音韻學とは? わかりやすく解説

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おんいん‐がく〔オンヰン‐〕【音韻学】

読み方:おんいんがく

中国語漢字音に関する学問

広く言語音研究する学問


音韻学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/07 13:53 UTC 版)

王力 (言語学者)」の記事における「音韻学」の解説

音韻学に関する初期著書に『漢語音韻学』(1935)がある。その後漢語史稿』上冊(1957、改訂版1980)、『漢語音韻』(1963)、『詩経韻読』(1980)など、時期によって説がかなり変化している。 上古音分野ではまず従来「脂部」と呼ばれていた韻部が「脂部」と「微部」の2つ分かれることを示した。これは他の学者採用し定説になっている上古音でおなじ部に属する字は同じ主母音を持つと考え中古音一等二等分かれている原因については、二等方に介母 e/o があったと考えた。これは主母音の数を減らすのには役立っているが、そのぶん介母しわよせ来ている。韻尾についてはカールグレンなどの考えた -g、-d などの有声韻尾存在否定し前者ゼロ韻尾(または -u)、後者は -i で終わっていたと考えた四声については中古音異なり母音長短区別があり、舒声長母音平声短母音上声促声(-p, -t, -k)は長母音去声短母音入声になった考えた上古音声母子音連結があったという説については単に否定した。 『同源字典』(商務印書館1982)は、単語家族集めて上古音付した字典であり、出典をいちいち示しているところに特徴がある。字典であるためか、集めただけでそこから何かの結論出そうとはしていない上古音中古音の間の変化押韻資料から研究した論文に「南北朝詩人用韻考」(清華学報11-31936)がある。方言文体の違い考慮した用意周到な論文で、現在もしばしば参照される日中戦争時にハノイ行った漢越語研究は「漢越語研究」(嶺南学報1948)にまとめられている。ベトナム語借用され中国語を、時代によって「古漢越語」「漢越語」およびベトナムで独自変化した漢語越化」に分け、「漢越語」のもとになった音は唐代長安音であるとした。

※この「音韻学」の解説は、「王力 (言語学者)」の解説の一部です。
「音韻学」を含む「王力 (言語学者)」の記事については、「王力 (言語学者)」の概要を参照ください。

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