三省堂 大辞林 |
ろうそく らう― 0 【老足】
ろうそく らふ― 3 4 【▼蝋▼燭】
物語要素事典 |
ろうそく
★1.生と死のろうそく。
『赤いろうそくと人魚』(小川未明) 漁師たちが住む海岸の町の、ろうそく店の年寄り夫婦が、人魚の娘を育てる。娘は赤い絵の具で、ろうそくに魚や貝の絵を描く。そのろうそくを山上のお宮にあげ、燃えさしを身につければ、海難に遭わない。後に娘は香具師(やし)に売られることになり、悲しんでろうそくを真っ赤に塗る。以後、誰があげるのか、お宮に赤いろうそくがたびたびともり、それを見た者は必ず海で死ぬ。
『死神の谷』(ラング) 女が、「死んでしまった恋人を、生き返らせてほしい」と死神に請う。死神は、多くのろうそくが燃えている所へ女を連れて行き、短い三本のろうそくを示して、悲恋と死の三つの物語を語る。一つの物語が終わるごとに、一本のろうそくが燃え尽きる。三つの物語が終わった時、三本のろうそくはすべて燃え尽きていた。死神は、「愛をもってしても、死には打ち勝てないのだ」と、女に教える。
『死神の名づけ親』(グリム)KHM44 死神の指図にそむいて病人を治した医者が、地下の洞窟へ連れて行かれる。そこには人間の余命を示す火が無数に燃えており、子供の火は大きく、老人の火は小さかった。医者の火は、今にも消えそうな小さなろうそくだったので、死神が「新しいろうそくに替えてやろう」と言いつつ、わざとしくじって火を消す。医者は死ぬ〔*『死神』(落語)の原話〕。
『ペンゲリー氏と悪魔』(イギリス昔話) 悪魔が、重病のペンゲリー氏を冥府へ連れにやって来て、部屋の中の短いろうそくが燃え尽きるまでの間だけ生かしておいてやる、と言う。ペンゲリー氏は悪魔の隙を見てろうそくを消し、箱の中へ隠して、悪魔を追い返す。以後長年月を経てペンゲリー氏は健在であり、女房が何度もろうそくを捜して燃やそうとするが、ペンゲリー氏はろうそくを隠し通す〔*→〔魂〕1aの『変身物語』(オヴィディウス)巻8の、メレアグロスの物語の変型〕。
*→〔火〕4の『三国志演義』第103回・『性に眼覚める頃』(室生犀星)。
★3.初めて見るろうそく。
『赤いろうそく』(新美南吉) 猿が赤いろうそくを拾い、花火だと思って山へ持ち帰る。鹿も猪も兎も亀も鼬も狸も狐も、花火を見たことがないので喜びつつ怖がる。猪が勇気を出して点火すると、動物たちは耳をふさぎ、さらに眼までふさいでしまう。しかし、ろうそくは静かに燃えているだけだった。
『ろうそく騒動』(昔話) 村の住職が本山へ行き、みやげに赤いろうそくを買って来て村人に配る。村人たちは「かまぼこのようなものだろう」と思って食べるが、うまくない。町から来た薬屋が「これはろうそくで、先っぽから火が出るのだ」と教えたので、村人たちは「腹の中で火が燃えたら大変だ」と恐れ、池に飛び込んで水をたらふく飲んだ(富山県氷見市)。
隠語大辞典 |
ろうそく
ろうそく
ラウソク
蝋燭
蝋燭
ウィキペディア |
ろうそく
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/03/12 14:41 UTC 版)
ろうそく(蝋燭、蠟燭)は、蝋(ろう)に綿糸などでできた芯を埋め込んだもので、芯に火を点して灯りとして用いる。ロウソク、ローソク、またはキャンドル(英語:candle)ともいう。
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