顧みられない病気
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顧みられない病気(英語: Neglected Disease)とは、途上国で貧困層を中心に流行している病気を指して、日本においては国境なき医師団(以下MSF)などが用いる用語である。特に熱帯地域の途上国で貧困層を中心に流行している感染症については、WHOにより顧みられない熱帯病(英語: Neglected Tropical Diseases)とされ、2007年以降、それらの感染症に対する「目覚ましい成果」がWHOにより毎年報告されている[1]。
- 1 顧みられない病気とは
- 2 顧みられない病気の概要
- 3 具体的な疾患
- 4 参考
顧みられない病気
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/11 01:35 UTC 版)
詳細は「顧みられない病気」を参照 病気の治療法の研究の広がりに基づき、ある種の病気が特定され、「顧みられない病気」と呼ばれている。以下の疾患が含まれる: アフリカ睡眠病 シャーガス病 リーシュマニア症 象皮病 メジナ虫症 (ギニア虫症) 糸状虫症 住血吸虫症 トリコモナス症 このような熱帯病は、研究開発の取り組みにおいて無視される傾向がある。1975〜1999年の25年間に使用可能となった1393個の新薬のうち、これらの疾患に関連するのは合計13個、1%未満である。 貧困の病気(PRD)の研究のために調査された20の多国籍製薬会社(MNC)のうち、これらの無視されたPRDを対象としたプロジェクトがあったのは2社のみであった。 しかし、これらの疾患による死亡者数の合計は、呼吸器感染症、HIV/AIDS、下痢、結核などのPRDの影響を受ける膨大な患者数によって矮小化されている。 発展途上国における、熱帯の顧みられない病気の蔓延と同様に、これらの感染は、米国の貧しい人々と少数民族に不釣合に影響する。これらの疾患は、感染者数、病気の重症度、およびそれらを予防・治療する能力に基づいた公衆衛生行動の優先順位として、疾病管理予防センターによって特定されている。
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