SDエイバル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/14 02:26 UTC 版)
SDエイバル | |||
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原語表記 | Sociedad Deportiva Eibar, S.A.D. | ||
愛称 |
Armagiñak / Los Armeros (The Gunsmiths) Azulgranas (blue-and-carmines) | ||
クラブカラー |
青 赤紫 | ||
創設年 | 1940年 | ||
所属リーグ | セグンダ・ディビシオン | ||
所属ディビジョン | 2部(2024–25) | ||
ホームタウン |
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ホームスタジアム |
![]() エスタディオ・ムニシパル・デ・イプルーア | ||
収容人数 | 8,164[1] | ||
代表者 |
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監督 |
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公式サイト | 公式サイト | ||
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■テンプレート(■ノート)■サッカークラブPJ |
SDエイバル(スペイン語: Sociedad Deportiva Eibar, バスク語: Eibar Kirol Elkartea)は、バスク州ギプスコア県エイバルを本拠地とするスペインのサッカークラブ。2024-25シーズンはセグンダ・ディビシオン所属。
1940年11月30日創設。クラレット(ワイン色/濃赤紫色)と青色のシャツ、青色のパンツを着用する。8,164人収容のエスタディオ・ムニシパル・デ・イプルーアをホームスタジアムとしている。SDウエスカがプリメーラ・ディビシオンに昇格するまでは、プリメーラ最小規模のクラブだった[2][3]。
また、エイバルはサッカークラブでは唯一、UNE-EN-ISO 9001 (品質管理システム) を持つクラブでもある[4]。
歴史
1940年11月30日、デポルティーボ・ガジョとウニオン・デポルティーバ・エイバレーサが合併し、エイバルFC(Eibar Fútbol Club)が創設された。その後名称がSDエイバル(Sociedad Deportiva Eibar)に変更された。1943-44シーズンにフルタイムのサッカークラブとして再編成された。1950年にリーガ・エスパニョーラ(全国選手権)のテルセーラ・ディビシオン(当時3部相当)に昇格し、3シーズン後の1953年にセグンダ・ディビシオン(2部)に昇格した。5シーズン後にテルセーラ・ディビシオンに降格すると、その後の28シーズンのうち25シーズンをテルセーラ・ディビシオンで過ごした。1977年にはセグンダ・ディビシオンB(現3部相当)が創設された。1988年、再びセグンダ・ディビシオンに昇格した。
2005-06シーズン終了後にセグンダ・ディビシオンBに降格したが、すぐにセグンダ・ディビシオンBで優勝し、昇格プレーオフではCEルスピタレートやラージョ・バジェカーノに勝利して1シーズンでのセグンダ・ディビシオン返り咲きを決めた。2012-13シーズンのコパ・デル・レイ・ラウンド32では同じバスク州に本拠地を置くアスレティック・ビルバオと対戦し、ホームでは0-0、エスタディオ・サン・マメスで1-1と引き分け、アウェーゴール差で勝ち上がりを決めた。貴重な得点を決めたのはアスレティックの下部組織出身のミケル・アルアバレーナであり、指揮を執っていたのはガイスカ・ガリターノ監督である[5]。同シーズンのリーグ戦ではセグンダ・ディビシオンBのグループ2を2位で終え、昇格プレーオフではCDアルコジャーノ、レアル・オビエド、ルスピタレートを破ってセグンダ・ディビシオン昇格を決めた。
そして2013-14シーズンはセグンダ・ディビシオンで優勝し、クラブ史上初のプリメーラ・ディビシオン昇格を決めた[6]。
2014-15シーズンは18位に終わり降格であったが、13位のエルチェCFに税金未払いや経営透明性の問題があるとして、スペインプロサッカー機構がセグンダ降格を命じたことでエイバルのプリメーラ残留が決定した[7]。
2015-16シーズンには乾貴士が加入し、2017-18シーズンまで所属(2019-20シーズンに復帰)。同シーズンはラ・リーガ昇格後最高位の9位で終えた。
以降、粘り強い闘いでラ・リーガの座を死守。しかし、2020-21シーズンは2021年に入ってから未勝利の状態が続き、5月16日のバレンシアCF戦に1-4で敗れ、セグンダ降格が決定した[8]。
2024年8月29日、チーム史上3人目の日本人選手となる、橋本拳人の加入が発表された[9]。
タイトル
- セグンダ・ディビシオン:1回
- 2013-14
- セグンダ・ディビシオンB : 3回
- 1987–88, 2006–07, 2010–11
- テルセーラ・ディビシオン : 7回
- 1950–51, 1952–53, 1961–62, 1962–63, 1966–67, 1981–82, 1985–86
過去の成績
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- 7シーズン - プリメーラ・ディビシオン(1部)
- 30シーズン - セグンダ・ディビシオン(2部)
- 7シーズン - セグンダ・ディビシオンB(現3部相当)
- 28シーズン - テルセーラ・ディビシオン(現4部相当)
- 4シーズン - ディビシオネス・レヒオナレス(現5部以下相当、地域リーグ)
現所属メンバー
- 2025年2月14日現在[10]
注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。
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※括弧内の国旗はその他の保有国籍を、星印はEU圏外選手を示す。
- 監督
ローン移籍
- in
注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。
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- out
注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。
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歴代監督
ペリコ・アロンソ 1995-1998
ホセ・マリア・アモロルトゥ 2003-2004
ホセ・ルイス・リベーラ 2004
ホセ・ルイス・メンディリバル 2004-2005
ロベルト・オラーベ 2006
カルロス・ポウソ 2008-2009
ホス・ウリーベ 2009
ガイスカ・ガリターノ 2012-2015
ホセ・ルイス・メンディリバル 2015-2021
ガイスカ・ガリターノ 2021-2023
ホセバ・エチェベリア 2023-
歴代所属選手
GK
マヌエル・アルムニア 2001-2002
ゴルカ・イライソス 2004-2005
イバン・クエジャル 2007-2008
マルコ・ドミトロヴィッチ 2017-2021
DF
アグスティン・ギサソラ 1969-1971
ミゲル・フエンテス 1986-1987
ホセチョ 1999-2000
イニャキ・デスカルガ 1999-2000
アイトール・ロペス・レカルテ 2009
パウロ・オリヴェイラ 2017-2021
MF
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FW
ホセ・エウロヒオ・ガラテ 1963-1965
ホセバ・ジョレンテ 2000-2001
ゴルカ・ブリト 2003-2004, 2006
ホセバ・デル・オルモ 2007-2008
シモーネ・ヴェルディ 2015-2016
武藤嘉紀 2020-2021
脚注
- ^ “El Eibar inicia la próxima semana la reubicación de los abonados para la próxima temporada”. SD Eibar. 16 September 2020閲覧。
- ^ https://qz.com/283391/meet-the-smallest-team-ever-to-play-in-elite-european-soccer/
- ^ “Eibar: La Liga's smallest club still punching above their weight”. スカイスポーツ (19 January 2017). 2021年1月3日閲覧。
- ^ El sistema de calidad de la S.D. Eibar va a ser auditado este fin de semana; Diario Vasco, 2008年5月22日 スペイン語
- ^ El pequeño se come al grande Marca、2012年12月12日
- ^ エイバルがクラブ創設初のリーガ1部昇格 - 2014年5月27日 日刊スポーツ
- ^ リーガ、エルチェに2部降格処分 エイバルが1部残留へ - 2015年6月5日 goal.com
- ^ “エイバルがスペイン1部から初の降格…武藤は“屈辱”の途中交代”. ゲキサカ (2021年5月17日). 2021年5月17日閲覧。
- ^ “Kento Hashimoto, nuevo jugador del Eibar”. SDエイバル公式サイト. 2024年8月30日閲覧。
- ^ “Primer Equipo Squad”. SD Eibar. 2025年2月12日閲覧。
外部リンク
- 公式ウェブサイト
- 公式ウェブサイト
- SDエイバル (sdeibar) - Facebook
- SDエイバル (@sdeibar) - X(旧Twitter)
- SDエイバル (@sdeibar_jp) - X(旧Twitter)
- SDエイバル (@sdeibar) - Instagram
- SDエイバル (@sdeibar) - TikTok
- SDエイバル - YouTubeチャンネル
- Futbolmeによるクラブ紹介
SDエイバル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 08:59 UTC 版)
シーズン終了後に古巣マインツの他、1.FCケルンやFCアウクスブルク、アルミニア・ビーレフェルトなどかつてプレーしていたブンデスリーガのチームが獲得に興味を示していると報じられたが、2020年9月16日にプリメーラ・ディビシオン所属のSDエイバルへ1年間の期限付き移籍が発表された。背番号は「12」。11月30日、第11節のレアル・ベティス戦でラ・リーガ初ゴールを決めブンデスリーガ、プレミアリーグ、ラ・リーガのヨーロッパ3リーグでゴールを奪った初の日本人になった。2021年1月25日、第20節のセルタ・デ・ビーゴ戦でラ・リーガ初アシストを記録。柔らかいタッチの浮き球パスでブライアン・ヒルのゴラッソを演出した。シーズン終盤は負傷のため試合に出場できないことも多く、最終的にチームは最下位に沈みセグンダ・ディビシオン降格が決定。2021年5月26日、エイバルとのレンタル契約終了を発表 。スペイン1年目の公式戦3ゴール2アシストでシーズンを終えた。 2020-21シーズン終了後、所属元のニューカッスルに戻り、7月6日から新シーズンに向けて始動し、プレシーズンマッチにも出場。しかし、その間も移籍の噂が度々浮上し、7月31日にはヴィッセル神戸への加入が決定的になったと報じられた。2021年8月3日、ニューカッスルは双方合意の下に武藤との契約を解消したことを発表。
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