ひばりが出場し、本曲を歌唱した[4]他に、森美術館では「未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命――人は明日どう生きるのか」の特別企画として2019年12月20日から2020年2月29日にかけて、AI美空ひばりのスペシャルバージョンが上映された[5]。
評価
番組の放送終了後に視聴者からは、「凄かった」「感動した」「涙が止まらなかった」と称賛が相次いだ[6]。メモリアル映像では、北野武、リリー・フランキー、ATSUSHI、指原莉乃、村上虹郎、中島セナが、本曲を視聴した。生前からひばりと親交があった北野は「美空さんの最高傑作かと思うぐらい、いい歌」、指原は「今は近くにいない人を思って聴くと、涙が出ちゃうんじゃないかな」と絶賛した[7]。作曲者の佐藤嘉風と交流がある桑田佳祐(サザンオールスターズ)は本楽曲を高く評価し、自身のラジオ番組『桑田佳祐のやさしい夜遊び』内の企画「桑田佳祐が選ぶ2019年邦楽シングルBEST20」で「今週のスポットライト」に選出した[8]。オリコンチャートでは2020年1月13日付の週間演歌・歌謡シングル部門で1位を獲得している。
その一方で、「故人に対する冒涜なのではないか」という意見も見られた。漫画家の小林よしのりはブログ上で「美空ひばりを侮辱してはいかん」「美空ひばりの歌はあんな平板なものではない。コンピュータの再現なんかダメだ」と批判した[9][10]。元NHKアナウンサーの山川静夫は、毎日新聞のインタビューで「僕はああいうの、反対だな」「声色はだいぶ近づけることができたようだけど、映像の出来栄えは『あの程度』でしょ」と批判している[7]。また、生前にひばりと親交があった中村メイコは『垣花正 あなたとハッピー!』で「一番単純な言い方をすると『嫌だ』」「あの人を亡くしてから『全部嘘であって欲しい。まだ生きている』って思ってきた。これが、『ひばりさんの“作った声”ですよ』って言われることで離れる気がする」とコメントした他[11]、シンガーソングライターの山下達郎は『山下達郎のサンデー・ソングブック』で「一言で申し上げると、冒涜です」と批判している[12]。
楽曲収録
歌唱:AI美空ひばり
発売日 | タイトル | レーベル | 収録曲 | 備考 |
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2019年12月18日 | あれから | 日本コロムビア |
カバー
発売日 | タイトル | レーベル | 収録曲 | 備考 |
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2020年10月13日 | 生々流転 | あれから / 氷川きよし | ||
2021年4月21日 | Buddy(バディ)~素晴らしき相棒~ | あれから / 天童よしみ | 本楽曲が初公開となった番組「NHKスペシャル」内において、ひばりのCGモデルの振り付けのモーションキャプチャーを担当していた。 |
脚注
注釈
出典
- ^ NHKスペシャル AIでよみがえる美空ひばり
- ^ 美空ひばりの新曲ライブの実現を支援 あの歌声を当社最新の歌声合成技術『VOCALOID:AI™』で再現 「NHKスペシャル AIでよみがえる美空ひばり(仮)」に技術協力
- ^ AI美空ひばり、新曲「あれから」CD&カセット&配信。「川の流れのように」以来30年ぶり
- ^ NHK紅白歌合戦に、AI技術で復活した美空ひばり出場。秋元康プロデュースの新曲披露
- ^ 森美術館「未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命――人は明日どう生きるのか 特別企画 AI×美空ひばり「あれから」
- ^ AI美空ひばりの新曲披露に「涙がとまらない…」と感動の嵐
- ^ a b “紅白出場”AI美空ひばり「気持ち悪さ」の正体 法規制は必要か
- ^ @sasfannet、2019年12月29日のツイート- X(旧Twitter)
- ^ 小林よしのり公式ブログ「美空ひばりを侮辱してはいかん」
- ^ 小林よしのり公式ブログ「AI美空ひばりの限界」
- ^ “AI美空ひばり”は「嫌だ」 親友の中村メイコ語る
- ^ 山下達郎、AI美空ひばりを「冒とく」と切り捨て ネットは賛否「所詮モノマネ」「技術は素晴らしい」
関連項目
- 人工知能
- VOCALOID
- BEATLESS - 長谷敏司による小説。人の"かたち"をしたhIEというロボットによるアナログハック(誘導)がテーマになっている
- ぱいどん - 同じくAIにより作られた故人(手塚治虫)の「新作」として比較される。
外部リンク
「あれから」の例文・使い方・用例・文例
- あれからどこに行ったの
- あれからだいぶ時間が経った。
- あれからもう一年以上がたったんですね。
- あれから既に一年が経つ。
- 私はあれから今まであなたのことを気にかけていた。
- あれからたくさんの時間が経ちました。
- あれから私はあなたを待ち続けている。
- あれから私はあなたを待っている。
- あなたはあれから起きていましたか?
- あれからあなたを待ち続けている。
- あれからあなたを待っている。
- あれからもう五年が経ちました。
- あれから20年が経った。
- 私はそれについてあれからずっと考えていた。
- あれから10年が経ちました。
- あれから何年経ちますか?
- あれからちょうど二年になる。
- あれからちょうど二年半になる。
- あれからどのくらい時間が経ったのかしら?
- あれからどのくらい時間が経ったのだろう。
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