EAFF E-1サッカー選手権
EAFF E-1サッカー選手権
EAFF E-1サッカー選手権
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/06 03:32 UTC 版)
EAFF E-1サッカー選手権(男子) | |
---|---|
開始年 | 2003年 |
主催 | EAFF |
地域 | 東アジア |
参加チーム数 |
10(予選) 4(決勝) |
前回優勝 |
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最多優勝 |
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サイト | https://eaff.com/ |
EAFF E-1サッカー選手権(女子) | |
---|---|
開始年 | 2005年 |
主催 | EAFF |
地域 | 東アジア |
参加チーム数 |
8(予選) 4(決勝) |
前回優勝 |
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最多優勝 |
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サイト | https://eaff.com/ |
EAFF E-1サッカー選手権[1][2](英: EAFF E-1 Football Championship)は、東アジアサッカー連盟(EAFF)が主催する、ナショナルチームによるサッカーの国際大会である。
日本のテレビ等では『東アジア E-1サッカー選手権』とも表記される。旧大会名は東アジアサッカー選手権、EAFF東アジアカップ。前身大会は、1990年から1998年まで開かれたダイナスティカップである。
概要
2003年に第1回大会を日本で開催し、以後2年ごとに日本、韓国、中国の3か国持ち回りで開催されている。同年に国際Aマッチデー制度が開始されたが、アジアサッカー連盟(AFC)の公式戦消化にAマッチデーは使われることから、当初から東アジア選手権本大会及び予選はAマッチデーではない日に開催されている。このことから、全ての出場国がベストメンバーを組めるわけではない。
2005年の韓国大会では、女子によるトーナメントとして東アジア女子サッカー大会(英: EAFF Women's Cup)が行われ、男子と女子の合計勝点で争う男女総合優勝の表彰が行われたが、2008年の中国大会からは、女子大会も東アジア女子サッカー選手権(英: EAFF Women's Championship)となり、男女とも予選大会を行うようになった。
2012年4月11日の第35回EAFF理事会で、東アジア選手権から男子大会は東アジアカップ(英: EAFF East Asian Cup)、女子大会は女子東アジアカップ(英: EAFF Women’s East Asian Cup)に大会名称が変更された[3]。同時に、韓国で2013年に開催される東アジアカップからオーストラリアの男女代表とも同大会からゲスト参加(連盟に加盟するのではなく、大会のみ参加)する方向で検討中と同理事会で発表され[3]、同年8月30日に正式に決定した。オーストラリアは男女代表とも、2012年の東アジアカップ予選大会に出場した。オーストラリア男子代表は香港で同年12月1日から9日に開催される予選第2ラウンドから参加し、予選を突破して本大会出場を決めた。オーストラリア女子代表は中国で同年11月20日から24日に開催される予選から参加したが、予選で敗退した[4][5]。
2016年の第50回EAFF理事会で、東アジアカップからEAFF E-1サッカー選手権(英: EAFF E-1 Football Championship)に大会名称が変更された[6]。
2024年3月30日にEAFFは、2025年7月に韓国で、2028年1月に中国で、2030年1月に日本で大会を開催することを決定した[7]。
賞金
賞金は男子が1位:50万ドル、2位:30万ドル、3位:20万ドル、4位:15万ドル。女子が1位:5万ドル、2位:3万ドル、3位:2万ドル、4位:1万5千ドル。男女総合優勝は、10万ドル。
開催方式
- 男子
- 女子
備考
- 第1回大会は、当初5月から6月にかけて行われる予定であったが、新型肺炎SARSの影響により12月の開催となった。
- 第2回大会のみ男女総合成績も付けた(勝ち点・得点・失点を男女で加算。1位:北朝鮮、2位:韓国、3位:中国、4位:日本)。
- 第3回大会は2007年開催の予定だったが、AFCアジアカップが前倒し開催となった影響で2008年に後送りとなった(中国・重慶で2008年2月17日~24日に開催)。
- 第4回大会は、北朝鮮女子代表が出場を辞退した。繰り上げでチャイニーズタイペイが出場となった。
- 第8回大会は北朝鮮女子代表が出場を辞退した。繰り上げでチャイニーズタイペイが出場となった[8]。
- 第9回大会は予選大会の開催がなく、FIFAランキング(男子・女子)の上位チームが出場するものとした[注釈 1]。また、当初は中国での開催が予定されていたものの、同国における新型コロナウイルス対策の状況を理由に断念され、開催地が日本に変更された[9]。
参加国
|
|
結果
- 男子
回 | 開催年 | 開催国 | 決勝リーグ順位 | 出場 国数 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
優勝 | 準優勝 | 3位 | 4位 | ||||||
1 | 2003年 | ![]() |
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4 | ||
2 | 2005年 | ![]() |
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4 | ||
3 | 2008年 | ![]() |
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4 | ||
4 | 2010年 | ![]() |
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4 | ||
5 | 2013年 | ![]() |
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4 | ||
6 | 2015年 | ![]() |
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4 | ||
7 | 2017年 | ![]() |
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4 | ||
8 | 2019年 | ![]() |
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4 | ||
9 | 2022年 | ![]() |
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4 | ||
10 | 2025年 | ![]() |
4 | ||||||
11 | 2028年 | ![]() |
|||||||
12 | 2030年 | ![]() |
- 女子
回 | 開催年 | 開催国 | 決勝リーグ順位 | 出場 国数 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
優勝 | 準優勝 | 3位 | 4位 | ||||||
2 | 2005年 | ![]() |
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4 | ||
3 | 2008年 | ![]() |
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4 | ||
4 | 2010年 | ![]() |
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4 | ||
5 | 2013年 | ![]() |
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4 | ||
6 | 2015年 | ![]() |
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4 | ||
7 | 2017年 | ![]() |
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4 | ||
8 | 2019年 | ![]() |
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4 | ||
9 | 2022年 | ![]() |
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4 | ||
10 | 2025年 | ![]() |
4 | ||||||
11 | 2028年 | ![]() |
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12 | 2030年 | ![]() |
代表別通算成績
- 男子
順 | 国・地域名 | 優 | 準 | 三 | 四 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | ![]() |
5 | 2 | 1 | 1 | 9 |
2 | ![]() |
2 | 5 | 1 | 1 | 9 |
3 | ![]() |
2 | 2 | 5 | 0 | 9 |
4 | ![]() |
0 | 0 | 2 | 2 | 4 |
5 | ![]() |
0 | 0 | 0 | 4 | 4 |
6 | ![]() |
0 | 0 | 0 | 1 | 1 |
- 女子
順 | 国・地域名 | 優 | 準 | 三 | 四 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | ![]() |
4 | 2 | 2 | 0 | 8 |
2 | ![]() |
3 | 2 | 0 | 0 | 5 |
3 | ![]() |
1 | 2 | 3 | 2 | 8 |
4 | ![]() |
0 | 2 | 3 | 3 | 8 |
5 | ![]() |
0 | 0 | 0 | 3 | 3 |
- データは2022年大会終了時点
- 太字は優勝経験のある国・地域で、太数字は最多記録
表彰
- 男子
年度 | 大会MVP | 得点王 | 得点数 | 最優秀GK | 最優秀DF | フェアプレー賞 |
---|---|---|---|---|---|---|
2003 | ![]() |
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2 | ![]() |
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2005 | ![]() |
該当者なし | - | ![]() |
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2008 | ![]() |
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2 | ![]() |
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2010 | ![]() |
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2 | ![]() |
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2013 | ![]() |
![]() |
3 | |||
2015 | ![]() |
![]() |
2 | ![]() |
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|
2017 | ![]() |
![]() |
3 | ![]() |
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2019 | ![]() |
![]() |
3 | ![]() |
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2022 | ![]() |
![]() ![]() |
3 | ![]() |
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- 女子
年度 | 大会MVP | 得点王 | 得点数 | 最優秀GK | 最優秀DF | フェアプレー賞 |
---|---|---|---|---|---|---|
2005 | ![]() |
該当者なし | - | ![]() |
![]() |
![]() |
2008 | ![]() |
![]() |
3 | ![]() |
![]() |
![]() |
2010 | ![]() |
![]() ![]() ![]() ![]() |
2 | ![]() |
![]() |
![]() |
2013 | ![]() |
![]() ![]() |
2 | |||
2015 | ![]() |
![]() |
3 | ![]() |
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|
2017 | ![]() |
![]() |
4 | ![]() |
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2019 | ![]() |
![]() |
5 | ![]() |
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|
2022 | ![]() |
該当者なし | - | ![]() |
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脚注
注釈
- ^ ただし北朝鮮の男子・女子代表はともに出場を辞退したため、次点のチームとして男子は香港、女子はチャイニーズタイペイを繰り上げ。
- ^ モンゴルサッカー連盟は2011年3月19日から2014年3月のEAFF総会までの3年間EAFF資格停止の為、その間は出場できなかった。
- ^ a b c 大会のみのゲスト参加。
出典
- ^ “EAFF E-1 Football Championship 2017 Final Japan”. 東アジアサッカー連盟. 2018年10月23日閲覧。
- ^ “大会概要 | EAFF E-1 サッカー選手権 2017 決勝大会”. 日本サッカー協会. 2018年10月23日閲覧。
- ^ a b 東アジアニュース「第35回東アジアサッカー連盟(EAFF)理事会」-東アジアサッカー連盟公式HP-2012年4月20日
- ^ EAFF東アジアカップ2013にゲスト参加 ― オーストラリアサッカーに世界が注目-東アジアサッカー連盟公式HP日本語版2012年11月
- ^ オーストラリアが来年の東アジアカップに出場-goal.com日本語版2012年8月30日
- ^ 東アジアニュース「第50回東アジアサッカー連盟(EAFF)理事会」-東アジアサッカー連盟公式HP-2016年9月1日
- ^ “75th EAFF Executive Committee Meeting”. EAFF. 2024年10月4日閲覧。
- ^ “北朝鮮女子代表の東アジア杯不参加が正式決定。南北関係が影響か…出場説得も不発”. Goal.com (2019年10月30日). 2019年10月31日閲覧。
- ^ “東アジア選手権、日本開催に サッカー”. 時事ドットコム. 時事通信社 (2022年4月19日). 2022年4月19日閲覧。
関連項目
- 南アジアサッカー選手権(SAFF)
- 西アジアサッカー選手権(WAFF)
- ASEANチャンピオンシップ(AFF)
- 中央アジアネーションズカップ
外部リンク
- 公式サイト - EAFF.com
- 公式サイト - EAFF.com
- RSSSFによる記録
EAFF E-1サッカー選手権
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 15:24 UTC 版)
「サッカー大韓民国代表」の記事における「EAFF E-1サッカー選手権」の解説
EAFF E-1サッカー選手権の優勝は5回と2019年現在、大会最多である。 EAFF E-1サッカー選手権2017は、初戦の中国戦はキム・シヌクとイ・ジェイクのゴールで前半のうちに逆転したが、76分にユー・ダーバオに失点を献上して2-2のドロー(結果的には9分にウェイ・シーハオに先制ゴールを献上したことが最終的に響いてしまった)。第2戦の北朝鮮戦は、64分のオウンゴールで0-1と競り勝ち2連勝。最終戦の日本戦は3分にPKで先に失点したが、キム・シヌクの2ゴール、チョン・ウヨンの直接フリーキック、ヨム・ギフンの3人の活躍で1-4と快勝。大会2連覇を達成した。 EAFF E-1サッカー選手権2019は、初戦の香港戦はファン・インボムとナ・サンホのゴールで2-0と勝利し大会3連覇へ幸先の良いスタートを切った。第2戦の中国戦は13分にキム・ミンジェが先制ゴールを決めた。1点リードで折り返した後半はかなりの接戦となり追加点は奪えなかったが、1-0で逃げ切り2連勝。優勝をかけて挑んだ最終戦の日本戦は地元の声援に応える好パフォーマンスを見せて相手に自由を与えず、28分にはファン・インボムがミドルシュートをたたき込んで先制に成功。1点をリードして迎えた後半は日本に押し込まれる時間が続いたが、地元の声援に応える堅い守りで相手にゴールを割らせず、1-0で逃げ切って大会3連覇を達成した(この大会では史上初となる開催国優勝という快挙も成し遂げられた)。
※この「EAFF E-1サッカー選手権」の解説は、「サッカー大韓民国代表」の解説の一部です。
「EAFF E-1サッカー選手権」を含む「サッカー大韓民国代表」の記事については、「サッカー大韓民国代表」の概要を参照ください。
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