『saku saku』降板問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/26 22:55 UTC 版)
「増田ジゴロウ」の記事における「『saku saku』降板問題」の解説
『saku saku』にあかぎあい時代から出演してきた増田ジゴロウは、グッズも大変売れ番組の顔とも言えるキャラクターであった。しかし、2005年6月27日の放送で5日後の7月1日を最後に番組から引退することを発表。ジゴロウ・ペパーのデザイナーであるDice-K Expressも自身のブログにて「一切聞いていなかった」と発言。また、ジゴロウグッズ発売当初からtvk・ミューコムなどと権利関係でもめていたとも発言している。それに関連し、ジゴロウの製作者である増田のおばちゃん(Pb'-factory)も自身のWebサイトでこの問題について発言した。また、DVD「sakusaku ver1.0」の発売が一旦中止になった(ただし後に発売された)。 tvk側からの説明は、神奈川新聞に数日後掲載されたこの件に関する記事まで一切無かった(記事中でtvkからのコメントがあり、これが事実上初の公式コメントとなった)ため、当初は「Dice-K Expressが被害者」とする見方が多かった。しかし神奈川新聞の記事によると「Dice-K Expressが常識外のロイヤリティを要求したため契約を打ち切った」とのことであり、一転してDice-K Express側に非があるとの見方が大きくなっていった。これに対しDice-K Expressはブログにて、「プロデューサーから著作権の放棄を求められた」「神奈川新聞はtvkの大株主であり公平な報道がされていない。記事はtvk側を擁護する内容になっている」などの反論を行った。 このように反論を行ったDice-K Express側ではあるが、その後の経緯(後述)を追っていくと、メディア展開を変える度に同様のトラブルが起因しているのではないかと思えるような降板劇や番組自体の打ち切りが連続しており、Dice-K Express側にとっては不利な状況となってしまっている点は否めない。 なお、2005年4月1日をもって「増田ジゴロウ・ペパー」の著作権はDice-K Express側に戻り、これをもって『saku saku』のオープニングCGも変更され、ハガキやメールが読まれる際の名前のクレジットもジゴロウではなくブルーバックに変更になった。これでtvk・ミューコムとDice-K Expressは完全に袂を分かつ結果になった。 番組内では「元老院議会の決定により、ジェダイである黒幕がFIFFA(Federation International FuwaFuwa-kei Association、最初期は「FIFA」であった)に所属する違うモビルスーツを動かすことになった」という設定で降板劇の説明がされた。 ジゴロウが引退した回での黒幕は「どうせ俺今週で引退だし」「俺もう終わりだ」など憤りを隠さず投げやりな発言をする。最後に「実際にはよくわかっていないし、腑に落ちないところもある」「大人の争いに巻き込まれた」、そして「笑いは会議室で起こってるんじゃない、現場で起こってるんだ!」と発言を残して引退。引退したのはジゴロウというキャラクターのみであって、翌週(2005年7月4日の週)からも黒幕やご意見番は出演を続行した。 『saku saku』の2006年9月25日放送分において、黒幕はジゴロウのことを「ああ、前いたヤツね」「火事で死んだ」と発言した。 以後、黒幕をはじめ番組内でジゴロウの名前を出す事はなくなり、ジゴロウの初代パートナーであったあかぎあいが2009年4月に番組へ1週限定復帰した際にも、昔話をする際に黒幕はジゴロウの存在を「あの頃は四角かったんだけどね」「〜〜ちゃん(ジゴちゃん、を声ではなく近い音のイントネーションのみで表現)」として仄めかす発言はしたが、名前を口にすることはなかった。2008年にオンエアされた"川口のうた"でも歌詞に「ジゴ○○」「○○ロウ」とジゴロウの名を完全に出していない。
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