SqlContext クラス
アセンブリ: System.Data (system.data.dll 内)


SqlContext オブジェクトを使用すると、(トリガ内で実行されているコードの) トリガ コンテキストや、(ストアド プロシージャなどで利用可能な場合) パイプ オブジェクトを取得できます。また、クライアントが統合認証を通じて認証されている場合は、このクラスを使用して、呼び出し元クライアントの Microsoft Windows ID を表す WindowsIdentity オブジェクトを取得できます。

次の例では、新しい SqlDataRecord と、その SqlMetaData オブジェクトを作成します。さらに、SendResultsStart メソッドで結果セットの先頭を宣言し、サンプルのデータを含むレコードを、SendResultsRow メソッドでクライアントに返した後、結果セットの最後に到達したことを、SendResultsEnd メソッドを使って示しています。
<Microsoft.SqlServer.Server.SqlProcedure()> _ Public Shared Sub StoredProcReturnResultSet() ' Create the record and specify the metadata for the columns. Dim record As New SqlDataRecord( _ New SqlMetaData("col1", SqlDbType.NVarChar, 100), _ New SqlMetaData("col2", SqlDbType.Int)) ' Mark the begining of the result-set. SqlContext.Pipe.SendResultsStart(record) ' Send 10 rows back to the client. Dim i As Integer For i = 0 To 9 ' Set values for each column in the row. record.SetString(0, "row " & i.ToString()) record.SetInt32(1, i) ' Send the row back to the client. SqlContext.Pipe.SendResultsRow(record) Next ' Mark the end of the result-set. SqlContext.Pipe.SendResultsEnd() End Sub
[Microsoft.SqlServer.Server.SqlProcedure] public static void StoredProcReturnResultSet() { // Create the record and specify the metadata for the columns. SqlDataRecord record = new SqlDataRecord( new SqlMetaData("col1", SqlDbType.NVarChar, 100), new SqlMetaData("col2", SqlDbType.Int)); // Mark the begining of the result-set. SqlContext.Pipe.SendResultsStart(record); // Send 10 rows back to the client. for (int i = 0; i < 10; i++) { // Set values for each column in the row. record.SetString(0, "row " + i.ToString()); record.SetInt32(1, i); // Send the row back to the client. SqlContext.Pipe.SendResultsRow(record); } // Mark the end of the result-set. SqlContext.Pipe.SendResultsEnd(); }

Microsoft.SqlServer.Server.SqlContext


Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition
開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。


SqlContext プロパティ

名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | IsAvailable | 呼び出し元コードを SQL Server 内で実行するかどうかと、コンテキスト接続にアクセスできるかどうかを示します。 |
![]() | Pipe | 呼び出し元が、結果セット、メッセージ、およびコマンドの実行結果をクライアントに送り返すことを可能にするパイプ オブジェクトを取得します。 |
![]() | TriggerContext | 呼び出し元に、トリガの発生源に関する情報と、更新された列のマップを提供するトリガ コンテキストを取得します。 |
![]() | WindowsIdentity | 呼び出し元の Microsoft Windows ID。 |

SqlContext メソッド

名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | Equals | オーバーロードされます。 2 つの Object インスタンスが等しいかどうかを判断します。 ( Object から継承されます。) |
![]() | GetHashCode | 特定の型のハッシュ関数として機能します。GetHashCode は、ハッシュ アルゴリズムや、ハッシュ テーブルのようなデータ構造での使用に適しています。 ( Object から継承されます。) |
![]() | GetType | 現在のインスタンスの Type を取得します。 ( Object から継承されます。) |
![]() | ReferenceEquals | 指定した複数の Object インスタンスが同一かどうかを判断します。 ( Object から継承されます。) |
![]() | ToString | 現在の Object を表す String を返します。 ( Object から継承されます。) |

名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | Finalize | Object がガベージ コレクションにより収集される前に、その Object がリソースを解放し、その他のクリーンアップ操作を実行できるようにします。 ( Object から継承されます。) |
![]() | MemberwiseClone | 現在の Object の簡易コピーを作成します。 ( Object から継承されます。) |

SqlContext メンバ
呼び出し元のコンテキストを抽象化し、SqlPipe、SqlTriggerContext、WindowsIdentity の各オブジェクトへのアクセスを提供します。このクラスは継承できません。
SqlContext データ型で公開されるメンバを以下の表に示します。

名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | IsAvailable | 呼び出し元コードを SQL Server 内で実行するかどうかと、コンテキスト接続にアクセスできるかどうかを示します。 |
![]() | Pipe | 呼び出し元が、結果セット、メッセージ、およびコマンドの実行結果をクライアントに送り返すことを可能にするパイプ オブジェクトを取得します。 |
![]() | TriggerContext | 呼び出し元に、トリガの発生源に関する情報と、更新された列のマップを提供するトリガ コンテキストを取得します。 |
![]() | WindowsIdentity | 呼び出し元の Microsoft Windows ID。 |

名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | Equals | オーバーロードされます。 2 つの Object インスタンスが等しいかどうかを判断します。 (Object から継承されます。) |
![]() | GetHashCode | 特定の型のハッシュ関数として機能します。GetHashCode は、ハッシュ アルゴリズムや、ハッシュ テーブルのようなデータ構造での使用に適しています。 (Object から継承されます。) |
![]() | GetType | 現在のインスタンスの Type を取得します。 (Object から継承されます。) |
![]() | ReferenceEquals | 指定した複数の Object インスタンスが同一かどうかを判断します。 (Object から継承されます。) |
![]() | ToString | 現在の Object を表す String を返します。 (Object から継承されます。) |

名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | Finalize | Object がガベージ コレクションにより収集される前に、その Object がリソースを解放し、その他のクリーンアップ操作を実行できるようにします。 (Object から継承されます。) |
![]() | MemberwiseClone | 現在の Object の簡易コピーを作成します。 (Object から継承されます。) |

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