クリストファー・クロスとは? わかりやすく解説

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クリストファー・クロス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/30 08:50 UTC 版)

クリストファー・クロス
Christopher Cross
クリストファー・クロス(2022年)
基本情報
出生名 Christopher Charles Geppert
生誕 (1951-05-03) 1951年5月3日(73歳)
出身地 アメリカ合衆国 テキサス州サンアントニオ
ジャンル ロックポップスソフトロック、ヨット・ロック、AOR
職業 シンガーソングライター
担当楽器 ボーカル、ギター
活動期間 1971年 -
レーベル ワーナー・ブラザース・レコード
公式サイト www.christophercross.com

クリストファー・クロスChristopher Cross1951年5月3日 - )は、アメリカ合衆国テキサス州サンアントニオ生まれのシンガーソングライター。 トレードマークはフラミンゴ

経歴

クリストファー・クロス

1979年アルバム南から来た男』でデビュー。デビュー時はコンサートもせず、素顔を公開していなかった。これはクリストファー自身の意向によるものであった。 天使のようなハイトーンボイスで一躍AORを代表する歌手となる。 同アルバムとシングルセイリング」は1981年グラミー賞の5部門を独占。特に主要4部門(最優秀アルバム賞:Album of the Year、最優秀レコード賞:Record of the Year、最優秀楽曲賞:Song of the Year、最優秀新人賞:Best New Artist)の同時受賞はグラミー賞史上初であった[注 1]。この曲は、ビルボード(Billboard)誌で1980年8月30日に週間ランキング第1位を獲得。1980年ビルボード誌年間ランキングでは、第32位。翌年にはスティーヴ・ゴードン(Steve Gordon)監督・脚本の映画『ミスター・アーサー』の主題歌「ニューヨーク・シティ・セレナーデ」でアカデミー歌曲賞バート・バカラックキャロル・ベイヤー・セイガーピーター・アレンとともに受賞。「ニューヨーク・シティ・セレナーデ」は、ビルボード誌で1981年10月17日に週間ランキング第1位を獲得。1981年ビルボード誌年間ランキングでは、第12位。この曲は日本でも馴染みの深いナンバーであり、日本のオリコン洋楽シングルチャートで1981年12月7日付から6週連続1位を獲得した[1]

5歳から9歳までの幼少期に、軍医であった父親の仕事の関係で日本(東京代々木)に住んでいたことがある。

ディスコグラフィ

スタジオ・アルバム

  • 南から来た男』 - Christopher Cross (1979年、Warner Bros.)
  • 『アナザー・ページ』 - Another Page (1983年、Warner Bros.)
  • 『ターン・オブ・ザ・ワールド』 - Every Turn of the World (1985年、Warner Bros.)
  • 『バック・オブ・マイ・マインド』 - Back of My Mind (1988年、Warner Bros.)
  • 『ランデヴー』 - Rendezvous (1992年、CMC)
  • 『ウインドウ』 - Window (1994年、CMC)
  • 『ウォーキング・イン・アヴァロン』 - Walking in Avalon (1998年、CMC) ※オリジナル・アルバムとライブ・レコーディングの2枚組。日本では同年に『ウォーキング・イン・アヴァロン』、『ア・ナイト・ウィズ・クリストファー・クロス~ベスト・ヒット・ライヴ』のタイトルで分売。1999年には本国アメリカでも『Greatest Hits Live』、『Red Room』と改題して分売された。
  • Red Room (1999年、CMC)
  • A Christopher Cross Christmas (2007年、Ear)
  • 『カフェ・カーライル・セッションズ』 - The Café Carlyle Sessions (2008年、Ear)
  • Christmas Time Is Here (2010年、Ear)
  • Doctor Faith (2011年、Ear)
  • A Night in Paris (2012年、Ear)
  • 『シークレット・ラダー』 - Secret Ladder (2014年、Christopher Cross)
  • Take Me As I Am (2017年、Christopher Cross)

コンピレーション・アルバム

  • 『ベスト・オブ・クリストファー・クロス』 - The Best of Christopher Cross (1991年、WEA)
  • Greatest Hits Live (1999年、CMC)
  • 『ヴェリー・ベスト・オブ・クリストファー・クロス』 - Definitive Christopher Cross (2001年、Warner Bros./Asia) ※原題と同タイトルで選曲の違う2種類のベスト・アルバムが存在する
  • The Very Best of Christopher Cross (2002年、Warner Bros.)
  • Crosswords: The Best of Christopher Cross (2011年、101 Distribution)
  • The Complete Works (2020年、Christopher Cross) ※1000部限定。アメリカ国内のみ。

シングル

  • 「風立ちぬ」 - "Ride Like the Wind" (1980年)
  • セイリング」 - "Sailing" (1980年)
  • "Never Be the Same" (1980年)
  • 「セイ・ユール・ビー・マイン」 - "Say You'll Be Mine" (1980年)
  • 「マリー・アン」 - "Mary Ann" (1980年) ※「世界歌謡祭」エントリー曲。日本盤のみ発売
  • ニューヨーク・シティ・セレナーデ」 - "Arthur's Theme (Best That You Can Do)" (1981年) ※オリコン最高17位。翌年には三菱自動車工業トレディアのCMソングに、日本のTVCMとしては初めて彼の曲が起用された
  • 「オール・ライト」 - "All Right" (1983年) ※オリコン最高24位
  • 「悲しきメモリー」 - "No Time for Talk" (1983年)
  • 「忘れじのローラ」 - "Think of Laura" (1983年)
  • 「チャンス・フォー・ヘヴン」 - "A Chance for Heaven" (swimming theme from 1984 Summer Olympics) (1984年)
  • 「チャーム・ザ・スネイク」 - "Charm the Snake" (1985年)[2]
  • 「ターン・オブ・ザ・ワールド」 - "Every Turn of the World" (1985年)
  • 「ラヴ・イズ・ラヴ」 - "Love Is Love (In Any Language)" (1986年)
  • 「ラヴィング・ストレンジャーズ」 - "Loving Strangers" (1986年)
  • 「流されて」 - "Swept Away" (1988年)
  • 「アイ・ウィル」 - "I Will (Take You Forever)" (1988年) ※フランシス・ラッフェルとのデュエット
  • 「瞳のきらめき」 - "In the Blink of an Eye" (1993年)
  • "Nothing Will Change" (1993年)
  • 「イズ・ゼア・サムシング」 - "Is There Something" (1993年)
  • "Been There, Done That" (1994年)
  • "Wild, Wild West" (1994年)
  • 「ウィッシング・ウェル」 - "Wishing Well" (1994年)
  • 「オープン・アップ・マイ・ウインドウ」 - "Open Up My Window" (1994年)

サウンドトラック、コンピレーションへの参加

  • 1981年 映画『ミスター・アーサー』オリジナル・サウンドトラック
    • 「ニューヨーク・シティ・セレナーデ」収録。
  • 1984年 ドラマ『The A-Team』サウンドトラック ※出典:SoundtrackCollector
    • 忘れじのローラ」収録。
  • 1984年 「1984年第23回オリンピック・オフィシャル・ミュージック・アルバム L.A.オリンピック公式アルバム」
    • 「チャンス・フォー・ヘヴン」収録。
  • 1986年 映画『ナッシング・イン・コモン』オリジナル・サウンドトラック
    • 「ラヴィング・ストレンジャーズ」収録。
  • 1993年 『Mid-Summer Blossoms 3』
    • 「ワン・デイ」「クリスマス・タイム・フォーエヴァー」収録。
  • 1997年 『アプローズ~トリビュート・トゥ・バート・バカラック~』
    • 「ウォーク・オン・バイ」収録。
  • 2003年 『ラブ・ストーリー~小田和正ソングブック~』
    • 「さよなら」収録。
  • 2003年 『シンシアリー2~竹内まりやソングブック~』
    • 「ノスタルジア」収録。

日本公演

日本でのテレビ出演

脚注

注釈

  1. ^ 最後の最優秀新人賞を同時に受賞することが、その性質上一生に一度しかなく難しい。後に2003年のグラミー賞でノラ・ジョーンズが達成したが、最優秀楽曲賞は作曲者であるジェシー・ハリスに送られたため、同一人物での同時受賞は2020年ビリー・アイリッシュが達成するまでクリストファー・クロス唯一人であった。

出典

  1. ^ コンピレーション・アルバム『ナンバーワン80s ORICON ヒッツ』の裏ジャケットナンバーワン 70s 80s 90s オリコン・ヒッツも参照。
  2. ^ Charm the snake”. YouTube. 2019年1月23日閲覧。

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