三省堂 大辞林 |
それから
それから 0
(1)ある物事に続いて、他の物事が起こる意を表す。そして。そのあと。
「顔を洗って、―ご飯を食べる」
(2)ある物事に追加する意を表す。その上。
「学校がある。―銀行もある」「―薬も買って来てね」
映画情報 |
それから
| 原題: | |
| 製作国: | 日本 |
| 製作年: | 1985 |
| 配給: | 東映 |
| スタッフ | |
| 監督: | 森田芳光 モリタヨシミツ |
| プロデューサー: | 黒澤満 クロサワミツル |
| 藤峰貞利 フジミネサダトシ | |
| 原作: | 夏目漱石 ナツメソウセキ |
| 脚本: | 筒井ともみ ツツイトモミ |
| 企画: | サンダンス・カンパニー |
| 撮影: | 前田米造 マエダヨネゾウ |
| 音楽: | 梅林茂 ウメバヤシシゲル |
| 音楽プロデューサー: | 石川光 イシカワコウ |
| 美術: | 今村力 イマムラツトム |
| 編集: | 鈴木晄 スズキアキラ |
| 録音: | 橋本文雄 ハシモトフミオ |
| 宮本久幸 ミヤモトヒサユキ | |
| スクリプター: | 北村道子 キタムラミチコ |
| スチール: | 目黒祐司 メグロユウジ |
| 助監督: | 原隆仁 ハラタカヒト |
| 照明: | 矢部一男 ヤベカズオ |
| キャスト(役名) |
| 松田優作 マツダユウサク (長井代助) |
| 藤谷美和子 フジタニミワコ (平岡三千代) |
| 小林薫 コバヤシカオル (平岡常次郎) |
| 笠智衆 リュウチシュウ (長井得) |
| 中村嘉葎雄 ナカムラカツオ (長井誠吾) |
| 草笛光子 クサブエミツコ (長井梅子) |
| 風間杜夫 カザマモリオ (菅沼(三千代の兄)) |
| 美保純 ミホジュン (佐川の令嬢) |
| 森尾由美 モリオユミ (長井縫) |
| イッセー尾形 イッセーオガタ (寺尾) |
| 羽賀健二 ハガケンジ羽賀研二 (門野) |
| 川上麻衣子 カワカミマイコ (神楽坂の芸者・小染) |
| 遠藤京子 エンドウキョウコ (神楽坂の芸者・久米香) |
| 泉じゅん イズミジュン (女郎) |
| 一の宮あつ子 イチノミヤアツコ一ノ宮敦子 (賄い婆さん) |
| 解説 |
| 明治後期の東京を舞台に、親友の妻への愛に悩む主人公の姿を描く。夏目漱石の同名小説の映画化。脚本は「ヘッドフォン・ララバイ」の筒井ともみ、監督は「メイン・テーマ」の森田芳光、撮影は「お葬式」の前田米造がそれぞれ担当。 |
| ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください |
| 明治後期の東京。長井代助は、三十歳になってもあえて定職を持たず、本を読んだり界隈を散歩したり、毎日を気ままに送る思索者である。しかし生活に困ることはない。父・得は大実業家で、兄・誠吾がその事業を継いでおり、次男の代助に多大な援助を与えていたからだ。おかげで、代助は別宅を構え、老婢と門野という書生を置いていた。父や兄は、そんな代助に、早く身を固めろと説き、しきりに縁談を持ち込んだが、その都度、何らかの理由をつけてはそれを拒んできた。そんな代助を、兄嫁の梅子や子供たちの縫と誠太郎が好ましい視線で見ていた。ある朝、代助に、親友・平岡常次郎からの便りが届いた。平岡は代助とは異なり、大学を出るとすぐに大手銀行に入社し、地方の支店に勤務していたが、部下が引き起こした問題の責任を負うことになり、辞職し東京へ戻るというのだ。平岡とは三年ぶりの再会になるが、それは、また彼の妻・三千代との再会をも意味していた。三千代は、かつて大学時代、代助が想いを寄せていた女性で、親友・菅沼の妹であった。が、平岡もまた三千代に惹かれていることを知り、自らの義侠心にのっとった友情で、三千代を平岡に嫁がせたのであった。上京した平岡は、明らかに変っていた。彼の三年間の社会人としての生活は、平岡を俗人に変貌させていた。金のために働くことには意味がないと言う代助に、それは世に出たことのない男の甘い考えにすぎないと、平岡は非難をあびせた。が、そんな代助に、平岡は自分の就職の相談を持ちかけるのだった。一方、三年ぶりに会った三千代は、生活にやつれている様子はあるものの、以前にも増してしっとりとした美しさを備え、代助の心に不安な胸騒ぎのような感情が湧くのだった。平岡のために、住居を手配し、果ては借金の口ききまで奔走する代助は、やむなく兄に頭を下げた。そんな代助を見て梅子が力を貸してくれた。用立てた金銭のことで幾度となく三千代に会ううちに、代助は、過去に自分が選択した道が誤りであったことを深く実感した。平岡に三千代を譲るべきではなかったと。そして、三千代もまたかつてより押えていた代助への愛が押えきれなくなっている自分におののきを覚えていた。一方、家の繁栄のために、長井家とゆかりの深い財産家・佐川の令嬢との縁談を望む得と誠吾は、強引に代助に見合いをさせた。音楽会、食事会と次々に見合いの席を用意し、代助も、素直にそれに臨んだ。しかし、縁談が順調に進めば進むほど、代助の中で、ある一つの決意が固まっていた。「昔の自然に今、帰るのだ」−−。三千代に自分の気持ちを打ち明ける決意をした代助は、思い出のある百合の花を飾り、三千代を家に呼び寄せた。代助の思いきった告白に、三千代は涙を流した。なぜ、もっと早くに言ってくれなかったのか。あなたは残酷な人だ、となじりながら、その中には喜びが含まれていた。「覚悟を決めます」という三千代を代助はみつめた。しかし、この二人の決意は、二人の社会からの離反を意味していた。得の家に縁談をことわりに行った代助に、三千代とのことを平岡からの手紙で知った誠吾が罵声をあびせた。ついに、得は、代助に言い切った。「出ていけ!」。今は無一文になった代助は、それからを思い、ひたすら、歩き続けるのだった。 |
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それから
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/05/26 16:27 UTC 版)
『それから』は、夏目漱石の小説。1909年6月27日より10月4日まで、東京朝日新聞・大阪朝日新聞に連載。翌年1月に春陽堂より刊行[1]。『三四郎』(1908年)・『それから』(1909年)・『門』(1910年)によって前期三部作をなす。
定職に就かず、毎月1回、本家にもらいに行く金で裕福な生活を送る長井代助が、友人平岡常次郎の妻である三千代とともに生きる決意をするまでを描く。
作中世界は1909年であり、東京高等商業紛争、『それから』の連載に先立つ『煤煙』の連載、日糖事件などの作品外の事象への言及がある。
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