"マークルズ・ボナー"とは? わかりやすく解説

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"マークルズ・ボナー"

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/09 07:53 UTC 版)

フレッド・マークル」の記事における「"マークルズ・ボナー"」の解説

1905年からいくつかのセミプロチームで投手をしていたマークルは、1907年にサウスミシガンリーグのテカムセ球団での活躍が目にとまり、2,500ドルニューヨーク・ジャイアンツ契約し入団する。主に一塁手として1年目15試合2年目38試合出場したマークル所属していたジャイアンツ1908年シーズンに、カブスパイレーツ熾烈な優勝争いをしていた。同年9月23日ポロ・グラウンズでのジャイアンツカブス試合に、マークル負傷したフレッド・テニーに替わって一塁手として試合出場する試合1対1のまま9回裏、ジャイアンツは2死一塁からマークル右翼線にヒット放ち一塁のムース・マコーミックが三塁達する。次の打者アル・ブリッドウェルがセンター安打放ちマコーミック迎え入れると、ポロ・グラウンズにはファンがなだれ込んだ。 この時、カブス二塁手ジョニー・エバースは、中堅手アーティー・ホフマンにボール要求する意図読めなかったホフマン送球はそれ、ジャイアンツジョー・マクギニティの手によってボール群衆中に放り込まれた。やがてどこかからボール得たエバースは、この試合主審だったハンク・オーデイ対しマークルフォースプレイ状況二塁踏んでいないことをアピールした。後の宣誓供述書によると、マークル二塁から約15フィートのところで向き変えてクラブハウス引き上げてしまったという。アピール認められ主審のオーデイはマークルアウト宣告観客がなだれ込んでいたため試合続行は困難で、また、日没時刻も迫っていたためこの試合日没コールド引き分けとなったジャイアンツリーグ抗議したが、リーグはオーデイの判定支持し必要ならばシーズン終了時に再試合をすること、と裁定した実際シーズン終了時点ジャイアンツカブス同率首位並んだためこの再試合が行われることとなり、これにカブス勝利してリーグ優勝、さらにワールドシリーズにも勝利した非難浴びたマークル翌年成績は、打率.191と大きく落ち込んだが、監督ジョン・マグローはまだ若かったマークル擁護しマークル使い続けた。その甲斐があってかマークル1910年以降ジャイアンツレギュラー一塁手として活躍するうになる1911年にはリーグ3位となる12本の本塁打記録しこの年最優秀選手チャルマーズ賞)の投票で7位となった。 翌1912年マークル打率.309と11本塁打87打点37盗塁記録するなど自身最高の成績上げたが、この年ボストン・レッドソックスとのワールドシリーズ第8戦で、彼は再び不運に見舞われる延長10回にジャイアンツマークル自身適時打リードしたが、その裏中堅手のフレッド・スノッドグラスがフライ落球する。1アウト一二となった後、トリス・スピーカー一塁方向へ高いファウルフライ打ち上げる。当然マークル守備範囲だったが、投げていたクリスティ・マシューソン捕手マイヤーズ捕球指示したため、打球譲り合った二人の間にぽとりと落ちてしまった。命拾いしたスピーカーヒット放つ試合レッドソックス逆転勝ち納めたのだが、翌日新聞には「マークルがまたやった」という見出し躍った

※この「"マークルズ・ボナー"」の解説は、「フレッド・マークル」の解説の一部です。
「"マークルズ・ボナー"」を含む「フレッド・マークル」の記事については、「フレッド・マークル」の概要を参照ください。

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