intervene
「intervene」とは、介入する・干渉することを意味する英語表現である。
「intervene」とは・「intervene」の意味
「intervene」とは、主に「介入する」「介在する」「位置する」「起きる」「現れる」「邪魔をする」「仲裁する」「調停する」などを意味する英語表現。第三者が間に入って、関係を調整したり介入したりするときに使用する言葉である。派生語には名詞「intervention(干渉、仲裁)」、形容詞「intervening(間の、介入する)」、法律用語で仲裁人を意味する「intervenor」、介入者を意味する「intervener」がある。「intervene」の発音・読み方
「intervene」の発音記号はアメリカ英語で「ìntərvíːn」、イギリス英語で「ɪntɜ:ˈvi:n」である。日本語で表記するとアメリカ英語で「インタァヴィーン」、イギリス英語で「イントゥヴィーヌ」のような音となる。後半の「-ve-」にアクセントが置かれる。「intervene」の活用変化一覧
動詞「intervene」の活用形は、三人称単数現在形が「intervenes」、過去形・過去分詞が「intervened」、現在分詞が「intervening」となる。-eで終わる単語のため、過去形・過去分詞形は-dだけを付けて、現在分詞形は-eを-ingに変えるタイプの規則変化である。「intervene」の語源・由来
「intervene」は、「intervention(介入)」から逆成された語か、あるいはラテン語の「interveniō(間に来る、割り込む、邪魔をする)」が語源であるといわれている。語根としては「inter(間に)」「venire(来る)」の要素から成っている。「間に来る、間に落ちる、起こる」という使い方から、「介入する、相互に隔てる、調停を取り結ぶ」といった意味に発展した。「intervene」の覚え方
「intervene」は、「inter(間に)」と「venio(来る)」から構成される単語である。同じく「venio」から発生した単語には、「invent(発明する:上に来る、思い付く)」「convenient(便利な:一緒に来る、合っている)」「revenue(収入:再び来る)」などがある。venioの関連語は「間に来る」「上に来る」など、語根から主要な意味へと連想しやすくなっている。意味が近いこれらの単語をグループとして把握することで、「intervene」の単語も覚えやすくなる。「intervene」と「interfere」の違い
「intervene」と「interfere」はどちらも「干渉する」「じゃまをする」を意味する英単語である。「intervene」は、対立している他者の間に割り込むことで、衝突を解消し、関係悪化を防ぐために介入するというケースに用いられる。一方で「interfere」は、対立している人々への割り込みとは限らず、他者のじゃまをする、妨害をするケースに用いられる。他者に干渉するという場面で使われる場合に、「intervene」は前向き・建設的な行為として行われるが、「interfere」はネガティブな側面が強いという違いがある。「intervene」の類語
「intervene」の類語は、「干渉する」の意味に近い語として「interfere(介入する)」「mediate(調停する)」「intercede(仲を取り持つ)」がある。「間に入る」という意味では、「meddle(調停する)」「arbitrate(解決する)」「intrude(侵入する)」が挙げられる。「割って入る」の意味に近い語としては、「interrupt(割り込む)」「interpose(口出しする)」がある。「他の事の間に起こる」という意味では、「happen(発生する)」「occur(生じる)」「take place(開催される)」も類語である。「intervene」の使い方・例文
世情や軍事に対して、政治的に介入するという表現では、以下のようなものがある。「There is increasing demand for the United Nations to intervene in trouble spots throughout the world.(世界各地でトラブルが発生し、国連に介入してほしいという要望が高まっている)」「The army's potentiality to intervene in politics remains strong.(軍隊が政治に介入する可能性は依然として強い)」「However, the concept of the government actively intervening in public health and sanitation was unfamiliar and provoked opposition.(しかし、政府が公衆衛生に積極的に介入するという考え方は馴染みがなく、反発を招いた)」「A government official added, we don't have a minister who can intervene to demand her release.(ある政府関係者は、"彼女の釈放を要求するために介入できる大臣がいない"と付け加えた)」
法的に介入するという言い方では、「The company has resolved the issue, and there is no need for the courts to intervene.(同社はこの問題を解決しており、裁判所が介入する必要はない)」のように用いられる。
問題解決のために外部から介入するという状況では、次のような文章がある。「Their only hope now is that the outside world will intervene but it is an increasingly forlorn hope.(今の彼らの唯一の希望は、外部からの介入だが、それはますます寂しい希望となっている)」「Therefore, our psychiatric liaison team intervened by attending briefing sessions for family members and online patient visits while also conducting sessions to provide information about mental health and relaxation sessions.(そこで、精神科リエゾンチームが介入し、家族への説明会やオンライン患者訪問を行うとともに、メンタルヘルスに関する情報提供やリラクゼーションセッションを実施した)」
他者の間に割って入るという意味では、「I decided to intervene between Ralph and his brother, who were arguing endlessly.(私は、延々と言い争いをしているラルフと弟の間に割って入ることにした)」のように用いられる。
ある期間の時間、年月という意味では、「The intervening years since I left town have been filled with both successes and failures.(この街を離れてからの数年間は、成功と失敗の連続だった)」のような使い方がある。
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