翔んでる警視とは? わかりやすく解説

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とんでるけいし【翔んでる警視】

読み方:とんでるけいし

胡桃沢耕史による小説シリーズ東大出身エリート警視岩崎白昼夢(さだむ)を主人公とするユーモラスな推理小説第1作「わたしも犯人です」は昭和55年1980発表。他に「新・翔んでる警視」「翔んでる警視正」などがある。ドラマ化もされた。


翔んでる警視

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/08 00:22 UTC 版)

翔んでる警視
小説:翔んでる警視
著者 胡桃沢耕史
出版社 双葉社
廣済堂出版
天山出版
文藝春秋
徳間書店
刊行期間 1981年 - 1994年
ドラマ:翔んでる警視
原作 胡桃沢耕史
監督 吉田秋生
演出 山元清多
制作 TBS
放送局 TBS
放送期間 1986年 - 1986年
話数 1話
ドラマ:翔んでる警視II
原作 胡桃沢耕史
監督 吉田秋生
演出 山元清多
制作 TBS
放送局 TBS
放送期間 1987年 - 1987年
話数 1話
テンプレート - ノート

翔んでる警視』(とんでるけいし)は、胡桃沢耕史の代表作である日本推理小説シリーズ。1981年から1994年まで出版された。1994年の胡桃沢死去後も出版が続いている。

1986年1987年にはTBSが小説を原作とした2時間テレビドラマスペシャルを放映した。

小説

登場人物

岩崎白昼夢(いわさき さだむ)
1955年昭和30年)4月生まれ。本籍長野県伊那郡伊那町。東京大学卒。国家公務員上級職行政科に三番で合格し、当人の強い意志で警視庁捜査一課で殺人係の刑事として活躍。小遣い月400万円、車はBMW。部下の志村みずえとの間に一児がいる[1]
志村みずえ(しむら みずえ)
岩崎白昼夢の部下で、警部補。白昼夢より3歳年上。妻[1]

書籍情報

『翔んでる警視』シリーズ(双葉社
  1. 1981年9月、ISBN 978-4575000214
  2. 1989年、ISBN 978-4575000290[注 1]
  3. 1983年1月、ISBN 978-4575000665
『新・翔んでる警視』シリーズ(廣済堂出版
  1. 1984年1月1日、ISBN 978-4331051634
  2. 1984年11月1日、ISBN 978-4331051719
  3. 1986年6月1日、ISBN 978-4331051856
  4. 1985年10月1日、ISBN 978-4331051993
  5. 1986年4月1日、ISBN 978-4331052167
  6. 1986年9月1日、ISBN 978-4331052341
  7. 1987年3月1日、ISBN 978-4331052600
  8. 1987年9月1日、ISBN 978-4331052914
『翔んでる警視正』シリーズ(天山出版)
  1. 1988年1月、ISBN 978-4803313819
  2. 1988年7月、ISBN 978-4803314236
  3. 1989年1月、ISBN 978-4803317299
国際謀略篇(文藝春秋
  1. 『翔んでる警視事件簿』1989年1月、ISBN 978-4163107103
翔んでる警視正 平成篇(文藝春秋
  1. 『警視正天山南路(シルクロード)を行く』1989年12月、ISBN 978-4163114309
  2. 『ゴンドラの花嫁』1990年4月、ISBN 978-4163117409
  3. 『キャリアウーマン』1990年9月、ISBN 978-4163120201
  4. 『ランバダに酔いしれて』1993年10月9日、ASIN B009HO4U6K[注 1]
  5. 『涙のポンポコリン』1991年7月、ISBN 978-4163126609
  6. 『フセインの密使』1991年12月、ISBN 978-4163129006
  7. 『悪魔(サタン)の乳首(ニップル)』1992年10月、ISBN 978-4163135601
  8. 『夜明けのコンビニエンス』1993年4月、ISBN 978-4163139005
  9. 『鬼刑事(デカ)の目にも涙』1993年10月、ISBN 978-4163143309
  10. 『哀しきTバック』1994年4月、ISBN 978-4163146805
  11. 『最後の翔んでる警視正 オリエント急行事件簿』1994年12月、ISBN 978-4163152509
「翔んでる警視正 新世紀篇」
  1. 1993年7月1日、ISBN 978-4331055786
  2. 『無い筈の殺人』1994年1月1日、ISBN 978-4331056004
シリーズベストセレクション
  • 『Best of 翔んでる警視正―10年の魅力』天山出版、1991年10月。ISBN 978-4803328967 

テレビドラマ

翔んでる警視

1986年TBS製作、郷ひろみ主演で2時間ドラマ。2時間の枠内で4つのエピソードを描いている。原作者である胡桃沢耕史の他、内田裕也樹木希林所ジョージ石野真子が要所でカメオ出演している。

後年の評価では、ファミリー劇場による「歴代貴族的刑事ランキング・ベスト3」で郷ひろみ演じる主人公・岩崎白昼夢が3位にランクインしている[2]

放送日・放送時間
内容
  1. EPISODE-1
    東大卒の主人公・岩崎白昼夢が警視庁捜査一課に配属した早々、外国人女性が被害者となる殺人事件が発生する。
  2. EPISODE-2
    岩崎の着任から2ヶ月が経過し、事件を次々に解決する岩崎の名が警視庁内に知れ渡っていたころ、「500万円で犯行を依頼された」と殺人委嘱を自供する消費者金融独身寮での殺人事件加害者らが自首してくる。
  3. EPISODE-3
    イタリアンマフィアのボスの娘と日本へ駆け落ちした教授を追い、イタリアで名を馳せている殺し屋が日本へ入って来たという情報を得た岩崎らは、秘密裏に教授を護衛しつつボスの怒りを静める任務を担うことになる。
  4. EPISODE-4
    岩崎が料亭を訪れていた折、芸者の遺体が発見された。岩崎はこれを事故に見せかけた巧妙な殺人事件であると推理し、部下の志村みずえ(志穂美悦子)を呼び寄せ、潜入捜査を開始する。

スタッフ・出演者

スタッフ
出演

翔んでる警視II

1987年TBS製作、前年と同じく郷ひろみ主演で正月ドラマ。

放送日・放送時間
出演

ビデオ情報

脚注

注釈
  1. ^ a b 初版不明。
出典
  1. ^ a b 胡桃沢耕史『警視正天山南路(シルクロード)を行く (翔んでる警視正)』文藝春秋、1989年12月。ISBN 978-4163114309 「BOOK」データベースより。
  2. ^ 歴代貴族的刑事ランキング・ベスト3”. ファミリー劇場. 2015年10月20日閲覧。

参考文献

1986年TBSドラマ


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