黒文字
(1)クスノキ科の樹木、クロモジの枝を削ってつくられる楊枝のこと。和菓子を切り分けたり、口に運んだりする際に用いられる。現代において一般的な爪楊枝と異なり、持ち手の部分に樹皮が残っており、角張っていたりする特徴がある。
(2)爪楊枝の異称。現代においては、爪楊枝はシラカバなど他の樹種やプラスチックを原料とするものが主に出回っているが、かつてクロモジの枝からつくられたことから、爪楊枝一般を指して黒文字と呼ぶことがある。
(3)茶席で用いられる黒文字箸の異称。黒文字箸は、菓子を自分の皿に取り分ける際に用いられるほか、酒盗などの強肴の取り箸としても用いられる。黒文字箸の寸法や形状などは、流派によって異なっている。
くろ‐もじ【黒文字】
くろもじ 【黒文字】
クロモジ
くろもじ (黒文字)
黒文字
黒文字
黒文字
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/02 07:35 UTC 版)
「黒文字」はクスノキ科の落葉灌木で、この若木を利用して作られるのがさるやの楊枝である。「さるやの黒文字楊枝」はさるやの代表的な商品で、すべての工程が手作り。樹皮の香りを生かすため、楊枝には必ず皮がついている。
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黒文字
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/19 15:13 UTC 版)
抹茶と菓子に添えられた黒文字 黒文字 和菓子を供するときに、菓子を切ったり口に運んだりするために楊枝をつけることがある。この場合は一般的な丸型の爪楊枝ではなく、樹皮付きで角型の大振りな楊枝が用いられる事が多い。この楊枝は現在においても黒文字と呼ばれ、クスノキ科の落葉低木であるクロモジの枝を使う事に由来する。 こちらは高級感を出す意図もあるのか、一本ずつ紙製の鞘がついているものもあり、使用する際に鞘から引き抜いて使う。形状的には柔らかい和菓子を押し切る形で、大口を開けずに一口に収まるよう切り分けることにも使われることから、先端部はややへら状に薄くなっている場合もある。
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