かてい‐けい【仮定形】
已然形
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/31 06:33 UTC 版)
已然形(いぜんけい)または仮定形(かていけい)とは、日本語の用言における活用形の一つ。日本語の動詞や形容詞などは語形変化を起こすが、活用形とは学校文法において語形変化後の語形を六つに分類したものであり、已然形(仮定形)はそのうちの一つである。なお已然形は文語で使われる用語であり、仮定形は現代口語で使われる用語である。
- ^ 芳賀矢一『中等教科明治文典』 (1904) に「第五活用形の『死ぬれ』は『死ぬれども』『死ぬれば』の如く,或条件の已に成立せるを許していふ時に用ゐる形なれば已然形といふ」 (2・2) とあるように,「已然」の意味は元来動詞の已然形について認められた。助動詞「む」「まし」の已然形「め」「ましか」に「已然」の意味はない。
- ^ “遠藤 佳那子 (Kanako ENDO) - 活用形のなまえ―已然形― - MISC - researchmap”. researchmap.jp. 2023年10月31日閲覧。
仮定形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/07 22:24 UTC 版)
カ変活用動詞「来る」の仮定形は、命令形「来い」と同じ「来いば」という形が聞かれる。例えば「たまに遊びに来いばいいっしょ」。海岸部の一部では「くば」や「こば」という形もある。また海岸部ではサ変動詞に関しても「せば」という形がある。
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仮定形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/02 08:05 UTC 版)
仮定形は、独立して用いられることはなく、必ず「-ンバ」を伴って用いられる。鹿角地方では前述のように、「-ンバ」は未然形接続と仮定形接続の場合とを、それぞれ仮定条件と確定条件の意味で使い分けるが、他の地方では共通語と同様に、仮定形に「-ンバ」を接続させることで仮定条件を表す。
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仮定形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/02 08:05 UTC 版)
共通語での仮定形は、「高ければ」のように語尾「けれ」を取るが、秋田方言では「タゲァンバ」のように基本形と同じ形に直接「-ンバ」が接続する。また、「タゲァケァ」「タゲァガラ」が用いられることもある。「タゲァケァ」は「高いければ」にあたる「*タゲァケレバ」に由来する形である。「タゲァガラ」は理由表現の「-ガラ」が接続したように思われがちだが、由来は全く異なり、「高いくあれば」にあたる形が縮約したものである。秋田市周辺で使われる「ンダガラ」(そうだよ)は、形容詞で成立した「-ガラ」が形容詞以外にも接続するようになった例であり、全体としては「*ンダクアルハ」の縮約である。
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仮定形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/16 22:29 UTC 版)
仮定形は、共通語では「書けば」「見れば」などの形だが、西関東から九州東部までの範囲(近畿中央部除く)では「書きゃ(ー)」「見りゃ(ー)」のように融合した形を用いる。近畿中央部では仮定形を用いず「-たら」を使う。
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仮定形
「仮定形」の例文・使い方・用例・文例
- 仮定形という,用言の活用形
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