担当俳優について
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ブラッド・ピットの吹き替えは『スリーパーズ』で初担当。その後、フジテレビの『ゴールデン洋画劇場』を中心にテレビ放送版で起用される事が多くなり、2006年に放送された『トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜』では「ブラッド・ピットの日本語版の声優」として紹介される。堀内はピットの吹き替えについて「他の俳優と異なり、作品に登場するキャラクターとしてではなく、その俳優のイメージに合わせ(寄せ)て演じている」とのことで、ピットを演じる中で一番楽しかった作品として『Mr.&Mrs. スミス』を挙げ、ピット本人については「芝居が好きで、ただの二枚目をやりたくないんだなと思いながら、芝居重視でやることが多いですね。顔がああいうイケメンで、日本でも人気が高いので、声の響きやちょっとした色気を乗せているというのはあります。ただ、この人は作品で主張して、やりたいものしかやらないんだろうなと感じます」と述べている。また、テレビ局独自の吹き替え制作が殆ど無くなった現在ではソフト版、オンデマンド配信版を含めほぼ専属で担当するようになり、「ブラピといえばこの人」と定着した。『焼きたて!!ジャぱん』ではピットのパロディキャラクターであるブラッド・キッドの声を務めた。近年では「ブラピ声優」としてトーク番組にも出演している。 ピットと同じく、本人のイメージに寄せて演じている俳優の1人にベン・スティラーを挙げ、「コミカルな演技の中にとっても哀愁がある人だと思います。どんなにコミカルな役をやっていても、芝居的には真面目で、声を作ったりしてふざけない。あの人の目の奥にある寂しさを演じられるような、ナチュラルな芝居を意識しています」と話した。堀内と並んでスティラーの吹き替えを多く担当していた檀臣幸の没後は『ナイト ミュージアム』シリーズのラリー・デイリー役を引き継いでいる。 また、チャーリー・シーンに関しては「この人は、芝居なのか地なのかよく分からない。どちらかと言えば作品ありきで、あんまり彼の顔だからというニュアンスは付けないで、作品に従ったキャラクターとして演じています」と語り、『プラトーン』(テレビ東京版)の時のみ元の演技以上にナイーブさを加えたという。 TVシリーズの『フルハウス』ではジェシー・コクラン役のジョン・ステイモスを長年に渡り演じた。本業がミュージシャンという役柄であるが、当時の堀内は台本を開く時に「歌がありませんように」といつも祈っていたほど歌が苦手であった。また現場には歌の先生とコーラスの方が居り「はい、違いますよ、この音ですよー」と毎回しごかれ、「Is you〜♪」などと歌うと、「賢雄さん、伊豆の温泉みたいに聞こえますよ」と茶化され、リラックスさせて貰った一方で少し傷ついたと当時の状況について苦笑していた。「克服しなければいけないことが目の前にある」と心掛け、レッスンを繰り返していくうちにどんどん上達していったという。
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担当俳優について
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特にブルース・ウィリスに関して樋浦は他の吹替声優と比べて最も担当回数が多く、2000年に日本コカ・コーラの缶コーヒージョージアのCMにウィリスが半年間出演した際にも吹き替えを担当。ウィリスの代表作である『ダイ・ハード』シリーズのジョン・マクレーン役の吹き替えを日本で初めて担当し、その後も全シリーズに渡って(5作目である『ダイ・ハード/ラスト・デイ』のみソフト版ではなく吹替の帝王版)演じている唯一の人物としても知られている。また、後に本シリーズがテレビ朝日の『日曜洋画劇場』で放映される際にマクレーン役を務めることになる野沢那智も、樋浦の吹替を視聴した際には「俺にはこういう市井の労働者っぽい雰囲気は出せない」と樋浦の演技とその“はまり役”ぶりを高く評価していたと同時に、自身が吹き替えを務める際に参考にしたと息子の野沢聡が語っている。2012年にバンダイナムコゲームス・バンプレストレーベルから発売されたクロスオーバー作品であるニンテンドー3DS用シミュレーションRPGソフト『PROJECT X ZONE』では『ダイ・ハード』をモデルにしたゲームである『ダイナマイト刑事』からジョン・マクレーンを演じるウィリスをモデルにしたキャラクター、ブルーノ・デリンジャー警部補が登場し、樋浦がその声を担当した。樋浦によるウィリスの吹き替えはビデオソフト収録版の担当が中心であったが、テレビ放送版(主に上述の日曜洋画劇場)を中心に担当していた野沢の療養中に吹替が製作された『ホステージ』ではテレビ朝日版の吹き替えを野沢に代わり担当した。 樋浦はウィリスについて「彼は、実はなかなかの名優。コメディっぽいときもあるし、『シン・シティ』みたいに根暗なおじさんみたいなときもあるしね。俺たちが声でちょこっとやったくらいで簡単に追い付けるものではないです」と俳優として尊敬していると述べており、「どんな役どころもこなせる、魅力ある俳優さん。結構、リアリストかも…」とも語った。これまでに演じたウィリスの作品の中でも特に気に入っている役柄として『シン・シティ』のジョン・ハーティガン役と『ラスト・ボーイスカウト』のジョー・ハレンベック役を挙げ、前者に関しては「俺が年取ってからの仕事だったからそれなりに自分らしく、ブルース・ウィリス風ではなくてハーティガン風になれればいいなと思ってやれた」と話し、後者については「『ダイ・ハード』を捉えて作ってるみたいなやさぐれた感じがすごく良い。シークレットサービスでそれに失敗したかなんかで私立探偵になって女房にも逃げられみたいな。それが『ダイ・ハード』の役(ジョン・マクレーン)に似てて、演じててすごく面白かった」と振り返っている。 『未知との遭遇』や『ジョーズ』で、長年担当したリチャード・ドレイファスについて樋浦は「すごくはまりやすかった」としており、「このしゃべり方をしたら次はこう動くな」と画面を見れば次にドレイファスがどう動くか予測がつくと語っている。また、ドレイファスを吹き替えた作品の中でもVHS・DVD版、BD新録版、日本テレビ(金曜ロードショー)版の3バージョン全てで担当した『オールウェイズ』のピート・サンディッチ役は自身の代表作であるとも述べた。 ドレイファスと同様にやりやすい俳優としてジョン・マルコヴィッチを挙げており、「『ワー』とか『ギャー』とかいろんな声を使っていい役だと思うから、自分でもやってて楽しいですね。百面相みたいな顔してやるんだよ」と語り、マルコヴィッチ自身の容姿については「ひょっとこみたいな顔」と評した。2010年の映画『RED/レッド』はウィリス、ドレイファス、マルコヴィッチの共演作であり、樋浦はこの作品においてはマルコヴィッチの声を担当している。本作のマルコヴィッチの役(マーヴィン・ボッグス)については「やってて楽しい。だけどね、ハチャメチャな役を演じるっていうのは、結構難しい。そこは、外れない範疇で自分がうんと羽ばたくみたいな感じで思いっきりやらせてもらっています」と述べている。後のインタビューで本作における持ち役三名の内、誰を演じたかったかと問われた際には「正直なところ、僕は全部やってみたかったね。今思うと、一番やってみたかったのはドレイファスだったのかな」と語りつつも、本作でウィリスを演じた磯部勉は適役であったと評している。
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担当俳優について
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声を担当することが特に多いトム・ハンクスに関しては、演技に何度も感服を受けて、好きになった俳優と語っており、『フォレスト・ガンプ/一期一会』『レディ・キラーズ』などのコミカルな演技から『ダ・ヴィンチ・コード』『プライベート・ライアン』のようなシリアスな演技にかけてまで声を務めており、ハンクス独特の鼻声の喋りが、本人そっくりに声を吹き替えていると評価が高い。吹き替えを演じる上で、最も集中力を必要とする俳優の1人としてもハンクスを挙げており、「よくわからない喋り方をしているようで、実はものすごくコントロールしていて、役への集中力もある」、「それを合わせないと平板になってしまう」と理由を語った。自身に近いと感じる俳優は誰かという質問でも、江原はハンクスだと答えている。江原に先駆けてハンクスの代表作の多くを吹き替え、また『グリーンマイル』(フジテレビ版)では江原演ずるハンクスと敵対する助演のダグ・ハッチソンの声を務めた山寺宏一も、「特に、役者の中でトム・ハンクスが大好きで、自分に吹き替えが来た時はものすごく嬉しかったんですけど、江原さんが吹き替えされている声を聞くとトム・ハンクスが喋っているようにしか聞こえません。トム・ハンクスも作品によっていろいろなお芝居をされているんですが、やっぱり江原さんの声を聞くと説得力があるんです。今聞いても目を閉じると江原さんの声でトム・ハンクスが見えてきます。でも、トム・ハンクスの声を聞いているとき、江原さんの顔思い浮かばないです。それだけハマっている証拠だと思います」と評している。『ハドソン川の奇跡』では、公開時に作られた公式吹替版ではハンクスを立川三貴が演じたが、「トム・ハンクスである以上は、どうしてもいつもの江原さんの声でも聞いてみたい」とのファンの声に応えてザ・シネマでは江原がハンクスを吹替た新録版が製作されることとなり、公開当時話が来ずに諦めていた江原自身も本作のオファーを受けて喜びを感じたという。 ロビン・ウィリアムズに関しては、彼はストレスの強いしゃべり方をするため、そのアクセントを日本語に合わせるため仕込みに相当時間をかけると語った。そして日本人にはわかりにくい、人物のモノマネやギャグをよく披露するウィリアムズに対して、彼自身によるモノマネもあまり似ておらず、彼に似せようと思うのではなく彼がやろうとしているキャラクターをつかむようにして演じているという。ウィリアムズを初めて吹き替えた『グッドモーニング, ベトナム』で「アメリカ側の勝手な正義感」をアドリブにより表現し、制作局から賞が贈られた。『ミセス・ダウト』のフジテレビ版では、普通なら原語を流用するオリジナルのスクリプトにも記載されていなかった冒頭の早口気味なイタリア語の歌も、翻訳を担当した松崎広幸が昔から江原と親しく、松崎が「速く喋れる江原さんだから歌ってもらおう」と耳から起こす形で歌詞を採って、吹き替えで歌うことになった。その歌を吹き替える際に、ウィリアムズは独特のタメが入るため、尺どおりに歌うとうまく合わないといい、ウィリアムズのタメをつかむために、電車に乗っているときにも歌を聴いたりするなど、歌を合わせるのに苦労したと語った。『アンドリューNDR114』では、ウィリアムズが演じるロボットのアンドリューを、吹き替えでロボットであることをどのように表現するかが大きなポイントで、その役作りとして最初はぎこちない話し方で喋り、アンドリューがバージョンアップしてだんだんと人間味を帯びてきたとき、人間的な表現で自然な台詞になるようにしたと語った。 ウェズリー・スナイプスについては、よく喋るが首や目の動きにアクセントがあり、それに合わせるように喋るとうまく合うと語った。2000年代以降を境に長らく江原はスナイプスを担当する機会は少なくなっていたものの、2015年の『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』では、ささきいさおのシルヴェスター・スタローンをはじめスターたちの吹き替えがファンに馴染み深いフィックス(専属)声優陣でキャスティングされた中で、江原もスナイプスの声を約10年ぶりに担当した。ささきとは『デモリションマン』(テレビ朝日版)以来18年ぶりのスタローン(ささき)、スナイプス(江原)役での再共演となった。江原自身も「本作では、久しぶりのウェズリー・スナイプスだったので、合わせるのに苦労しました」と語り、それ以上に(苦労より)「男ばかり集まってやる仕事も楽しいので、まさに“男祭り”に参加できてよかったことの方が印象に残っています」と話し、本作の参加への喜びを語った。 また、ビル・マーレイは、台詞が言いっ放しでオフビートのように演技のテンポがバラバラなためあわせるのが難しく、コツを掴むまで時間がかかったという。マーレイのキャラクターとしてはアメリカ版寅さんだと感じ、吹き替える際は、日本語版制作スタッフから要求がある場合を除き、いつもの演技のときは寅さん風「おとぼけオジさん」のニュアンスで演じていると語った。 マーレイとは逆にエディ・マーフィ(かつては山寺宏一・下條アトムに次いで多く担当していた)は台詞を言うテンポがあるため演じやすく、イメージでいうとダフィー・ダックのような感じであると語り、前述のロビン・ウィリアムズはその中間であるとも述べた。『ナッティ・プロフェッサー クランプ教授の場合』の日本版パンフレットでは先述の下條、山寺と並んで江原もマーフィ声優として紹介されている。 ウィル・スミスに関しては、『メン・イン・ブラック』で初めて吹き替えを担当することになり、ラッパー出身で当時俳優としては新人だったため日本ではあまり知られていなかったスミスの「独特なノリとキレのいい若々しいキャラクター」に魅力を感じたという。そこで、映画の設定の新人エージェントである点を意識して「人のいいノリのいい若者」という役作りを行い、表情豊かなスミスの台詞あわせについてかなり努力したと語った。 同業者からは台本への書き込み量の多さでも知られる。
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担当俳優について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 05:33 UTC 版)
ウィル・スミスをはじめとした、アフリカ系アメリカ人の俳優の吹き替えを多く担当している。 『インデペンデンス・デイ』で初めて担当したウィル・スミスに関しては「やっぱり音楽畑の人だなという印象でしたね。動きにしろ口調にしろ、そういうノリを感じました」と初見ですぐ好きになり、エディ・マーフィ(後述)やウェズリー・スナイプスと比較すると次世代な雰囲気を感じたといい、役作りをする上で最初に顔写真を見た際には「身体がデカいしマッチョなのにかわいい顔をしているので、もう少し声は高めかな」と思いつつも、その太い地声を聞いてギャップに驚き、マッチョな雰囲気を出すことを心がけたという。スミスの芝居のノリは「エディ・マーフィをソウルとすると、ウィル・スミスはヒップホップ、あるいはストリートな印象がある」と話している。また、過去に顔マネをしていたこともあって、自分の中で勝手な親しみを覚えていたといい「吹替えを複数回やると、練習の時点でものすごく作品を見てその人の芝居を研究するので他人とは思えなくなって親近感が勝手に湧く」と話した。2019年に『アラジン』のイベントのために来日したスミスと対面した際には「こうやって違う言語で声をやっていただいた方に直接会えるのは、俳優として、まれな機会なので、今日お会いできてホントに最高。で、2人の共通点はハンサムだってことだ」と言われ感激したとのこと。対面後である『ジェミニマン』でのインタビューでは「憧れのスーパースターの1人。お会いして、ますますファンになりました。演技もさることながら、その人柄の良さに凄く感動しました。俳優としては、もちろんアクションもこなせるし、人間ドラマも見事に演じられるし、タフガイやクールな役もやるけど、そこに人間らしさとかチャーミングさが出てくるのが彼の素晴らしさかなと感じる」とスミスの魅力について語った。また、一番好きなスミスの出演作は何かと聞かれた際には「ダントツ『アラジン』です」と答え、その理由については「僕が声を演じさせていただきましたし、ウィル自身もこれまでの集大成だとおっしゃっていたので」と語り、それまでは自分が声を演じていないものも含め、好きな作品が色々あったものの『アラジン』では歌も吹き替えた上に直接会ったこともあり、気づけば完全にスミスを他人とは思えなくなっていたことを明かしている。スミス本人も『ジェミニマン』のジャパンプレミアカーペットイベントにおいて「(山寺の吹き替えを観て)僕もああやって演技しておけばよかったと思うことがあるよ」と打ち明け、山寺を喜ばせる一幕もあった。 『ハーレム・ナイト』のソフト版(1990年7月に日本語吹替版VHSが発売)以降、数多くの作品で吹き替えを担当し、2010年以降は専属となっているエディ・マーフィについては同い年だったこともあり、予告やCMを見ていて特に「この人、絶対にやりたい」と心の中でずっと思ってきた俳優であったものの『48時間』(日本テレビ新版)で抜擢され、吹き替えを担当した際には「もうどうしていいか分からない」と感じ、苦心していたという。また、マーフィ担当として山寺は比較的後発の存在であることから、自身に先駆けてマーフィの吹き替えを担当した下條アトムや富山敬を支持する声が根強い(「やっぱりエディは富山敬さんだよなぁ」、「あれ(下條)がエディ・マーフィなんだよ、やまちゃん(山寺)は普通に喋っているから面白くない」など)ために、何作品か担当していても未だに自分がマーフィに合っているのか分からないと話している。しかしマーフィに対する思い入れも強く、『シュレック』シリーズでは原語版でマーフィが演じたドンキーの吹き替えを10年に渡り担当、「“まるで僕のために作られたキャラクターだ”と感じてもらえるのが一番ですけど、吹き替えの場合は“エディ・マーフィが日本語を喋れたらこうなるよね”と思ってもらえること」が目標であるとし、特にドンキー役をやる時は「器用に吹き替えているだけではダメだ!」と心掛けているとした。ドリームワークスのCEOジェフリー・カッツェンバーグから、「世界で最高のドンキー」とお墨付きをもらった際には「声優を始めた時、エディの作品をやるのが夢だったので、評価してもらえて嬉しいです」と喜びを語った。 またジム・キャリーの担当声優としても知られており、1994年の映画『マスク』は機内上映版・ソフト=ビデオグラム版・テレビ放送(日本テレビ)版の3バージョン全てを担当、代表作として度々上げられるなど高い評価を得ている。山寺は本作のキャリーを演じる上での工夫について「ジム・キャリーが色んな面白い芝居をしているから、テクニックもなにも、彼と同じような芝居を同じような声でやれればいいなと思った」と回想し、「Cuban Pete」を歌うシーンを「やらなくていいよ」と言われて吹き替えられなかったことが心残りだとしている。山寺自身も「ジム・キャリーは同年代ということもあり、本当に好きな俳優なので、これからも演じていけたら嬉しい」と話しているほか、デンゼル・ワシントンなど多くの俳優の担当を競い合い、多数の作品で共演してきた大塚明夫との対談では「これだけは取られたくない」俳優としてキャリーの名を上げている。また、山寺は一度のみキャリーと対面しており、このことは「やはり、吹替をやっている者にとって、オリジナルの俳優さんに会えるのは特別なこと」であると語り、忘れられない現場の一つだとしている。 自身が担当した俳優の中でも気に入っている俳優の一人にかつて吹き替えを多く担当していたトム・ハンクスを挙げており、「自分に吹き替えの話が来た時はものすごく嬉しかった」と語ると同時に、現在ハンクスの吹き替えをほぼ専属で担当している江原正士については「江原さんが吹き替えされている声を聞くとトム・ハンクスが喋っているようにしか聞こえません。ハンクスも作品によっていろいろなお芝居をされているんですが、やっぱり江原さんの声を聞くと説得力があるんです。今聞いても目を閉じると江原さんの声でハンクスが見えてきます。でも、ハンクスの声を聞いているとき、江原さんの顔思い浮かばないです。それだけハマっている証拠だと思います」と評しており、敬意を表している。また、山寺は『グリーンマイル』(フジテレビ『ゴールデンシアター』放映版)では江原演ずるハンクスと敵対する助演のダグ・ハッチソンの声を務めた。
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