異国観
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/13 05:32 UTC 版)
真葛は、ヨーロッパを「五穀ともしく文字を横なす国」と呼んでいる。西洋人が懐中時計を携帯しながら行動することをもって諒とし、日本人はそれにくらべて時間にルーズであると述べている。また、西洋人は肉食をするため、短命ではあるが30歳代・40歳代をさかりに末を考慮するため「智術」にすぐれ、また、「国広く人稀」であることは「物考えるのに吉」であるのに対し、日本人は穀物を多く食するため、長命ではあるが「国せまく人多ければ」行く末を考えることが少なく、人に授けるものも乏しく、智術の面では西洋人にくらべ劣っているとも述べている。
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