三省堂 大辞林 |
ゆうわく いう― 0 【誘惑】
映画情報 |
誘惑
| 原題: | Temptation |
| 製作国: | ドイツ |
| 製作年: | 1924 |
| 配給: | 神戸太洋商工映画部 |
| スタッフ | |
| 監督: | Gerhard Lamprecht ゲルハルト・ランプレヒト |
| 原作: | F. Carlsen F・カールセン |
| Ivan Schmith イヴァン・シュミット | |
| 撮影: | Carl Hoffmann カール・ホフマン |
| キャスト(役名) |
| Xenia Desni クセニア・デスニ (Georgetto Cressy) |
| Fritz Alberti フリッツ・アルベルティ (Mills) |
| Elsie Fuller エルシー・フラー (Blanche Terbrook) |
| Hugo Werner Kahle ヒューゴー・ワーナー・カール (Jan) |
| Dider Aslan (Soria) |
| 解説 |
| F・カールセン氏とイヴァン・シュミット氏の原作に基き、ゲルハルト・ランプレヒト氏の監督したもので、主役は「スワリン姫」「コーカサスの春」等出演のクセニア・デスニ嬢である。相手にはフリッツ・アルベルティ氏、エルシー・フラー嬢等の新顔が出演している。無声。 |
| ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください |
| ジャン・テルブルックの妻ブランシュは、夫の入獄中医師の勧めに従って女中のジオルジェットを伴い、風光明媚なニースへ出かけた。偶々夫人は瀕死したので、虚栄に憧れる二人の娘ジオルジェットは、せめて一度だけでも華美な衣裳を着てみたかったので、そのままブランシュ夫人に成り澄した。放免されたジャンは妻の跡を追ってニースに来る。ジオルジェットの生活はソリヤ男の愛を得て更に楽しいものであったが、ジャンはジオルジェットを手先に使って、男爵から金を捲き上げさせた。しかし清い心のジオルジェットは男爵を救い、自らもジャンの手を逃れ、彼女が女中時代から愛してくれるミルスと結婚する事となった。 |
誘惑
| 原題: | Thief of Hearts |
| 製作国: | アメリカ |
| 製作年: | 1984 |
| 配給: | パラマウント映画=CIC配給 |
| キャスト(役名) |
| Steven Bauer スティーヴン・バウアー (Scott Muller) |
| Barbara Williams バーバラ・ウィリアムス (Mickey Davis) |
| John Getz ジョン・ゲッツ (Ray Davis) |
| David Caruso デイヴィット・カルーソ (Calamara) |
| Christine Ebersole クリスティン・エバソール (Janie) |
| George Wendt ジョージ・ウェント (Marty Morrison) |
| Alan North アラン・ノース (Sweeney) |
| 解説 |
| 美しい人妻の日記を盗んだ泥棒の恋をサスペンスフルに描く。製作はドン・シンプソンとジェリー・ブラックハイマー、監督・脚本はダグラス・デイ・スチュアート、撮影はアンドリュー・ラズロ、音楽はハロルド・ファルターメイヤー、主題曲はジョルジオ・モロダーが担当。出演はスティーヴン・バウアー、バーバラ・ウィリアムス、ジョン・ゲッツなど。日本版字幕は戸田奈津子。メトロカラー、ビスタサイズ。1984年作品。 |
| ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください |
| レイ(ジョン・ゲッツ)とミッキー(バーバラ・ウィリアムズ)のデイヴィス夫妻は、理想的な夫婦のように思えた。しかし、レイは児童書の人気作家で、毎日忙しく、ミッキーには、なかなかかまってられない。ミッキーはジャニー(クリスティン・エバソール)をパートナーに、インテリア・デザインの会社を開いた。ある日、2人が住むサンフランシスコの高級住宅地シークリフの邸宅に、空き巣が入った。美術品といっしょにミッキーのポートレートと、大切にしていた日記帳が盗まれてしまった。盗んだのは、泥棒のプロ、スコット・ミューラー(スティーヴン・バウアー)と相棒のカラマラ(デイヴィッド・カルーソ)の若者2人組だった。美しいミッキーのポートレートを見ながら、彼女の欲求不満を綴った日記帳を読んでいるうちに、スコットは、会ったことのない、このミッキーにすっかり魅せられてしまった。やがて、スコットは功名にミッキーに近づいた。彼は、日記を基にミッキーの理想の男性を演じることにしたのだ。ミッキーのデザイン・ショウをきっかけに、彼女の方もスコットに好意を持ち始めた。急速に親密になる2人。レイもそのことに気づき出し、友人のマーティ(ジョージ・ウェント)に相談した。スコットは、本気でミッキーを愛し始めていた。そうなると、泥棒である素姓が露呈しだした。そうしたスコットの変化にミッキーが焦りを感じ出す。やがてスコットを追跡したレイが、彼が手配中の泥棒であることをつきとめた。悪いことに、泥棒に入った際にバディが警備員を殺してしまい、捜査の手が進んだ。ミッキーとの新しい生活を望んだスコットは、彼女にいっしょに旅立つことを促すが、日記を盗んだのが彼であることに気づき出していたミッキーは、それを拒んだ。彼女は、レイとよりをもどし、ある夜ディナーに出かけた。その夜、再びミッキーの家に日記を盗むために忍び込むスコット。そこにカラマラが現われ2人はもめた。その間に帰宅したミッキーとレイは泥棒に気づき警察に通報。ふく面の男に向けて銃をかまえるミッキー。男は息絶えた。それはカラマラだった。2階に上がったミッキーは窓から逃げるスコットと目が合った。まだ愛していることを感じながらその後姿を見つめるミッキーであった。(パラマウント映画=CIC配給*1時間41分) |
物語要素事典 |
誘惑
『歌の本』(ハイネ)「帰郷」2「どうしてこんなに」 ライン河岸のローレライの岩に乙女が腰をかけ、金髪を梳りつつ歌をくちずさむ。そのメロディーを聞く舟人は心乱され、暗礁も眼に入らず、ただ乙女を仰ぎ見る。ついには舟も舟人も、波に呑まれてしまう。
『オデュッセイア』第12巻 人面鳥身の魔女であるセイレンたちは、島の草原にすわり、美しい歌声で船乗りたちを誘い寄せる。歌声を聞いた人々はもはや家郷へ帰ることあたわず、死なねばならない。セイレンたちの周囲には、腐りゆく死骸の白骨がうず高く積もっている〔*しかしオデュッセウスは知略によって、無事にセイレンの歌を聞くことができた〕→〔難題〕6。
『今昔物語集』巻29-3 夕暮れ方、三十歳ほどの赤鬚の男が通りかかるのを、ある家の半蔀から手を差し延べて招く。男は、招かれるままに家に上がりこみ、簾の中にいた二十歳余りの美女と夫婦になる。やがて、男は女の指図に従い、盗賊団の一員となって働くようになる。
『仕事と日』(ヘシオドス) ゼウスが人間に災厄を与えるために、美女パンドラをエピメテウスのもとへ送る。愚かなエピメテウスは「ゼウスからの贈り物はうけとるな」という兄プロメテウスの忠告にもかかわらず、パンドラを妻として災いを招く。
『丹後国風土記』逸文 水の江の浦の嶼子(=浦島)の釣り上げた五色の亀は美女に変じ、「貴方と末永く添い遂げたい。ともに蓬莱山へ行きましょう」と誘う。嶼子は女の言葉に従う(与謝郡日置里筒川村)。
『タンホイザー』(ワーグナー)第1幕 騎士タンホイザーは愛の女神ヴェヌスに誘惑されて、ヴェヌスブルクの洞窟で歓楽の日々を送る→〔あり得ぬこと〕1。
『マハーバーラタ』第1巻「序章の巻」 神々が、兄弟の悪魔スンダとウパスンダを滅ぼすために天女ティロッタマーを造り出す。彼女がスンダとウパスンダの所へ行って誘惑すると、二人の悪魔は、この美女を自分のものにしようと棍棒で殴り合い、ともに倒れて死ぬ。
『アエネーイス』(ヴェルギリウス)第4巻 トロイア陥落時、アエネーアスは部下たちとともに船で脱出し、海上を七年間彷徨した後、カルタゴの女王ディードーと結ばれる。しかしカルタゴにとどまろうとするアエネーアスに、伝令神メルクリウス(ヘルメス)が新国家建設の使命を思い出させる。アエネーアスはディードーを捨ててイタリアへ出発する〔*ディードーはアエネーアスを恨み、かつてアエネーアスから贈られた剣で自殺する〕。
『アルゴナウティカ』(アポロニオス)第1歌 金羊皮を求めて船出したアルゴ号が、女ばかりの住むレムノス島に寄港する。イアソン以下の勇士らは、島の女たちに歓待されて何日も逗留し続ける。見かねたヘラクレスが非難の言葉を発し、ようやくイアソンらは島を後にする。
『三国志演義』第55回 劉備は呉の孫権のもとへ赴き、その妹を妻としてめとる。彼は孫権の計略にはまり、女色と遊興にうつつをぬかして荊州へ帰ることを忘れる。趙雲が「曹操の軍が荊州へ押し寄せた」といつわり、出発をうながす。
『春秋左氏伝』僖公23年 故国晋を離れ、諸国をさすらい雌伏の時をすごしていた文公重耳は、斉の国で妻を得たため、安楽な暮らしに満足して斉にとどまろうとする。部下たちが重耳を酔わせ、車に乗せて国外へ連れ出す〔*『史記』「晋世家」第9に類話〕。
★3a.超人的な力を持つ男が、誘惑に負けて女と交わり、力を失う。
『ギルガメシュ叙事詩』 粘土から造られたエンキドゥは、山野で獣たちとともに暮らしていた。ウルクの王ギルガメシュが、エンキドゥの力を奪うために、宮殿の遊び女を派遣する。女が裸身を示して誘惑すると、エンキドゥは彼女を抱く。その結果エンキドゥには人間らしい心が芽生えるが、代わりに力を失い、仲間の獣たちも彼を捨てる。
『今昔物語集』巻5-4 一角仙人が龍王を水瓶に閉じこめたため、旱魃が続く。大臣の計略で多くの美女が一角仙人のもとを訪れ、色香に迷った一角仙人はそのうちの一人と交わる。たちまち一角仙人の神通力は消え失せ、龍王が水瓶を破って昇天し、大雨を降らせた。
*闘牛士が悪女の誘惑に負けて、腕が鈍り、牛に突き殺される→〔牛〕7bの『血と砂』(ニブロ)。
『雨』(モーム) 牧師デイヴィドソンは妻とともに、南洋の島々で住民を教化しようと尽力する。デイヴィドソンは、ホノルルの風俗街から流れて来た女サディをも改心させるべく、彼女を非難し、脅し、数日間女の部屋で一緒に祈り、聖書を読む。降り続く雨で精神の平衡を失った牧師は、サディと関係を持ってしまい、自殺する。
『嘆きの天使』(スタンバーグ) ギムナジウムの中年独身教授ラートは、学生たちがナイトクラブ「嘆きの天使」に出入りしていることを知り、彼らを堕落から救おうと、店へ乗り込む。ところがラートは、踊り子ローラに心を奪われ、自らが「嘆きの天使」の客になってしまう。ラートは教授職を解任され、ローラと結婚し、芸人一座の一員となる。ついには道化師として舞台に立たねばならなくなり、しかもローラには新しい愛人ができていた。ラートは怒りと屈辱の中で窮死した。
『日本永代蔵』巻1-2「二代目に破る扇の風」 一代で財を築いた長者の二代目の男は、親以上の倹約家だった。ある時、男は路上で手紙を拾う。それは客が女郎にあてた手紙で、中に一分金(いちぶきん)が入っていた。男は手紙と金を遊郭まで届けるが、あて名の女郎に会えなかったので、「一生の思い出に、この金で一度だけ遊ぼう」と思う。それがきっかけで運命が狂い、男は遊びの味を覚えて、数年で親の遺産を使い尽くした。
『過去現在因果経』巻3 魔王が美しい三人の娘を、菩提樹下に結跏趺坐する釈迦のもとに送り、誘惑してその成道を妨げようとする。しかし釈迦は彼女らをしりぞけ、悟りを開く〔*『今昔物語集』巻1-6に類話〕。
★5a.神・仏・僧などが女に化身し、あるいは女を送って、男の心を試すために誘惑する。誘惑に乗る男も乗らぬ男もいる。
『宇治拾遺物語』巻13-14 聖僧優婆崛多が「女人に近づくな」と弟子を戒め、弟子もそれを誓う。ある時、弟子は、川に流される女を救うべくその手を取って引き上げ、心乱れて女を犯そうとする。女はたちまち優婆崛多に変わり、弟子は恥じ入るが、彼はこれを契機に悔い改め、阿那含果を得る。
『西遊記』百回本第23~24回 取経の旅をする三蔵法師・孫悟空・猪八戒・沙悟浄の四人が、一軒の家に宿を請う。そこには三十六歳の寡婦、二十歳・十八歳・十六歳の三人娘が住み、「財産も多いので、三蔵ら四人を婿に取って安楽に暮らしたい」と言う。八戒が誘いに乗って娘を三人とも手に入れようとするが、たちまち縛られる。四人の女は黎山老母・観音菩薩・普賢菩薩・文殊菩薩の化身で、三蔵らの道心を試したのだった。
『千一夜物語』「羊飼いと乙女の挿話」マルドリュス版第147夜 アラー神が老羊飼いの徳を試すために、美しい処女を送る。老羊飼いは、どのような甘言にも心を動かさず、かえって彼女をののしる。処女は祝福の言葉を残して去る。
『雑談集』(無住)巻7-2「法華ノ事」 若い女が、曇翼法師の寺に宿を請う。夜、女は腹を病んで曇翼に「我が腹・臍の辺をなでさすり給え」と言う。曇翼は手巾を巻いた錫杖を用い、女に触れない。翌朝、女は普賢菩薩となり「汝の心を見るに、水中の月の如し」と賞して空へ上る。
★5b.仏や僧が女に化身し、誘惑に乗る男をそのまま仏道へ導く。
『古本説話集』下-60 大和国の長者の姫君が、門番女の息子真福田丸(まふくだまる)から思いを寄せられたので、「祈祷僧となって近づけ。そうすれば密会できる」と教える。真福田丸は学問をし、僧になり、修行に出る。その間に姫君は病死し、真福田丸は道心を起こして、智光という尊い上人となって往生する。実は姫君は、真福田丸を仏道に導くために、行基菩薩が生まれ変わった姿だった。
『今昔物語集』巻17-33 遊び好きの青年僧が、一夜の宿を請うた家の未亡人に心奪われる。未亡人は「夫に持つなら只人でなく、学僧が望ましい」と言うので、僧は三年間学問に励み立派な学僧となって、いよいよ未亡人を抱こうとするが、疲れで眠りこみ、目覚めると野中に寝ていた。未亡人は、僧を仏道に導くために虚空蔵菩薩が化身した姿だった。
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誘惑
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/01/30 05:44 UTC 版)
誘惑(ゆうわく)は、しばしば何らかの不正(身代金目的の誘拐等)あるいはよこしまな目的(わいせつ、結婚等)をもって他人を誘うこと。または惑わすこと。日本の刑法において、誘惑を手段として人をその生活環境から不法に離脱させ、自己又は第三者の実力的支配下に移すと誘拐罪に問われる。
- 1 誘惑とは
- 2 誘惑の概要
固有名詞の分類
品詞の分類
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- 誘惑の仮面舞踏会 (扶桑社ロマンス) レニー・ベルナード 扶桑社
- 再会は甘美な誘惑 (ハーレクイン・ディザイア) エミリー ローズ ハーレクイン
- 仮面執事の誘惑 (キャラ文庫 し 3-24) 愁堂れな 徳間書店
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