「ホワイトスワン」入所者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 22:23 UTC 版)
「GTO (漫画)」の記事における「「ホワイトスワン」入所者」の解説
葛城 美姫(かつらぎ みき) 神奈川県警の上層部に勤める父親を持ち、護身のために警察官を一気に呼び寄せるGPS機能付き携帯電話を持ち歩いている。また、逆に不良や暴力団とも多くの繋がりがある(これは下記のオイディプス倶楽部のコネによるもの)。大人を嫌い、わざと騒ぎを起こしては多くの警官を呼び寄せており、彼女の身勝手な行動に関しては警察本部から問題視されている。よって、他の子どもたちと比べると、父親がいる点では普通の家庭を持つ。上記の行動に走るのも父親に構って欲しいあまりのことである。鬼塚を目の仇にし、彼を施設から追い出そうと様々な手段をとるが、盗撮マニアの集団に拉致されて鬼塚や父により助けられたことを機に、周囲に心を開くようになる。 母親は1年前に事故で亡くなり、父親は家に帰れない日が多いため、心配との理由でWSに預けられた。父親は娘に愛情を持っていたものの、それを理解しておらず、その想いがオイディプス倶楽部に関与することに繋がるが、改心したことで逆に標的にされかけるも、あやめと鬼塚の行動で事なきを得る。ホワイトスワンの子供たちの中では唯一最終的に親との和解を果たした人物。 菅原 桜子(すがわら さくらこ) 母・綾とともに暴力的な父親から激しい暴力を受けており、父の児童虐待(および児童性的虐待)によるトラウマが原因で、構ってほしい時にすぐにリストカットしてしまう癖を持つ。天然ボケな性格で子どもっぽく、やや舌ったらずな口調で話す。鬼塚と親しくしたところを見た美姫によって父親を呼ばれて危うく連行されかけたが、鬼塚に守られる(この一件で鬼塚は子どもたちと親しくなった)。のちに牧田の政策で再び父に引き取られそうになるが、麗美の作戦によって父が逮捕されたため、事なきを得た。 水原 遼一(みずはら りょういち) 親戚の家を転々とした後、ホワイトスワンに預けられた。ゲーム好き。自分の領域(テリトリー)に入られることを嫌い、馴れ馴れしい鬼塚を疎ましく思っていたが、ゲームで対戦したことを機に親しくなった。境遇を馬鹿にしたクラスメートが人力飛行機コンテスト『親子で鳥になれ!』に出場しており、見返してやるために鬼塚とともに出場し、そして優勝した。当初、姓が川原(かわはら)となっている。 大垣 郁子(おおがき いくこ) 幼少期から母親の虐待を受けていた。母親につけられたタバコや熱湯による火傷の跡が多数あり、夏でも長袖でしか過ごさない。当初は美姫同様、鬼塚を良く思っていなかったが、徐々にエスカレートしていく美姫の行動を見て鬼塚に彼女の過去を話した。自分の家庭環境のため、普通の親のいる美姫を羨ましく思い、同時に幸せになって欲しいと思っている。帰省対策の一環で母親が施設に現れたことで当初は自室で怯えていたが、優しく抱きしめたことで母親とともに生きることを決意し、隠していた傷を露出させた。帰宅後、傷を露出させたことで激怒した母親に熱湯をかけられて重体に陥り、鬼塚に助けを求める。騒動後、鬼塚たちによって市長から優秀な医者を紹介してもらい、傷の跡もなくなり、半袖やスカートなどの肌を露出した服も着られるようになった。 堂島 誠也(どうじま せいや) 母親の恋人に暴力を受けており、その男と同じ刺青を背中に彫られている。母親は暴力に耐えられずに彼を置いて姿を消したが、のちに恋人と和解。『オイディプス倶楽部』のメンバーで、復讐しようと拳銃を持ち出すが、鬼塚に止められる。しかし、再び莉子・神子に唆されて今度は男を追い詰めるも、その場で母親が自分より恋人をかばったこと、自分を施設に捨てようとしたことを知って絶望し、拳銃を奪われて撃たれそうになるも、鬼塚によって救われる。その後は鬼塚の行動力とあやめの愛情で再びホワイトスワンに戻った(母親とその恋人は莉子・神子によって制裁された)。 里見 圭一(さとみ けいいち) 野球部所属。父親はボクサー(やられ役)だったが、自分を支えてくれた母が亡くなった後、普通に働き出すが目を患ってしまう。そのため、姉の未央とともに自ら望んでホワイトスワンに入所した。自分達を養おうとした父のため、中学卒業後は就職希望。色々と問題の多いホワイトスワンのメンバーでは、普通であると自覚している。桑江遥という彼女がいるが、施設育ちや父の昔の職業といった境遇を理由に、彼女の親から交際を反対される。鬼塚に助けを求めて一芝居打とうとするも、鬼塚はミスしてその場に来ることができず、自ら自分の意思を伝えて和解。 里見 未央(さとみ みお) 圭一の姉。高校卒業後は介護の仕事に就くため、勉強している。しっかりした性格で、よく桜子の面倒も見ている。
※この「「ホワイトスワン」入所者」の解説は、「GTO (漫画)」の解説の一部です。
「「ホワイトスワン」入所者」を含む「GTO (漫画)」の記事については、「GTO (漫画)」の概要を参照ください。
- 「ホワイトスワン」入所者のページへのリンク