実数
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数学における実数(じっすう、仏: nombre réel, 独: reelle Zahl, 英: real number)とは、連続な量を表すために有理数を拡張した数の体系である。
実数全体の空間は、途切れのなさにあたる完備性と呼ばれる位相的な性質を持ち、代数的には加減乗除ができるという体の構造を持っている。幾何学や解析学ではこれらのよい性質を利用して様々な対象が定義され、研究されている。一方でその構成方法に自明でない手続きが含まれるため、実数の空間は数学基礎論の観点からも興味深い性質を持っている。また、自然科学における連続的なものの計測値を表すのに十分な数の体系だとも考えられている。
実数の概念は、その形式的な定義が19世紀に達成される前から数の体系として使われていた。「実数」という名前は複素数の概念が導入された後に「普通の数」を表現する言葉として導入されたものである。
実数全体からなる集合はしばしば慣習的に太字の R または黒板太字の 一覧

実数
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/24 03:12 UTC 版)
実数において、数 L が数列 (xn) の極限であるとは、数列の数が L にどんどん近づき、他の数には近づかないことをいう。
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実数
「実数」の例文・使い方・用例・文例
- 実数 《有理数と無理数の総称》.
- 兵の実数
- 2つのベクトルの積である実数(スカラー)
- Cがあらゆる実数であり、F(x)がf(x)の積分である関数の組F(x)+C
- 与えられた2つの端点の間にあるすべての点(あるいはすべての実数)を含む集合
- 実数が文字の順序集合によって表され、1つの文字の値がその位置に依存する記数法
- 定義域の関数がすべての実数のの集合である場合f(x) = x^2の像はすべての負数ではない実数の集合である
- どの2点をとっても、その距離が対称で、三角不等式を満たす、負でない実数が存在するような点の集合
- 要素がすべて実数である行列
- 正負にかかわらない実数
- aとbを実数、iを−1の平方根とした時のa+biという形の数
- 実数部が同じであり、虚数部の符号だけが異なる2つの複素数のどちらか
- 有理数では表せない実数
- 数学において,代数方程式の実数の根
- 方程式の実数の解
- 数学で実数体という体
- 数学において,変数がすべて実数である関数
- 0より小さい実数
- 複素平面上で,複素数と原点を結ぶ直線が,実数軸の正の方向となす角
- 無理数という分数の形で表わせない実数
実数と同じ種類の言葉
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