STS-30とは? わかりやすく解説

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STS-30

分類:スペースシャトル


名称:STS-30
オービター名称:アトランティス
打ち上げ国名機関:アメリカ/アメリカ航空宇宙局(NASA)
打ち上げ年月日:1989年5月4日
着陸年月日:1989年5月8日
宇宙飛行士:デビッド・ウォーカー/ロナルド・グレイブ/ノーマン・サガード/メリー・クリーブ/マーク・C・リー
飛行時間:96時間59

STS-30のアトランティス金星探査マゼランシャトルから放出し金星向けて送りだしました
マゼラン当時NASA11年ぶりに打ち上げた惑星探査機で、金星表面こまかな画像をとらえるために、それまで探査機の約10倍(100m)の解像力を持つ超高性能レーダーそなえていましたアトランティス打ち上げられてから6時14分後、金星探査マゼランシャトルから放出されました。地球からの電波信号マゼランロケットエンジン点火されマゼラン金星旅立ちました
また、このときのアトランティスには日本製家庭用ビデオカメラ持ちこまれ、地球映像撮影するのに使われています。NASAによると、すばらし映像撮れたとのことです。

1.どんな形をして、どのような性能持っている
スペースシャトル・アトランティスは、オービター(軌道船)と呼ばれる有人宇宙船(アトランティス)と、それを打ち上げるための固体燃料ブースターロケット2基、液体燃料入れてある外部タンクからなっています。全体長さは56m、高さ23m、重さ2,000tで、オービターだけの長さは37m、高さ17m、重さ85tです。外部タンク使い捨てですが、オービターとブースターロケットはくりかえし使われます。


2.打ち上げ飛行順序はどうなっているの?
ブースターロケットの噴射と、外部タンク液体燃料を使うオービター噴射打ち上げます。2分後に、燃料燃えつきたブースターロケットが切り離されパラシュート落下します。8分後、高度250kmから400kmに達したとき外部タンク切り離されオービター軌道修正エンジン地球周回軌道乗りますオービター地球に戻るときは、グライダーのように滑空しながら着陸します

3.宇宙飛行目的は?
金星探査マゼラン打ち上げです。


4.宇宙でどんな活動をし、どのような成果おさめたの?
金星探査マゼラン金星向けて送りだしました

参考文献:「Newton Collection II 宇宙開発竹内 均監修(教育社)、「SPACE ATLAS 宇宙のすべてがわかる本」河島監修/三品隆司・著(PHP研究所)、朝日新聞縮刷版 平成元年5月



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