じゃとは? わかりやすく解説

じゃ〔ぢや〕

[接]《「では」の音変化

前の事柄受けて、あとの事柄が起こることを示す。それならば。じゃあ。「『私は行かない』『—、僕が行こう』」

前の事柄と関係なく言葉続けたり、話題変えたりするときに用いる。それでは。じゃあ。「—、失礼します

[補説] 「では」よりはくだけた場面使われる


じゃ〔ぢゃ〕

[助動][じゃろ(じゃら)|(じゃっ・で)|じゃ|じゃ(じゃる)|○|○]《連語「である」の音変化形「であ」がさらに音変化したもの体言活用語連体形準体助詞「の」などに付く。

断定の意を表す。…である。…だ。

「もうちと早く来るとよかったじゃが」〈横光

連体形の用法)認定する意を表す。…であると認める。

「むむ、姉ぢゃ人、これは幸ひぢゃ」〈伎・壬生大念仏

疑問語を受け、下に「知らぬ」を伴って不明の意を表す。…であるかどうか

「どのあたりに有ることぢゃ知らぬ」〈虎寛狂・三本柱

多く疑問語「何と」を受けて反語の意を表す。…であろうか、いや、そうではない。

「諸侍が何とその様さもしい事をするぢゃ」〈虎寛狂・雁盗人

(「てじゃ」「にじゃ」の形で)軽い敬意を表す。…(し)ておいでだ。→だ

小春殿は二階寝てぢゃ」〈浄・天網島

[補説] 室町後期以降の語。未然形「じゃら(じゃろ)」、連用形「じゃっ」、連体形「じゃる」の例は少ない。現代でも古風な口調方言として、西日本中心に「や」とも音変化して広く行われている。


じゃ〔ぢや〕

連語

【一】断定の助動詞「だ」の連用形に「は」の付いた「では」の音変化連語「では【一】」に同じ。「それ—約束が違う」

【二】格助詞「で」に係助詞「は」の付いた「では」の音変化連語「では【二】」に同じ。「今—誰も覚えていない」

【三】連語「ては」の転じた「では」の音変化連語「ては」に同じ。「そんなに飲ん—体に悪い」

[補説] 「では」よりはくだけた場面使われる


じゃ【蛇】

読み方:じゃ

常用漢字] [音]ジャ(呉) (慣) [訓]へび くちなわ

[一]ジャ

へび。「蛇身大蛇毒蛇

へびの形に似たもの。「蛇口(じゃぐち)・蛇腹(じゃばら)」

[二]〈ダ〉へび。「蛇蝎(だかつ)・蛇行蛇足長蛇竜頭蛇尾

[三]〈へび〉「海蛇毒蛇錦蛇(にしきへび)」

難読蟒蛇(うわばみ)・大蛇(おろち)・赤楝蛇(やまかがし)


じゃ【蛇】

読み方:じゃ

大きなヘビ総称。おろち。うわばみ。「鬼が住むか—が住むか」

《「蛇之助」の略》大酒飲み酒豪

「どちらへ似ても—の子孫」〈浄・淀鯉


じゃ【邪】

読み方:じゃ

常用漢字] [音]ジャ(呉) ヤ(呉)(漢) [訓]よこしま や か

正道食い違うこと。ねじけている。よこしま。「邪悪邪曲邪慳(じゃけん)・邪心邪推邪道正邪破邪

人に害を及ぼすもの。「邪鬼・邪魔/風邪(ふうじゃ)」

難読風邪(かぜ)


じゃ【邪】

読み方:じゃ

心がねじ曲がって正しくないこと。また、その人よこしま。不正。「正は—を制す」⇔正。

野球で、邪飛の略。ファウルフライ。「三—」


じゃ

大阪弁 訳語 解説
じゃ だ、である
be
「である」の転。上方では「でぁ」の破裂弱く、「だ」にならず「ぢゃ」になったドス利かせた言い方をする際には「や」や「ねん」を使わずこれを使用するが、「じゃろ」「じゃったら」などの活用はしない。おまえいんじゃ、なにぬかしとんじゃ、なんぼのもんじゃい。南紀伊、越中山陽四国飛騨美濃東南九州、で使われる断定助動詞江戸でもこれを使っていたが、東京になって関東訛り強まり、「だ」になった


~じゃ

~だ、~である
例「おまん、あっぽけか」「そら、おまんじゃ
=「お前、アホか」「それはお前だろ」

じや

読み方:じゃ

  1. 掻払ひを云ふ。
  2. 掻払のこと。

読み方:じゃ

  1. 大酒家につくる渾名
隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

じゃ

出典:『Wiktionary』 (2021/11/12 22:44 UTC 版)

接続詞

じゃ

  1. 口語話題次の段階進めるときや転換するときに使う。接続詞としての「では」と同義

類義語

  • では
  • じゃあ

縮約形

じゃ

  1. 口語述語用言述語体言のあとに置く。
    1. 打ち消し措定同定に使う。
    2. 位置時間方法範囲などに関する体言や、用言+「の」の後に置いて判断前提仮定を表すときに使う。だと。となっては。においては
  2. 口語形容動詞、または形容動詞型の活用をする助動詞連用形音便形の後に置く。
    1. 打ち消しに使う。
    2. 判断前提や、仮定を表す。
  3. 口語)ナ・マ・ガ・バ行五段活用動詞連用形音便形の後に置く。他の動詞連用形音便形形容詞連用形のあとでは「ちゃ」用いる。
    1. 補助動詞を伴う語句打ち消しに使う。
    2. 判断前提や、仮定を表す。「〜では」や「(終止形)と」「〜でしまうと」に言い換えられる。

語源

類義語

  • では、じゃあ
  • ては、ちゃあ

助動詞

じゃ

  1. (中国, 四国, 九州, 役割語としての老人語) 断定助動詞だと同義

活用

未然形 連用形 終止形 連体形 仮定形 命令形 活用
じゃろ じゃっ
じゃ (な) なら 特殊型

語源

で+あるより。

類義語

  • ぢゃ

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