さし

実用日本語表現辞典

左4

読み方：さし
別表記：さっし、左四

親がサイコロを振った時の合計数が4であること。または、左側（上家）の山の4幢目から取ること。

（2012年11月5日更新）

デジタル大辞泉

さ‐し【^×蠁子】

読み方：さし

１ ショウジョウバエ科のハエの幼虫。糠(ぬか)味噌などにつく蛆(うじ)。《季 夏》

２ キンバエ・クロバエなどの幼虫。魚の腐肉などで人工的に繁殖させた大形の蛆。釣りのえさなどにする。

さし

牛肉などで、赤身の中に網の目のように入っている脂肪。霜降りの脂部分。「—が入った牛肉」

さし【刺（し）】

読み方：さし

１ 「米刺(こめさ)し」に同じ。

２ （「緡」とも書く）江戸時代、保管・携帯のため穴あき銭に通して用いた麻縄。ぜにさし。

３ 「刺し身」の略。「いか—」

さし【^▽城】

読み方：さし

《古代朝鮮語からという》しろ。

「新羅に到りて五つの—を攻めて抜きえつ」〈推古紀〉

さ‐し【左史】

読み方：さし

古代中国の官名。右史(ゆうし)とともに天子の側に侍して、その言行の記録をつかさどった。

さ‐し【左思】

読み方：さし

［250ころ〜305ころ］中国、西晋の文人。臨淄(りんし)（山東省）の人。字(あざな)は太沖(たいちゅう)。構想10年で書きあげた「三都賦」の人気が洛陽の紙価を高めた故事で知られる。詩では詠史詩にすぐれる。

さし【差（し）／指（し）】

読み方：さし

［名］

１ （「尺」とも書く）ものさし。「—を当てる」

２ 二人で向かい合ってすること。さしむかい。「—で飲む」「—で話す」

３ 二人で荷物を担ぐこと。さしにない。

４ 「差し合い1」に同じ。

「五郎兵衛さん、お百さんは—で居なさりやせん」〈洒・辰巳之園〉

５ （ふつう「サシ」と書く）謡曲で、拍子に合わせず、少し節をつけてうたう部分。さしごえ。

６ （ふつう「サシ」と書く）舞楽・能などの舞の型で、手をさし出すように前方へ水平にあげること。

［接頭］動詞に付いて、語調を整えたり意味を強めたりする。「—出す」「—戻す」「—替える」

［接尾］助数詞。

１ 舞の曲数を数えるのに用いる。「一—舞う」

２ 相撲などの番数を数えるのに用いる。

「勝負これによるべきにあらず。ひと—つかうまつるべし」〈著聞集・一〇〉

さし【^▽止し】

読み方：さし

［接尾］《接尾語「さす」の連用形から》動詞の連用形に付いて、その動作が中止の状態になっていること。また、そのような状態のものを表す。「読み—の書物」「吸い—のタバコ」

さ‐し【^×渣^×滓】

読み方：さし

液体の底の方に沈んだかす。おり。

さ・し【^▽狭し】

読み方：さし

［形ク］せまい。

「天地(あめつち)は広しといへど我(あ)がためは—・くやなりぬる」〈万・八九二〉

さ‐し【砂^×嘴】

読み方：さし

海中に細長く突き出た地形。半島や岬の地形の入り込んだ部分に、沿岸流によって運ばれた砂礫(されき)が堆積(たいせき)して形成される。しゃし。

日本語活用形辞書

さし

サ行五段活用の動詞「さす」の連用形、あるいは連用形が名詞化したもの。

終止形

さす  » 「さす」の意味を調べる

指し、挿し、注し、鎖し、差し、点し、刺し

読み方：さし

サ行五段活用の動詞「指す」「挿す」「注す」「鎖す」「差す」「点す」「刺す」の連用形である「指し」「挿し」「注し」「鎖し」「差し」「点し」「刺し」、あるいは連用形が名詞化したもの。

終止形

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挿す  » 「挿す」の意味を調べる
注す  » 「注す」の意味を調べる
鎖す  » 「鎖す」の意味を調べる
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点す  » 「点す」の意味を調べる
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地盤関連用語集

砂嘴（さし）

海岸から細長く突出した砂礫の堆積地形。沿岸流で運ばれた砂礫が湾口に堆積して、水面上に表れる。

津軽語辞典

さし

方言	意味
さし	定規、物差し（昔は竹で製作したが現在はプラスチック製品がほとんどである

茨城弁大辞典

【さし】 さし

神社の寄付金。下妻方面で使用。神社の費用＝社費がなまったもの？

大阪弁

さし

大阪弁	訳語	解説
さし	定規、ものさし	差し。さし取って。「せんひき（線引き）」とも言う。

さし

大阪弁	訳語	解説
さし	かけ	止し。「さす」の連用形。動作を途中で止めることや動作が中止の状態になっていることを表す。使いさし、食べさし、など。西日本で使われる。

鳥取弁辞書

さし【差し・指し】

《品詞》名詞
《標準語》物差し。定規。
《用例》「さし忘れたけ、線が引けへん」（定規を忘れたので、線が引けない）。
《用例》「３０センチざし、買あてきてごせいや」（30センチの定規を買ってきてくれよ）。

隠語大辞典

さし

1. 掏摸犯ノコトヲ云フ。〔第一類　言語及ヒ動作之部・岡山県〕

分類 岡山県

さし

1. 手袋の事を云ふ。
2. 手袋の事を云ふ。〔佐賀県〕

分類 佐賀県

さし

1. 同上（※「さす」参照）。〔第四類　言語動作〕
2. 警察官に密告する事を云ふ。

さし

1. 囚徒間ニ於ケル喧嘩口論－〔台湾内地人〕。〔第四類　言語動作〕

分類 囚徒／台湾内地人

さし

1. 質屋古物商ニ対スル贓品々触書。〔第四類　言語動作〕
2. 質商。古物商等に配布する盗難品の触書を云ふ。

さし

1. 相さしの略。共犯者なく独りで犯行を為すことをいふ。〔犯罪語〕
2. 犯罪語にて相さしの略。共犯者なく独りで犯行を為すことをいふ。
3. 〔隠〕犯罪語で相さしの略。共犯者なく独りで犯行を為すこと。
4. 共犯者なしで自己独自でやることをいふ。相さしの略。
5. 単独犯行の総称を云ふ。

分類 犯罪、犯罪語

さし

1. 被害者と相対することをいふ。さし向ふといふ意味である。〔犯罪語〕
2. 被害者と面会する事を云ふ。
3. あいざしともいい、犯人が被害者と相対すること。〔一般犯罪〕

分類 犯罪、犯罪語

さし

1. 同上（※「ぞう」参照）。〔第七類　雑纂〕
2. 贓物を云ふ。
3. 贓品。〔掏摸〕

分類 掏摸

さし

1. 匕首。可部　不良仲間。

分類 不良仲間

サシ

読み方：さし

1. 懐中ノコトヲ云フ。〔第二類　金銭器具物品之部・三重県〕

分類 三重県

サシ

読み方：さし

1. 銭入。
2. 財布。蟇口を云ふ。「どーらん」とも云ふ。

分類 ルンペン／大阪

サシ

読み方：さし

1. 手ノコトヲ云フ。〔第六類　人身之部・山口県〕
2. 手の事を云ふ。〔山口県〕

分類 山口県

サシ

読み方：さし

1. 二人で勝負をする事。
2. 骨牌賭博で二人差向いでする賭博を云ふ。

差

読み方：さし

1. 差向ヒノ意－二共謀人ノ一般犯罪。〔第三類　犯罪行為〕
2. 〔的〕「サシでやる」など、二人でやること。

分類 的

差

読み方：さし

1. 差合ひありて逢ひ難きお客をいふ。遊廓の語。

分類 花柳界

差し

読み方：さし

1. ⑴差向いの略、カルタ等で対手が一人となつた時をいう。⑵〔犯〕⑴から転じたもので、共犯者なく独りで犯行をなすこと。
2. 品触れ、匕首、密告。〔一般犯罪〕
3. ①贓物のこと。②警察官に密告すること。③単純犯行の総称。④手袋のこと。⑤品触のこと。⑥被害者と面会することをいう。「あいざし」ともいう。⑦骨牌賭博で二人差向いてする賭博をいう。⑧財布又は蟇口のこと。「どーらん」ともいう。⑨手又は手袋のこと。〔九州〕　⑩又匕首のこと。
4. ①指名。名指しの語頭省略。〔盗〕　②二人協力して（共犯）。差し即ち二人ということより。〔す〕　③品触。昔手配書を差し紙といつたところより。〔盗〕　④密告。ゆび（指）さしから。〔盗〕

分類 九州、犯罪、犯罪者、盗／す／犯罪

差（さ）し

読み方：さし

1. 妓籍を明かにせず男女同伴して旗亭、待合又は旅館等に来り投ずる者。妓の客席に侍して座布団を用ゆるは此際に限る。差向ひの意に用ゆる『差し』とは別語なり。

分類 花柳界

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JMnedict

指

姓	読み方
指	さし

佐志

姓	読み方
佐志	さし

ウィキペディア

さし

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/11/02 18:08 UTC 版)

さしまたはサシ

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さし

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「広島弁」の記事における「さし」の解説

定規。物差し。

Weblio日本語例文用例辞書

「さし」の例文・使い方・用例・文例

• やさしい思いやり
• 彼のやさしい心づかいがガールフレンドを喜ばせた
• 彼の母のやさしさが父の厳格さを相殺するものとして働いている
• 今度の新しいエアコンは暑さしのぎに役立った
• 子供をやさしく抱く
• 彼はまさしく時代の子だった
• １杯のワインを飲むと彼女のほおに赤みがさしてきた
• 彼らの婚約は私たちにはまさしく寝耳に水だった
• 君が一言やさしいことばを言ったら奥さんをなだめることができただろうに
• ろうそくの燃えさし
• 環境にやさしい製品
• 彼女のほおにほんのり赤みがさした
• あなたの口先だけの約束には嫌気がさしている
• 環境にやさしい車
• 彼はやさしいやつだ
• 現実には創造することよりも批判することのほうがやさしい
• ドアを開けてさしあげましょう
• 彼女はまさしく予想していた通りだった
• ロッキングチェアはやさしい動きで揺れる
• 彼はもう一方の手を私にさしのべた