ザ・サバーブス
(the Suburbs から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/18 21:50 UTC 版)
『ザ・サバーブス (The Suburbs)』 | ||||
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アーケイド・ファイア の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | オルタナティヴ・ロック インディー・ロック |
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時間 | ||||
レーベル | マージ・レコード (US) マーキュリー・レコード (UK) ユニバーサル (日本) |
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プロデュース | マーカス・ドラヴス, アーケイド・ファイア |
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専門評論家によるレビュー | ||||
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チャート最高順位 | ||||
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アーケイド・ファイア アルバム 年表 | ||||
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『ザ・サバーブス (The Suburbs) 』は、カナダのロックバンド、アーケイド・ファイアの3rdアルバム。2010年の8月にマージ・レコードからリリースされ、アイルランド・アルバムチャートでの1位獲得を皮切りに全英チャート、ビルボード、そしてホームグラウンドであるカナダ他、各国のチャートを制覇した。また、ビルボードの1位獲得は、同レーベルからリリースされた作品としては初となる[1]。
本作は第53回グラミー賞で最優秀オルタナティヴ・アルバムにノミネートされ、またアルバム中の楽曲「レディ・トゥ・スタート」も最優秀ロック・パフォーマンス(デュオ/グループ)にノミネートされた他、主要部門の一つである年間最優秀アルバム賞を受賞した。
概要
リード・トラック及びアルバムのタイトルともなっている「The Suburbs (郊外) 」は、直接には過去ウィンが制作を空想していたSF映画に由来する[2]。それに付帯して、当時の郊外での生活、友人との関わり合いの記憶やフィーリングといったものがインスピレーションとして機能しているが、しかし過去に対しての単なる憧憬ではなく、あくまで"今"を立脚点としながらリアリスティックに捉える視点が、アルバム全体のコンテクストを決定づけている[3]。
批評家筋からは全体的に好意的な評価を得ており、BBCのマイク・ダイヴァーによる「本作は彼らにとっての『OK コンピューター』に相当する到達点とも言えるだろう。しかしおそらくは、それよりもっと素晴らしいものなのだ (You could call it their OK Computer. But it’s arguably better than that.) [4]」といった評が(内容の当否はともかくとして)その最たるものとなっている。日本国内でも「rockin'on」誌や「CROSSBEAT」誌で2010年ベスト・アルバムとして、それぞれ1位[5]と2位[6]に推されるなど、ポジティブな反応を得ている。
本作では、2005年にV2ジャパン/コロムビアからリリースされた『フューネラル』(2011年時点で日本国内盤廃盤)以来となる、歌詞対訳と解説の付属した日本国内流通盤がリリースされている。また海外盤にはそれぞれ異なる写真を用いた8種類のジャケットが存在する(参考)。
収録曲
- ザ・サバーブス / "The Suburbs" - 5:14
- レディ・トゥ・スタート / "Ready to Start" - 4:15
- モダン・マン / "Modern Man" - 4:39
- ロココ / "Rococo" - 3:56
- エンプティ・ルーム / "Empty Room" - 2:51
- シティ・ウィズ・ノー・チルドレン / "City with No Children" - 3:11
- ハーフ・ライトⅠ / "Half Light I" 4:13
- ハーフ・ライトⅡ (ノー・セレブレーション) / "Half Light II (No Celebration)" - 4:25
- サバーバン・ウォー / "Suburban War" - 4:45
- マンス・オブ・メイ / "Month of May" - 3:50
- ウェイステッド・アワーズ / "Wasted Hours" - 3:20
- ディープ・ブルー / "Deep Blue" - 4:28
- ウィー・ユーズド・トゥ・ウェイト / "We Used to Wait" - 5:01
- スプロールⅠ (フラットランド) / "Sprawl I (Flatland)" - 2:54
- スプロールⅡ (マウンテンズ・ビヨンド・マウンテンズ) / "Sprawl II (Mountains Beyond Mountains)" - 5:25
- ザ・サバーブス (コンティニュード) / "The Suburbs (continued)" - 1:27
脚注
- ^ Arcade Fire's The Suburbs Debuts At #1 On Billboard MTV.com 2010年8月11日
- ^ アーケイド・ファイア「オバマが就任して本当に変わった部分だってある」 RO69 2010年8月1日
- ^ 「rockin'on」 2010年9月号
- ^ マイク・ダイヴァー Arcade Fire The Suburbs Review BBC 2010年7月21日
- ^ 「rockin'on」 2011年2月号
- ^ 「CROSSBEAT」 2011年2月号
「The Suburbs」の例文・使い方・用例・文例
- The Malay Times に掲載されていた、非常勤の下級アナリストの職に関する広告についてご連絡を差し上げています。
- ‘They are flying kites.' はあいまいな文である.
- 話し中です (《主に英国で用いられる》 The number's engaged.).
- 名詞相当語句 《たとえば The rich are not always happier than the poor. における the rich, the poor など》.
- 総称単数 《たとえば The dog is a faithful animal. の dog》.
- =《口語》 These kind of stamps are rare. この種の[こういう]切手は珍しい.
- 王立オペラ劇場 《the Covent Garden Theatre のこと》.
- 英国学士院 (The Royal Society)の会報.
- 初めて読んだ英文小説は“The Vicar of Wakefield”
- 『Scotish』は、『The Scottish Symphony』や『Scottish authors』、あるいは、『Scottish mountains』のような、より正式な言葉遣いの傾向がある
- STD(神学博士)はラテン語のSanctae Theologiae Doctorに由来する
- 『The boy threw the ball(少年がボールを投げた)』は、能動態を使う
- 『The ball was thrown(ボールは投げられた)』は簡略化された受動態である
- 1992年,「The Animals(どうぶつたち)」という本のために,まどさんの動物の詩のいくつかが皇后美(み)智(ち)子(こ)さまによって英訳された。
- 式典は,3Dコンピューターアニメ映画「I Love スヌーピー The Peanuts Movie」の米国公開の数日前に行われた。
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