robustness
「robustness」とは
「robustness」は、物事が困難な状況や予期せぬ変化に対しても、その機能や性能を維持する能力を指す英単語である。一般的には、物理的な強さや耐久性を指すが、情報技術の分野では、システムやソフトウェアがエラーや障害に対しても正常に動作し続ける能力を指すことが多い。「robustness」の発音・読み方
「robustness」の発音は、IPA表記では /rəˈbʌstnəs/ となる。カタカナ表記では「ローバストネス」となる。日本人が発音する際には「ロバストネス」となる。「robustness」の定義を英語で解説
「Robustness」 is the ability of a system or an entity to maintain its functionality or performance even under difficult or unexpected changes. While it generally refers to physical strength or durability, in the field of information technology, it often refers to the ability of a system or software to continue to operate normally even in the face of errors or failures.「robustness」の類語
「Robustness」の類語としては、「resilience」、「durability」、「strength」、「sturdiness」などがある。これらの単語も、物事が困難な状況や予期せぬ変化に対してもその機能や性能を維持する能力を指す。「robustness」に関連する用語・表現
「Robustness」に関連する用語としては、「robust system」、「robust design」、「robust control」などがある。「Robust system」は、障害に対して強いシステムを指す。「Robust design」は、さまざまな条件下でも性能を維持する設計を指す。「Robust control」は、システムの不確定性や変動に対しても性能を維持する制御を指す。「robustness」の例文
以下、"robustness"を用いた例文を10例示す。 1. The robustness of the building was tested by the earthquake.(その建物の堅牢性は地震によって試された。)2. We need to improve the robustness of our computer systems.(私たちはコンピュータシステムの頑健性を向上させる必要がある。)
3. The robustness of the economy is evident in its ability to recover from the recession.(その経済の強靭さは、不況からの回復能力に明らかである。)
4. The robustness of the software is its main selling point.(そのソフトウェアの堅牢性が主なセールスポイントである。)
5. The robustness of the network is critical for our operations.(ネットワークの堅牢性は私たちの業務にとって重要である。)
6. The robustness of the encryption algorithm ensures the security of the data.(暗号化アルゴリズムの堅牢性がデータの安全性を保証する。)
7. The robustness of the bridge was confirmed by the stress test.(その橋の堅牢性はストレステストによって確認された。)
8. The robustness of the system is maintained even under heavy load.(そのシステムの堅牢性は、重負荷下でも維持される。)
9. The robustness of the material contributes to the longevity of the product.(その素材の堅牢性が製品の長寿命に寄与する。)
10. The robustness of the firewall protects the network from cyber attacks.(ファイアウォールの堅牢性がネットワークをサイバー攻撃から保護する。)
ロバストネス【robustness】
読み方:ろばすとねす
頑健性 robustness
ロバストネス
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ロバストネス(英: robustness)とは、ある系が応力や環境の変化といった外乱の影響によって変化することを阻止する内的な仕組み、または性質のこと。頑強性(がんきょうせい)、頑健性(がんけんせい)、堅牢性(けんろうせい)、ロバスト性とも言う。
ロバストネスを持つような設計をロバスト設計、ロバストネスを最適化することをロバスト最適化という。
「頑強な」という意味の形容詞 "robust" が語源であり、他に頑強性、強靭性、堅牢性、強さなどと呼称されることもある。
概要
さまざまな分野で、ロバストネスは次のような意味で使われることがある。
- 生物学
- 進化については諸説あるが、生物は種の生存(競争)のために生育環境の変化に対応して形態・形質を変化させ対応してきた。これは、世代交代を利用したロバストネスの現れ方の一つである
- 個体レベルでみると、免疫系や恒常性(ホメオスタシス)がロバストネスの典型的な例である。
- 情報工学
- コンピュータシステムの実行中のエラーやおかしな入力に対応すること。ロバストネス (コンピュータ)。いくつかの手法があるが、たとえば、チェックサムを仕込んでプログラムやバイナリデータのデータ改変を検知する機能を持たせる。ファジングを行って、開発者にとって想定の範囲外のデータ入力に対する脆弱性を評価するなどの手法がある。
- データの破損対策や安定な保持は情報工学における重要なテーマであり、RAIDや誤り検出訂正といった技術が開発、運用され、改良され続けている。
- 統計学
- ある統計モデルの、外乱に対する安定性を数理的に評価する手法として、ロバストネス分析が存在する。
- 経済学
- 経済学においては、市場における変動と、それに対する安定性の評価などに用いられる。また、金融工学における不確定性のある取引における意思判断にもこれを援用した理論が用いられる。
- 制御工学
- 制御工学には、モデルに不確かさが存在する状況においても一定の性能を維持する制御器の設計手法として、ロバスト制御という方法がある。モデルの不確かさの性能への影響の最悪値を最小化するミニマックス法がロバストな制御系を設計する主な手法であり、特に線形システムに対するH∞制御理論は数値計算の観点からも優れた手法である。
関連項目
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