実数の連続性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/26 02:06 UTC 版)
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実数の連続性(じっすうのれんぞくせい、continuity of real numbers)とは、実数の集合がもつ性質である。 実数の連続性は、実数の完備性 (completeness of the real numbers) とも言われる。また、実数の連続性を議論の前提とする立場であれば実数の公理と記述する場合もある。
また、実数の連続性における連続性とは関数の連続性とは別の概念である。
実数の連続性と同値な命題
実数の連続性と同値な命題は多数存在する。順序体(位相は順序位相を入れる)において、実数の公理は
- デデキントの公理
- 上限性質を持つ
- 有界単調数列の収束定理
- アルキメデス性と区間縮小法の原理を満たす
- ボルツァーノ=ワイエルシュトラスの定理
- 次の2条件を満たす
- 中間値の定理
- 最大値の定理
- ロルの定理
- ラグランジュの平均値の定理
- コーシーの平均値の定理
- ハイネ・ボレルの定理
と同値である。
赤摂也『実数論講義』 には、これらの命題を含めて22個の同値な命題とその証明が記されている。
デデキントの公理
- (A,B)を実数の集合この節には参考文献や外部リンクの一覧が含まれていますが、脚注によって参照されておらず、情報源が不明瞭です。
- 赤摂也『実数論講義』SEG出版。ISBN 978-4872430455。
- 上記の命題が同値であることの証明が書かれている。
- 斎藤正彦『数学の基礎』東京大学出版会。ISBN 978-4130629096。
- 松坂和夫『代数系入門』岩波書店。ISBN 4000056344。
- 第六章において詳しい
外部リンク
- 実数の定義 数学についてのWebノート
- デデキントの連続性公理 同上
- 単調有界数列の収束定理 同上
- 赤摂也『実数論講義』SEG出版。ISBN 978-4872430455。
- 実数の連続性のページへのリンク