じりじり

実用日本語表現辞典

じりじり

別表記：ジリジリ

主に、焦れるさま、焦るさま、または焦げるさまなどを意味する表現。待ちきれない心理や徐々に趨勢が移るさまなどを表すことが多い。

（2011年10月21日更新）

デジタル大辞泉

じり‐じり

［副］(スル)《「ぢりぢり」とも表記》

１ ゆっくりとわずかずつ確実に進み迫ったり退いたりするさま。じわじわ。「首位に—（と）迫る」

２ いらだたしい気持ちがつのって落ち着かなくなるさま。「なかなか電車が来なくて—する」

３ 太陽が焼けつくように強く照りつけるさま。「真夏の太陽が—（と）照りつける」

４ 油などの焼ける音を表す。

「鰯の油が—と垂れて青い焔が立った」〈長塚・土〉

５ ベルなどの鳴る音を表す。「始業のベルが—（と）鳴る」

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「じりじり」の例文・使い方・用例・文例

• その警官は犯人にじりじりと近づいていった
• 砂漠の太陽が彼にじりじり照りつけた。
• そのレスラーは相手をじりじりと攻めた.
• 彼は池にじりじり近寄った.
• 彼は相手にじりじり攻め寄った.
• 雨霰と降る弾丸(たま)の中をじりじり進んでいった.
• 外出したがってじりじりしていた.
• 気温はじりじりと 40 度に近づいた.
• 彼らからは何も消息が届かなかったので, 彼はじりじりしながらそれを待っていた.
• ベーコンがフライパンの中でじりじり焼けていた.
• 外はじりじりと焼けつくような熱さだった
• 敵がじりじりと詰め寄って来ていた.
• 彼はじりじりと相手の方へにじり寄った
• じりじり進む
• じりじり主義が勝つ
• あの病いはじりじり死ぬ病いだ
• （巻き狩などして）じりじりとつめ寄る
• 巡洋艦が逃げる敵にじりじりと接近した
• じりじりとすり寄る
• 日がじりじりと照りつける