SDアプリケーションフォーマット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 19:49 UTC 版)
「SDメモリーカード」の記事における「SDアプリケーションフォーマット」の解説
各種用途に合わせたSD規格が制定されている。 SD-Audio SDカードに備わっているCPRMを利用して対応する音声ファイルを暗号化する、著作権保護を目的としたフォーマット。 詳細は「SD-Audio」を参照 SD-Video SDメモリーカード用フォーマットの一種で動画記録の規格。利用可能な動画像圧縮方式はMPEG-2とMPEG-4。CPRM対応。 SD-Video ISDB-T Mobile Video Profile ワンセグチューナーを内蔵し番組録画に対応した携帯電話機の登場にあわせて2005年(平成17年) - 2006年(平成18年)頃に策定された規格であり、ISDB-Tで受信した番組をH.264方式でストリーミングに記録する。 ワンセグ放送そのものにスクランブルは施されていないが、基本的にチューナー側でCPRMを被せて録画するため、チューナー内蔵・接続の機器(携帯電話機やPCなど)の内部記憶媒体に録画・作成したファイルを、SDなどのリムーバブルメディア間でコピー・ムーブする際は、DVDレコーダーと同様に、録画機器本体の操作またはワンセグチューナーや携帯電話機に付属する対応PCアプリケーション等の正当な方法で行わないと再生できなくなる。2008年(平成20年)頃からダビング10に対応したワンセグチューナーや携帯電話機が市販されるようになった(→ワンセグ参照)。 その他SD規格 SD-Binding - SDカード対応機器の固有データと結びつけた、著作権やプライバシーの保護規格。 SD-Image - 静止画記録用であるが、デジタルカメラ以外の用途を想定。サポートする主なフォーマットについては、静止画はBMP、GIF (87a, 89a)、JPEG (JFIF)、JPEG (Exif)、PNG/簡易動画はGIFアニメ (89a)。 SD-Picture - 静止画記録用。主な用途はデジタルカメラ。サポートするフォーマットはDCF (Exif) 必須。 SD-Map SD-pDocument - 印刷分野やFAX用。TEXT対応。 SD-ePublish - 電子ドキュメント対応。HTML系対応。 SD-PIM - スケジュールや住所などの個人的な情報管理用。住所録、スケジュール、メッセージ、メモ、ブックマークなど対応。 SD-Sound - 電子音源データ利用の音楽再生用。主な用途は電話、カラオケなど。サポートするフォーマットMIDI Files必須。 SD-Voice - 音声記録用。主な用途はICレコーダーや携帯電話など。サポートする主なフォーマットはG.726、AMR。 など。 また、PRO CARDと呼ばれるパナソニックの独自規格カードがあり、同社製の業務用高機能電子レンジ(マイクロウェーブ解凍機・マイクロウェーブコンベクションオーブンなど)でメニューを記憶させる専用のカードである。これらの機器に市販のカードは使用できない。
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