エキゾチシズム
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/13 05:20 UTC 版)
エキゾチシズム(英語: exoticism)とは、人が(主として遠隔地の、あるいは既に存在しない)異国の文物に憧れを抱く心境を言う。転じて衣食住、嗜好などにおける異国趣味、街や建物などの異国風の印象、異国情緒などをも表す。
解説
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洋の東西、時代を問わず広く存在する。 心境・異国趣味としてのエキゾチシズムは日本人[1]を始めとする東洋人の西洋趣味、欧米人のエジプト・インドなどを含む東洋文化への憧れなどがよく知られた例である。風物におけるエキゾチシズムは他の文明との接点となる外港や国境地帯、あるいは他文明に征服された土地に多く現れる。前者では日本の神戸、横浜など近代に入って開港された都市、後者ではイスラームに征服されたイベリア半島の諸都市、イギリスに征服されたエジプトのアレクサンドリアなどが代表的である。後者の場合これら征服地から移入された文化が本国において異国趣味としてのエキゾチシズムを生み出すこともしばしばある。
出典
注釈
関連項目
外部リンク
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典『エキゾチシズム』 - コトバンク
異国趣味
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 20:52 UTC 版)
唐代は、西域のものを中心とした異国の文物が好まれ、盛唐の長安、洛陽において、特に盛んであった。長安では貴族から庶民から、ペルシア、インド、ソグド、突厥の絵や飾りがつけられた工芸品が使われた。ペルシア語や突厥語の言語や文字を学ぶ者もいた。 西域や突厥の影響を受けた衣類、食事に加え、天幕などの住居も流行した。音楽や舞踊も西域のものが愛好された。画家による異国人や異国の神々を題材に描いたものが多数存在し、壁画に残っている。塑像でも異国人をモデルにしたものが作られ、仏像も異国の影響が強いものが作成された。百戯の一部となる曲芸や幻術も伝来した。 また、多くの唐詩で異国人や異国の動物が題材として唱われた。 中唐以降は、異国品は身近なものではなくなっていったが、異国を題材とした文学が、より盛んとなった。李賀、杜牧などが唐詩に用い、多くの伝奇小説が書かれた。
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