Sの人物評
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/23 13:47 UTC 版)
「中村橋派出所警官殺害事件」の記事における「Sの人物評」の解説
「本好きで何時間でも読み続ける。生真面目で四角四面の所があった」(Sの養父・運転手の男性Z) 「しっかりした子でね。よく勉強していたし、顔を合わせると向こうからあいさつしてくるの。主人とも、近ごろ珍しいいい子だねと話していたのに」(埼玉県戸田市の近所の主婦) 「ビッグコミックの戦争マンガ、『エリア88』が好きでしたね」(高校時代の同級生) 「まぁ、口数は少ないヤツだったけど、頭はよかったよ。理屈っぽくてね、自分の意見と合わないことはしないやつだった」(高校時代の同級生) 「逮捕されたときテレビに映ってたのと同じような、ボーッとした顔の中で異様に殺気だった目つきをすることがありましたね」(高校時代の同級生) 「Sちゃんはちょっと変わってるところが逆に受けていて、お昼に鮭缶を切るのだって、受けてたんですよ。決して人殺しをするような人じゃなかった。自衛隊に行って変わったのでは」(Sに同情的な同級生) 「おとなしかった、という印象です。特定の仲のいい子はいなかったんですが、かといって孤立しているということもありませんでした。しいて言うなら、視界に入らない空気のような存在、です」(高校時代の同級生) 「クラスをリードするだけの力があるのに、それを自覚せず、自分の遊びで満足させるタイプだった」(中学時代の教師) 「とにかく目立たない生徒で、ごくフツウの生徒だった」(高校二年の担任) 「ネクラでちょっと気持ち悪いやつだった」(同級生のおおかたの評) 「おとなしいけれど、変なヤツだなという印象がありましたね。ちょっとほかにないタイプで、アブナイやつって感じ。彼が犯人と分かって、ぼくらは”まさか”と思うより、”あいつなら”と思いましたね」(高校時代の元クラスメート) 「クールなヤツなのに、銃とか武器の話になると異常に饒舌なんだ」(高校時代の同級生) 「礼儀正しい」「優しい感じ」(アパートの住人、アルバイト先の同僚) 「今どきあんな生まじめな男は見たことがない。無口でオートバイだけが趣味と思ってた。それが犯人とは…」「大学に対するコンプレックスがあったようです」「客に対してもわたしに対しても礼儀正しい子でした。まさか、あの子がやったとはね」「だいたい、金目当ての犯行っていうならウチのレジから持っていくんじゃないですか。信頼できるっていうんで、店の鍵も渡してあったんだから…」「テレビでは平然としてフテブテしい印象だったでしょうが、従順ですべてに控え目な男でした。ボクらはボーゼンとしています、とても信じられない」(アルバイト先の店長) 「部屋でジャズ系の音楽を聴いたり、漫画本もたくさんあって『ゴルゴ13』とか、ずいぶん読んでました」「事件の朝に、彼がいなかったので、ひょっとして……と胸騒ぎがしたんですよ。犯人と身長や年齢が似ているし部屋で酒を飲みながら話したとき、表面には出さないが、かなり激しやすい性格だと感じてましたから」「激しやすい性格で犯人と直感した」「大人しい反面、激しやすく、感情の起伏の大きい変わり者」「彼の部屋でいっしょにビールを飲んだこともありますよ。柿のタネをつまみに2〜3本飲んだかな。でも、いわれてるようなコンバットマガジンとかモデルガンとか何もなかったですよ。テレビ、ビデオ、CDがあるくらいで、ネクラな武器マニアなんて感じはまったくありませんでしたね」(アパートの向かいの部屋に住んでいた大学生甲) 「高校を出てまだ二年、社会的な経験もなく、単純で、根はまじめな青年なんだが……」(捜査一課課長) 「ひ弱な少年」(捜査一課殺人事件担当の管理官) 「周りに温かく見守る人がいなかった」(知人の一人)
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