イタドリ

デジタル大辞泉

いたどり【虎^＝杖】

読み方：いたどり

１ タデ科の多年草。山野に自生。高さ約1.5メートル。茎にはかすかな紅色の斑点があり、葉は卵形で先がとがる。雌雄異株。夏、白色または淡紅色の小花が円錐状につく。花が紅色のものを特に、明月草(めいげつそう)とよぶ。若い茎は酸っぱいが、食べられる。根を漢方で虎杖根(こじょうこん)といい、利尿・通経薬とする。さいたづま。たじい。すかんぽ。《季 春 花＝夏》「—を啣(くは)へて沙弥や墓掃除／茅舎」

２ 紋所の名。イタドリの葉と花を図案化したもの。

オオイタドリ／撮影・おくやまひさし

虎杖の紋所

難読語辞典

虎杖

読み方：イタドリ（ｉｔａｄｏｒｉ）

タデ科の多年草、園芸植物、薬用植物

歴史民俗用語辞典

板取

読み方：イタドリ（ｉｔａｄｏｒｉ）

近世の選鉱または選鉱人。

虎杖

読み方：イタドリ（ｉｔａｄｏｒｉ）

山野のいたる所に生ずるタデ科の多年草。

薬用植物一覧

イタドリ

科名： タデ科 別名： コジョウ 生薬名： コジョウコン（虎杖根） 漢字表記： 痛取 原産： 日本 用途： 山野や路傍に多く自生する多年草。秋に根を堀り取り乾燥したものが虎杖根で、便秘・じんま疹などに煎じて用います。春先の若芽は食用としますが、シュウ酸が含まれているので、量を取りすぎないようにします。 学名： Polygonum cuspidatum S. et Z.

植物名辞典

伊多止利

読み方：イタドリ（ｉｔａｄｏｒｉ）

タデ科の多年草、園芸植物、薬用植物

学名 Polygonum cuspidatum

虎杖

読み方：イタドリ（ｉｔａｄｏｒｉ）

タデ科の多年草、園芸植物、薬用植物

学名 Polygonum cuspidatum

ひだきよみ山菜図鑑

イタドリ タデ科

イタドリ タデ科 収穫時期 食べられる部位 清見町での呼び名 3月～5月 若芽 イッタンダラケ

芽	葉	花	実

若芽を生食や漬物、和え物、酢の物などにするが、シュウ酸を含むので多食は注意したほうがよい。

漢方では根と根茎を虎杖根（こじょうこん）と呼び、緩下剤、利尿、通経剤として使われる。 民間薬として、鎮咳、止血等。

DATA

里から、山の中まで、土手やあぜ道、道ばたに多く生える多年草。 イタドリの葉は、やや先のとがった卵形。茎は高さ１mから1.5mまで伸び、夏には沢山の白い小花をつける。 イタドリの和名は疼（いた）みを取り去る効果があるので、疼取と名づけられたと云われている。

季語・季題辞典

虎杖

読み方：イタドリ（ｉｔａｄｏｒｉ）

タデ科の多年草。春、紅色がかったタケノコのような茎が出る

季節 春

分類 植物

地名辞典

板取

読み方：イタドリ（ｉｔａｄｏｒｉ）

所在 福井県南条郡南越前町

板取

読み方：イタドリ（ｉｔａｄｏｒｉ）

所在 岐阜県関市

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

ウィキペディア

イタドリ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/08/03 07:10 UTC 版)

イタドリ（虎杖、学名: Fallopia japonica var. japonica または Fallopia japonica）は、タデ科ソバカズラ属の多年生植物。山野や道端、土手などのいたるところで群生し、草丈は1.5メートル (m) ほどになる。雌雄別株で、夏から秋に細かい白花を咲かせる。春先の若芽は食用になる。

ウィキペディア小見出し辞書

イタドリ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2019/09/05 23:17 UTC 版)

「暁星記」の記事における「イタドリ」の解説

東四が一の総名代となっていた村の若衆で親方でも若衆頭でもなかったが、他に代表となるものが殺されてしまったため東四が一の取り纏め役を背負わされる。しかし、若いながらも誠実な態度で周りの信頼を得てゆく。

イタドリ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/02/11 13:59 UTC 版)

「アルジャーノン・フリーマン＝ミットフォード (初代リーズデイル男爵)」の記事における「イタドリ」の解説

イタドリは19世紀に観賞用としてイギリスに輸出され、旺盛な繁殖力から在来種の植生を脅かす外来種となり、コンクリートやアスファルトを突き破るなどの被害が出ており、世界の侵略的外来種ワースト100 (IUCN, 2000) 選定種の一つとなっている。2010年3月、イギリス政府はイタドリの駆除のために、天敵の「イタドリマダラキジラミ」を輸入することを決定している。ミットフォードはイタドリをイギリスに紹介した人物の1人とされることが多いが、最初の人物ではないと思われる（少なくとも1850年までにはシーボルトがオランダに持ち帰ったイタドリが輸入され、キュー王立植物園で栽培されている）。

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

イタドリ

出典:『Wiktionary』 (2021/08/21 06:04 UTC 版)

名詞

イタドリ【虎杖、痛取】

1. ナデシコ目タデ科ソバカズラ属に属する多年草の一種。学名:Fallopia japonica。

Weblio日本語例文用例辞書

「 イタドリ」の例文・使い方・用例・文例

• イタドリという植物