「挺身隊」という表現とは? わかりやすく解説

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「挺身隊」という表現

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 04:19 UTC 版)

女子挺身隊」の記事における「「挺身隊」という表現」の解説

挺身という言葉は「自ら進み出ること、自分身を投げ出して物事をすること」を指し挺身隊とは「任務遂行するために身を投げうって物事をする組織」のことである。この挺身隊という表現使用例としては、 1922年4月23日-5月11日大阪時事新報連載された「人物伝記張作霖六」で「日本軍別働隊となり、蒙古地域進出して、我挺身隊助けた功労は少くなかった」。 1933年8.13-9.3の大阪朝日新聞報道本社独占熱河探検記」では「さながら学術挺身隊科学の…」という表現 同年11.28-12.7の大阪時事新報記事誂え向の大連 一衣帯水北支条件すべて“O・Kジャンク貿易」では「貿易挺身隊』なる面目」「海の挺身隊」という表現 1933年昭和8年内務省警保局資料では「救国埼玉青年挺身隊事件」という用例 1935年昭和10年2月26日神戸新聞では「ボルネオ処女密林めざし伐材挺身隊出発記事掲載1941年5月30日大阪毎日新聞には「農業報国挺身隊」 これらのほか「独挺身隊米本土潜入」としてドイツの「挺身隊」という表現もあった。 尹明淑は「挺身隊という用語は、男女区別なく用いられ特定団体を示す語ではなかった。」としている。朝鮮での「挺身隊」の初出毎日新報1940年11月13日農村挺身隊結成記事とされる。このほか婦人農業挺身隊医師看護婦対象にした仁術報国挺身隊漁業挺身隊文化商工報道運輸金融産業などの32団体結成され半島功報挺身隊など様々な動員対す呼称表現使用されていた。朝鮮韓国)では、未婚女性挺身隊として勤労動員することは、「処女供出」とも呼ばれた尹明淑によれば朝鮮語の「処女」とは未婚女性若い女性を指す総称であるという こうした「挺身隊」という表現を女性対象とした動員正式に適用された「女子挺身隊」が日本内地結成されたのは1944年8月女子挺身勤労令においてである。それ以前には1941年国民勤労報国協力令で「勤労報国隊」が結成され1943年9月13日次官会議女子勤労動員促進ニ関スル件」において「女子勤労挺身隊」が自主的に結成されるようになった朝鮮では官斡旋による募集はあったが、女子挺身勤労令正式に発令されることはなかった。

※この「「挺身隊」という表現」の解説は、「女子挺身隊」の解説の一部です。
「「挺身隊」という表現」を含む「女子挺身隊」の記事については、「女子挺身隊」の概要を参照ください。

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