ぞう‐ふく【増幅】
増幅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/10 23:58 UTC 版)
増幅(ぞうふく)とは、何らかの信号の入力に対して元の信号よりも大きな出力信号を得るような作用のことである。
増幅対象の物理現象としては、電気信号(電圧・電流およびこれらの積としての電力)、光、空気圧・油圧など流体の圧力、機械的な振動や変位、音響・音波などがある。
増幅にはもとの物理現象を直接拡大する方法と、各々の物理現象を別な物理現象に置き換えて増幅し、それをもとの物理現象に戻すことで増幅を行う場合もある。前者はたとえば電気信号の増幅器(増幅回路)による増幅、ラマン増幅器による光増幅、後者は、マイクロフォン/スピーカーと増幅回路を用いた音響増幅や、光-電気/電気-光の変換素子を用いた光増幅などがそうである。
「増幅」と言っても、エネルギー保存の法則に従っており、入力エネルギーが単独で勝手に増える訳ではない。増幅用の外部エネルギー源が別途必要である。例えばオーディオアンプ(音声信号の増幅回路)では、音声信号と増幅用電流の2つをトランジスタに流し込めば出力の増減が出来る。
これはしばしば「川と水門」に例えられる。大きな川を流れる水の量を、水門の開閉によって制御するのである。川が外部エネルギー源に相当する。入力信号に比例した水門の開閉を行うと、流れ出る水の量(出力)が増減する。流れ出た水(出力)と入力信号は同じ形をしているが、水量は桁違いである。水門の開閉に必要なエネルギー損失は非常に小さい。しかし入力エネルギーの全てを出力として取り出せるわけではない。有効に取り出せる割合を「増幅器の効率」と呼ぶ。
関連項目
増幅(ますぞえ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/28 22:51 UTC 版)
ランたちの同級生の女生徒。アルゴを追って、関係者とみなした理沙を執拗に狙う。実は電脳世界に身も心も乗っ取られた「端末者(ターミナル)」と呼ばれる刺客の1人。
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「増幅」の例文・使い方・用例・文例
- 耳介は音を集めて増幅している。
- 増幅器は出力不足だった。
- 耳小骨連鎖は中耳の中で音の振動を増幅させるシステムである。
- オープンリーダーシップとは単に温かさ、友好的であること、公正さを意味するだけでなく、すぐれたリーダーとしての技能を構築し増幅するものである。
- 利益を増幅するためには、営業サイクルを短縮する必要がある。
- (電気で増幅してない)生(なま)ギ ター, アコースティックギター.
- 誤りが増幅して増えた
- 線形増幅器
- 音を増幅したり伝送したりする装置
- 音が電気的手法で増幅されていない
- 再生音の振幅を増大させる増幅器
- 伝送される信号の強度を復調するための増幅器
- 音が電気手段で増幅されるギター
- 電子の流れを増幅する真空管
- 音を増幅して、難聴を補うために身につけられる電子装置
- 復調増幅された超音速信号を生み出すために局所で発生した周波数を搬送周波数と混ぜるラジオ受信機
- マイクロ波領域で速度変調によって電磁放射を増幅または発生させるのに使用される電子管
- 「誘導放出を用いた光の増幅」の頭字語
- 電磁波の誘導放射によるマイクロ波の増幅
- トルクを増幅するエンジニアの動力が輪形ハンドルに働く自動操縦
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