S・R・ナザン
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/25 08:38 UTC 版)
S・R・ナザン S. R. Nathan |
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セッラパン・ラーマナータン(2006年)
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任期 | 1999年9月1日 – 2011年9月1日 |
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出生 | 1924年7月3日![]() |
死去 | 2016年8月22日(92歳没) |
配偶者 | ウルミラ・ウミ・ナンディ |
セッラパン・ラーマナータン(英語: Sellapan Ramanathan、タミル語: செல்லப்பன் ராமநாதன்、1924年7月3日 - 2016年8月22日[1])は、シンガポールの政治家、外交官、公務員、企業家。第6代同国大統領[2]。駐米大使を経て1999年から2011年まで12年間大統領を務めた。S・R・ナザン(英語: S. R. Nathan)とも表記される。
概要
情報機関出身とされる。フリーメイソンのメンバーである。2009年にシンガポールの大統領として初めて国賓訪日し、皇居における歓迎行事、天皇・皇后と会見、宮中晩餐、衆参両議院議長、当時の内閣総理大臣麻生太郎による大統領表敬が行われた[3]。また広島において原爆被害者に面会した初めての外国元首である[4]。
2016年7月に脳梗塞で入院・治療、8月22日死亡。8月25日に安倍晋三首相が安倍昭恵夫人及び岸田文雄外相とともにシンガポール議会を弔問に訪れた。
年譜
- 日本によるシンガポール占領時代、警察に通訳として勤務[5]し、戦後独学でマラヤ大学(当時シンガポールにあった)に入学
- 1954年 マラヤ大学卒業
- 1955年 医療ソーシャルワーカーとして公務員としてのキャリアを開始
- 1966年 外務省に入省
- 1971年 国防省に異動し、安全保障情報部長
- 1973年 三菱重工シンガポール社長を兼務(1986年まで)
- 1974年 シンガポール事件。人質となっていたロイヤル・ダッチ・シェルの従業員の代わりに人質となり、シンガポールからクウェートへ同行する[6]。
- 1979年 外務省に復帰、1982年の退職まで外務事務次官を務める
- 1982年 ストレーツ・タイムズ社長に就任
- 1988年 シンガポール駐マレーシア高等弁務官
- 1991年 シンガポール駐米大使
- 1996年 シンガポール無任所大使および南洋理工大学防衛戦略研究所長
- 1999年 8月18日に無投票でシンガポール共和国大統領選出、9月1日就任
- 2005年 8月18日に無投票で大統領再選
- 2011年 9月1日に大統領退任
- 2016年 7月31日 脳卒中で入院
- 2016年 8月22日逝去
脚注
- ^ “ナザン元シンガポール大統領が死去”. 日本経済新聞. 2016年8月22日閲覧。
- ^ シンガポールの大統領は儀礼的な国家元首で、実権は首相にある。
- ^ https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/21/5/1191855_1097.html
- ^ https://www.mofa.go.jp/mofaj/s_sa/sea2/sg/page4_002253.html
- ^ en:Sellapan Ramanathanより Zuraidah Ibrahim and Lydia Lim (1999年8月22日). “He ran away from home when he was 16” (reprint at Ministry of Education, Singapore). The Straits Times
- ^ ナザン・シンガポール前大統領の逝去に関する安倍総理大臣による弔意メッセージの発出 外務省、2016年8月24日
公職 | ||
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先代 オン・テンチョン |
![]() 第6代:1999年 - 2011年 |
次代 トニー・タン |
「S. R. Nathan」の例文・使い方・用例・文例
- 動物愛護協会 R.S.P.C.A.》.
- 「MS. とは何を表わすのですか」「Manuscript(原稿)を表わします」.
- 湖沼学は本質的には要素で構成された合成科学である…生物学の範囲外にまでも及ぶ−P.S.ウェルチ
- 問題は、非常に用心深い方法でのみ取り扱われた−W.S.ホワイト
- たとえ、彼らが好きでなかったとしても、彼は礼儀正しくあるべきだった−W.S.モーガン
- 使い古された詩の方法における迂言的研究/容赦ない格闘に、一人をまだ残すこと/言葉と意味の−T.S.エリオット
- 最高天の不合理にまで善意の不適当さ−M.S.ドーキン
- 息子の善意の努力は、父親の取り巻きたちに奇妙なよそよそしい印象を投げかけた−S.W.モーム
- 彼がどれくらい傲慢かという見当もつかない−S.V.ベネット
- 大げさな賛辞に、私は応える気力がなくなっていた−W.S.ギルバート
- 感覚とは単純で、分析ができない精神状態である−G.S.ブレット
- 心は真実を見出すために与えられたものではなく、真実を守るために与えられたものである。− T.S.エリオット
- 地球の上にある目と鼻の先の天国または地獄の映像による…悪夢にうなされた−C.S.ルイス
- 幾何学に公理の方式を適用した−S.S.Stevens
- 一元論の学校は全国法則および国際法を統合全体と見なすだろう−J.S.ルーセック
- 簡潔な軍事冗言をする−G.S.パットン
- ナポレオン戦争中の架空の英国の海軍大将で、C.S.フォレスターによって書かれた小説に現れる
- ある日,家庭用ロボット製造会社のU.S.ロボティックス社で,科学者のアルフレッド・ラニング博士(ジェームズ・クロムウェル)が遺体となって発見される。
- スプーナーは,U.S.ロボティックス社の新世代ロボットであるサニーがラニング博士の研究室に隠れているのを見つける。
- 宇宙船U.S.S.エンタープライズ号は補給のため,巨大な宇宙ステーションであるヨークタウン宇宙基地に停泊する。
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