GTK+
(The GIMP Toolkit から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/09 07:35 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動![]() |
![]() | |
開発元 | GNOME Foundation |
---|---|
初版 | 1998年4月14日 |
最新版 | 3.24.8 / 2019年4月10日 |
最新評価版 | 3.94 / 2018年6月28日 |
リポジトリ |
gitlab |
対応OS | クロスプラットフォーム |
種別 | ウィジェット・ツールキット |
ライセンス | LGPL |
公式サイト | www.gtk.org |

GTK+ (The GIMP Toolkit) は、クロスプラットフォームのウィジェット・ツールキット(GUIツールキット)である。当初は、GIMPの実装のために開発され、現在は、GNOMEデスクトップ環境のツールキット等として広く利用されている。
GTK+はGNUプロジェクトの一部であり、GNU LGPLの元で開発されているオープンソースなフリーソフトウェアである。
GTK+アプリケーションは、GNOMEに限らずKDEなどのGTK+ベースでないデスクトップ環境でも動作する。GNOMEライブラリを使用することにより、GNOMEデスクトップ環境のさまざまな機能を使用したアプリケーションを開発することができるが、GTK+だけでアプリケーションを構成することも可能。
GTK+は、主にFreeBSDやLinuxディストリビューションといったオープンソースのOS向けのソフトウェアに多く利用されているが、WindowsやmacOSにも移植されている。
2019年、「GTK」に改名することが決まった[1]。
目次
プログラミング言語
Qtと違ってGTK+はC言語を使うが、オブジェクト指向のパラダイムで普通デザインする。また、公式にC++ (gtkmm)、Perl (gtk2-perl)、Python (PyGTK)、C#(Gtk#)、Java (Java-GNOME)、JavaScript、Vala、非公式にFortran (gtk-fortran)、Ruby (Ruby/Gtk2)、PHP (PHP-GTK)、Pascal、Lua、Haskell、FreeBASICといった言語でもバインディングを用いることにより開発が可能である[2]。
テーマ(ルックアンドフィール)
ユーザーがGTK+の見た目を変えられる。これはテーマエンジンを切り替えることで実現されていて、多くのテーマが提供されている[3]。これらのテーマの中にはmacOSのAquaやWindowsやMotifやQt等の他の有名なツールキットやプラットホームをまねた見た目を提供するのもある。
GTK+2
GTK+2とはGTK+1の次のバージョンのGTKとして開発されたツールキットである。Pangoによる多言語テキスト出力、新テーマエンジン、Accessibility Toolkit(ATK)によるアクセシビリティサポートの向上、UTF-8によるUnicode環境への移行などがされている。GTK+2はGTK+1と互換性がないので、GTK+1用のプログラムをGTK+2環境で動かすにはGTK+2用にソースコード等を修正する必要がある。いくつかのアプリケーションは軽量さや組み込みアプリケーションに適しているなどの理由からオリジナルバージョンを使いつづけGTK+1のままで使われているのもある。
インプットメソッドが必要な日本語などの言語のためにimmoduleというプラグインスタイルのフレームワークが用意されており、XIMやIIIMFを利用するための仕組みも、それぞれこのimmoduleの1つとして実装されている。
GTK+2を利用したソフトウェア
- GIMP
- Inkscape
- Mozilla Firefox
- Mozilla Thunderbird
- Sylpheed (メールソフト)
- Web (ウェブブラウザ)
- 風博士 (ウェブブラウザ)
- mikutter (Twitterクライアント)
- 各種GNOME 2アプリケーション - GNOME環境はGTK+をベースにしており、GNOMEアプリケーションはツールキットとしてGTK+を使用している。
GTK+2 immodule のさまざまな実装
- im-canna - かんなのimmodule
- im-freewnn - FreeWnnのimmodule
- im-perl - Perlで入力メソッドを記述するためのimmodule
- im-euro - 'euro'をユーロ記号に変換して、欧米人に入力メソッドをわかりやすく説明するためのimmodule
- im-ja - im-cannaベースに、手書き入力などさまざまな日本語入力に対応
- im-ime - Windows専用のimmodule。Windows上のIMEでのインライン日本語入力に対応
- im-xim - XIMのimmodule
- im-iiim - IIIMFのimmodule
- im-uim - uimのimmodule
関連項目
参照
外部リンク
- GTK+オフィシャルサイト
- GNOMEオフィシャルサイト
- 日本GNOMEユーザ会(APIリファレンス・チュートリアル等の日本語訳)
|
|
「The GIMP Toolkit」の例文・使い方・用例・文例
- The Malay Times に掲載されていた、非常勤の下級アナリストの職に関する広告についてご連絡を差し上げています。
- ‘They are flying kites.' はあいまいな文である.
- 話し中です (《主に英国で用いられる》 The number's engaged.).
- 名詞相当語句 《たとえば The rich are not always happier than the poor. における the rich, the poor など》.
- 総称単数 《たとえば The dog is a faithful animal. の dog》.
- =《口語》 These kind of stamps are rare. この種の[こういう]切手は珍しい.
- 王立オペラ劇場 《the Covent Garden Theatre のこと》.
- 英国学士院 (The Royal Society)の会報.
- 初めて読んだ英文小説は“The Vicar of Wakefield”
- 『Scotish』は、『The Scottish Symphony』や『Scottish authors』、あるいは、『Scottish mountains』のような、より正式な言葉遣いの傾向がある
- STD(神学博士)はラテン語のSanctae Theologiae Doctorに由来する
- 『The boy threw the ball(少年がボールを投げた)』は、能動態を使う
- 『The ball was thrown(ボールは投げられた)』は簡略化された受動態である
- 1992年,「The Animals(どうぶつたち)」という本のために,まどさんの動物の詩のいくつかが皇后美(み)智(ち)子(こ)さまによって英訳された。
- 式典は,3Dコンピューターアニメ映画「I Love スヌーピー The Peanuts Movie」の米国公開の数日前に行われた。
- The GIMP Toolkitのページへのリンク