造魔
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 21:24 UTC 版)
幻魔以外の生物(主に人間)を素体として造られた幻魔を造魔と呼ぶ。 刀足軽(登場作品:『1』『無頼伝』『3』『新』) ギルデンスタンが最初に造った兵士を素体とした造魔。先兵として随所に出現する。 呼吸音などを頼りに獲物を探す。思考能力は低いが、原始的な「狩り」の能力を高めるために脳内に手術が施されており、その名残として笠の下は頭蓋骨が剥き出しになっている。 『無頼伝』では初期からプレイヤーとして使える。 『新』では、幻魔蟲によって幻魔化した人間という設定。刀足軽・改(登場作品:『新』) 刀足軽の強化版。連続攻撃を繰り出すようになっている。 弓足軽(登場作品:『1』『3』『新』) 刀足軽のバリエーションでかなりの精度で狙い撃ってくる。 弓を得物とするため出現地点からほとんど移動せず、視力と腕力が強化されている。『1』では普通の矢を放つが、『3』以降は火矢を放つ。 『1』では刀足軽と同系の素体を使用していたが、一説によると『1』の弓足軽は、ギルデンスタン以外の者が作り出したとのこと。弓足軽・改(登場作品:『新』) 1度に3本の矢を放ってくるので矢をかわしにくい。 斧足軽(登場作品:『3』『新』) 刀足軽を強化した造魔。より重い得物である斧を扱えるようになり、凶暴性も増した。 『3』では刀足軽と大差無い姿だが、『新』では斧・体格共に巨大化した。斧足軽・改(登場作品:『新』) 斧足軽の耐性をアップさせたもので2連続攻撃も行う。 槍足軽(登場作品:『新』) 槍術に長けた兵士を素体とした造魔。方向を決めると遠距離から一直線に突撃を繰り出してくる。槍足軽・改(登場作品:『新』) 槍足軽の上級種。攻撃頻度が高く、敵を追いかけるように突進する。 幻魔弾(登場作品:『新』) 長距離から撃ち出される巨大な砲弾。砲弾には攻撃によるダメージを与えるものと、地表に着弾して砲弾内部から足軽や下等幻魔などが出現するものがある。 織田兵 / 雑兵、弓組、侍大将、親衛隊(登場作品:『2』『無頼伝』) 幻魔の血を与えられることで、造魔となった織田軍の兵士。 外見は人間とほとんど変わらないが、身体能力は人の域を越えており、戦場においては驚異的な働きを見せる。 人間だったときに高い技量を備えていた者ほど、より多くの幻魔の血を体内に宿し、上の身分を与えられる。 信長に仕えている最上位の親衛隊の戦闘能力は、中等幻魔にも引けを取らない。 『無頼伝』では、初期からプレイヤーとして使える人間の「雑兵」の技を流用している。また、幻魔ストーリーに出てくる人間の雑兵と同じく、銃を用いる者もいる(名称に違いがあるかは不明)。 豊臣刀足軽 / 豊臣刀足軽・改(登場作品:『新』) 豊臣方の兵士を素体とした造魔。通常の刀足軽より高度な戦闘を行う。 三つ目(登場作品:『1』『無頼伝』『3』) ギルデンスタンが三番目に造り上げた造魔。忍者を素体としており、暗殺や略奪を主な目的として活躍する。 名の通り、光る3つの目を持つ。稲葉山城の居館で雪姫をさらったのも彼ら。 戦闘においては、人間とは比べものにならぬ身のこなしで目標を幻惑する。 『無頼伝』では初期からプレイヤーとして使える。 なお、『1』『無頼伝』と『3』では、目の色と体色が違う。闇鴉(登場作品:『3』) 三つ目を強化したもので運動能力、攻撃力が飛躍的に向上している。 三つ目・改(登場作品:『新』) 『1』『3』に出てきた三つ目を改良した新型造魔。 三つ目・極(登場作品:『新』) 三つ目改を更に改良した種類でコンボを繰り出すようになっている。 闇蜘蛛(やみくも)(登場作品:『1』『3』) ギルデンスタンの開発した造魔の中でも、中期に創造された三つ目と同タイプの造魔。 三つ目と比較して、すばやい動きにさらなる磨きがかかったうえ、武装も追加され、攻撃を受けても分身の術で回避するなど、目立った欠点は見当たらない。 闇蜘蛛(やみぐも)(登場作品:『新』) 4本の腕を持ち、蜘蛛のような姿をした造魔。闇蜘蛛・獄(登場作品:『新』) 闇蜘蛛の上位種。 手長(登場作品:『1』) ギルデンスタンが二番目に造り上げた武者が素体の造魔。 複数の素体の筋繊維をねじり合わせて密度を増すことで、高い耐久力を実現した。 じりじりと相手を追い詰め、名の通りの異様な長さの腕から繰り出す斬撃で仕留めるのを得意とする。 また、首 を絞める攻撃を繰り出すこともあり、これでとどめを刺されると首の骨を折られる。闇甲冑(登場作品:『1』) 手長を改良したもの。左手に盾を装備し、防御性が高まっている。 闇蜘蛛(やみくも)とほぼ同時期に作り出された。 レナルード(登場作品:『1』) ギルデンスタンがこれまで廃棄処分された4種類の試作品から得たノウハウを基に制造した軟体質の造魔。 再生能力と自己複製能力を持ち、身体を両断されても別々に肉体を再形成できる。 長く伸びる触手をムチのようにしならせ、相手を叩きのめす。 マーセラス(登場作品:『1』『無頼伝』) ギルデンスタンが大厳洞で発見された遺体から造り上げた造魔。 盾の守りと多彩なる剣術による攻めで相手を圧倒するほか、素体がもとから身につけていた緑色の玉「白風」を利用して、風の戦術殻に似た旋風を巻き起こす。武器は斬人刀。 その鬼の如き風貌とその攻撃方法から鬼の一族と何らかの関わりを持っていた者とされ、高僧・総厳の霊によると鬼武者が鬼の力に呑まれて暴走したなれの果てとのこと。 『無頼伝』では初期からプレイヤーとして使える。また、かえでに素性を探られるも、エケイ、慶次郎、マゴイチ、オユウとの戦いを経て、鬼武者たちを掃討する任を帯びる。マーセラス改パワー(登場作品:『1』『無頼伝』) 一度倒され白風を奪われたマーセラスをギルデンスタンが改造したもの。白風無しで改造前と同じ技を全て用いる。 『無頼伝』では、ストーリーモードでマーセラスを強化し、レベル2にするとスタイル変更できる。使える武器は金棒しか共通しない。 マーセラス改スピード(登場作品:『1』『無頼伝』) マーセラス改パワーの体力を0にすると新たに体力が設定され、こちらにスタイル変更。目にも留まらぬ速さで動き、二刀流で攻撃してくる。 『無頼伝』ではマーセラスをレベル3にするとスタイルに追加される。他のスタイルと武器が1つも共通しない。 マーセラス・極(登場作品:『3』『新』) マーセラスの開発技術を元に造り出された鬼の一族の者を素体としない造魔。盾が破壊されると、剣の形状を変えてくる。量産までもを可能にした。 『新』では敵としては登場しないが、鬼屋敷のガルガント戦後のイベントにて登場する。 スチラード(偽左馬介)(登場作品:『1』) 左馬介を参考にギルデンスタンが完成させた造魔。 外見は本物と瓜二つで、長年左馬介と共に旅をしてきたかえでの目さえも欺いた。外見上の篭手以外の違いは明智拵の柄の色。 擬態能力によって左馬介の剣術をコピーし、戦術殻に似た技を繰り出す。 関連性は不明だが、『無頼伝』ではかえで、オユウ、コタロウ、エケイの偽物が登場する。 ジャイド / ヒュージャイド(登場作品:『2』『無頼伝』) 刀足軽と弓足軽にさらなる改良を加えて完成させたワニのような造魔。 凶暴さが増し、大顎を用いた噛み付き攻撃も仕掛けてくる。 知能も向上しており、複数集まると連携を行う。 『無頼伝』では、ストーリーモードで刀足軽を強化し、レベル2にすると自動でジャイドに変更される(戻せない)。バジャイド / ヒューバジャイド(登場作品:『2』) それぞれジャイドとヒュージャイドの強化版。 全身が赤みを帯びており、攻撃力、知性などでジャイドとヒュージャイドを上回る。 ムサイド / ジョーダー(登場作品:『2』『無頼伝』) 三つ目と闇蜘蛛をベースに、より高い機動力を目指して制作された造魔。 行動パターンは三つ目や闇蜘蛛と同じだが、ジョーダーは分身の代わりに毒霧を吐いたり、闇蜘蛛の苦無のように爪を飛ばしたりする。 『無頼伝』では、ストーリーモードで三つ目を強化し、レベル2にすると自動でムサイドに変更される(戻せない)。この時に陰陽の爪を装備すると、ジョーダーの再現といえる。ギラムサイド / ギラジョーダー(登場作品:『2』『無頼伝』) それぞれムサイドとジョーダーの強化版。より高い戦闘能力を備え、体色は暗く、老人面を着けている。 『無頼伝』ではムサイドをレベル3にすると自動でギラムサイドに変更される(戻せない)。陰陽の爪でギラジョーダーを再現できる。 ガイドロス / ゼダン(登場作品:『2』) 手長と闇甲冑を創造したときのノウハウをもとに、ギルデンスタンが完成させた造魔。 骨が剥き出しで外見は脆そうだが甲冑が不要な程の強度があり、耐久性を損なうことなく機動力が向上した。 ガイドロスは細身の刀による高速の斬撃を使う。ゼダンは幅広の剣による重い一撃比重を置かれた分、スピードがやや落ちた。バラガイドロス / バラゼダン(登場作品:『2』) それぞれガイドロスとゼダンの強化版。 ドロガンド / ドロガンド改(登場作品:『2』) ギルデンスタンの弟子が開発した半機械の造魔。通常は命令に沿った作業に従事しているが、攻撃を受けると防衛機能が働き、内蔵された武器を使って標的を排除しようとする。武器は幻魔をも巻き込む。 ドロガンド改はより剛性の高い部品を用いることで耐性がアップした。 ゲーロホーン / ゲーロゴーン(登場作品:『2』) レナルードを創造時に得た知識でギルデンスタンが造り上げた造魔。 扉に張り付いている幻魔で動かないが体内で生産する毒球や無限に再生する伸縮自在の触手で離れた所にいても攻撃が行える。 上級種のゲーロゴーンは破壊力と耐久力がさらに増し、攻撃を受けてもひるまない。 ゾルム(登場作品:『3』) 遺伝子操作を応用して刀足軽を素体に制作した造魔。簡易的な言語を話すだけの知能を持ち、強靭な4本の足で高度からの落下にも耐えられるため空挺部隊として利用されるようになった。『3』のオープニングでパリの街を襲撃した。ギルゾルム(登場作品:『3』) ゾルムに三つ目の遺伝子を配合した改良種。移動も速く、前足での蹴りを含むコンボを繰り出す。 ザガート(登場作品:『3』) 三つ目や闇蜘蛛を創造したときのノウハウを基に作られた造魔。4本の腕を持ち、壁に張り付くなど立体的な戦闘を行う。ザーヴェイト(登場作品:『3』) ザガートに猛禽類の遺伝子を組みこんだ改良種で、凶暴性が増した。 富嶽(登場作品:『3』) 胸部に埋め込まれた魔石は頭脳と感覚器官の機能を持つため頭部は不要となり、兜の中は空洞になっている。攻撃は幻魔にも当たる。真・富嶽(登場作品:『新』) ドロガンドと同じく半機械と思しき造魔。魔石に変わって、胎児のような生き物が核となっている。『3』に登場した富嶽とちがい、暴走して味方を攻撃しないようになった。死に際に爆発する。 真・富嶽五七号(登場作品:『新』) 真・富嶽により強固な鎧を身につけさせたもの。死に際に爆発する。 ドルドー(登場作品:『3』『新』) ギルデンスタンが海底神殿で得た技術を基に製作した造魔。怒嵐剣の回転は腕にかける負担の問題上緊急時に限定されている。『新』では怒嵐剣は幻魔氷剣に変更された。ドルデキオ(登場作品:『3』『新』) ドルドーの上位造魔。常時怒嵐剣を回転させることが可能。また、怒嵐剣から衝撃波を放つ能力も付加された。『新』では怒嵐剣は幻魔氷剣に変更された。 戦法の変化により『3』『新』では一味違う敵となった。 ズモー(登場作品:『3』) ブローニュ動物園のゴリラに象の心臓を移植した変異体に、幻魔の血を配合させた造魔。 非常にタフで抜群の環境適応能力を持つ。性質は凶暴で、敵と認識した生物には容赦なく襲い掛かる。 500キロ以上ある巨体を活かしたボディプレスや、鋭い爪を備えた豪腕の一撃は並の造魔の比ではない。グリズモー(登場作品:『3』) 時のねじれ装置によって戦国時代に転送されたズモーが、極寒地帯と化した琵琶湖に環境適応した造魔。冷気に強いが熱に弱い。 フォボラ(登場作品:『3』) 闇傀儡を参考に西洋鎧を用いて作られた特殊な造魔。相手を察知するまでは動かない。 幻魔弾の発射パターンが複数ある。ネロフォボラ(登場作品:『3』) ギルデンスタンが自身の護衛用に作り上げたフォボラ。 フォボラより耐久力は劣るが、再度魔力を吹き込むことで何度でも再利用できる。 倒してもギルデンスタンの魔術で蘇るため、ギルデンスタンを倒さなければならない。 ブレインスタン(登場作品:『3』) ギルデンスタンが作った純粋に機械を素体とした初めての造魔でガトリングガンやミサイル攻撃を行う。 素体となった機械はフランス軍が開発中の新型兵器であり、両腕部の装甲にマーキングされたフランス国旗がその名残である。左馬介が凱旋門で戦うが、ミシェルで凱旋門に戻った時とエッフェル塔で復活している。 レノックス(登場作品:『新』) キノコを素体とした造魔で主に他の幻魔召喚を行うが防御として毒霧攻撃を行う。特大サイズの個体も存在する。 黄泉土竜(登場作品:『新』) 三つ目系同様、忍者を素体としている。土にもぐった後飛び出して攻撃してくる。潜った直後と出てくる前に追い討ちで一撃死させるチャンスがある。黄泉土竜・獄(登場作品:『新』) 黄泉土竜の上級種で、プレイヤーの下に来たらすぐ飛び出すので追い討ちによる一撃死が狙いにくくなっている。 釜弾正(登場作品:『新』) 爆弾を設置した後すぐ消えるという神出鬼没な造魔。自身も全身にダイナマイトを巻きつけ、背中と腕に爆発する樽を抱えている危険な存在。またプレイヤーとの距離が離れると居眠りする性質がある。 ケイスネス(登場作品:『新』) 電気を帯びた独楽を投げてくる猿を素体とした造魔で、その姿は古来の妖怪を模している。投げる独楽は壁で一度反射する。シーワード(登場作品:『新』) ケイケネスの上位種。独楽以外に、体術も使用する。 フリーアンス(登場作品:『新』) 触手で攻撃する。普段は透明だが、魂吸収の動作を行うことで姿を目視できるようになる。フリーアンセアス(登場作品:『新』) フリーアンスの上位種。触手が長くなり、目視に必要な魂吸収の動作時間も長くかかる。 死魔大筒(登場作品:『新』) 巨大な大砲を素体とした造魔。一定の方向にのみ砲撃を繰り返す。こちらから攻撃をすることで、砲撃の方向を変えることが可能。死魔大筒・新口径(登場作品:『新』) 死魔大筒の上位種。目標の位置に合わせて砲撃の向きを変える。 金剛 / 森羅 / 止水 / 絶影(登場作品:『新』) 豊臣軍の武将たちが幻魔蟲によって幻魔化したもの。幻魔武将とも呼ばれる。 HPが少なくなると、個体ごとに鬼戦術に似た超必殺技を使用する。 三途烏(登場作品:『新』) 忍者を素体とした造魔。猛禽類の特性も併せ持つ。両眼に光学兵器を仕込んでいる。三途烏・極(登場作品:『新』) 三途烏の強化版。 バンクヲー(登場作品:『新』) ガトリング砲を内蔵した造魔。巨体に似合わず機動性が高い。ベガバンクヲー(登場作品:『新』) バンクヲーの上位種。チャージショットを装備している。 大玄武教経(登場作品:『新』) 全高数10mはあろう巨大な鎧兜の造魔。複数体存在する。胸の装甲には豊臣家の家紋が描かれている。 物語冒頭で堺の町を壊滅させる。 大菩仁(登場作品:『新』) 硬い甲羅と牙を持った蟹型の巨大造魔。ジャンプで攻撃する。大菩仁(量産型)(登場作品:『新』) 大菩仁の量産型。牙が無い。 大哭蟷螂(登場作品:『新』) 蟷螂の雄を素体とした昆虫型の造魔。尻尾に巨大なノコギリを装備している。 大闇震手(登場作品:『新』) 蜂の雌を素体とした昆虫型の造魔。腹部から幻魔卵を無尽蔵に生み出す。幻魔卵(登場作品:『新』) 大闇震手が生み出す幻魔の卵。
※この「造魔」の解説は、「鬼武者」の解説の一部です。
「造魔」を含む「鬼武者」の記事については、「鬼武者」の概要を参照ください。
- >> 「造魔」を含む用語の索引
- 造魔のページへのリンク